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カテゴリー: 宣教戦略
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日本同盟基督教団の素晴らしさの一つ
日本同盟基督教団の素晴らしさの一つ
私たちが所属している日本同盟基督教団の素晴らしさの一つは、毎年バージョンアップして発行される「祈りのネットワーク」ではないでしょうか。「祈りのネットワーク」によって祈りの絆が深められる時、宣教協力が目に見える形となって前進します。
それぞれの国や地において主イエスに呼び集められ、建てられている地域教会。教師や宣教師たち。各宣教区と国内宣教。バイブルキャンプと国外宣教。神学生と神学教育機関。教団事務所、各部・委員会、そして理事会。互いの尊い働きにおける祈りのリクエストが毎年アップデートされ、「祈りのネットワーク」の中に収録されています。
「わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。
人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、
そういう人は多くの実を結びます。
わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないからです。」
ヨハネ福音書15章5節
上記のみことばのように、互いに委ねられた地において、ぶどうの木である主イエスとの絆を深め、豊かな実を結ぶ枝とされる。さらに互いに祈り合うことによって同労者の絆を深め、日本(Japan)とアジア(Asia)と世界(World)に一緒に出て行き、仕える僕(Servant)となる。そしてすべての栄光が、神にのみ帰される。そのために「祈りのネットワーク」は、非常に具体的な助けと力になる小冊子です。
今年はぜひ一人一冊「祈りのネットワーク」をお求めくださり、日々の祈りの中で用いてくだされば感謝です。
野町真理(杉戸キリスト教会牧師・国外宣教委員)
東日本大震災が起こってからちょうど4ヶ月
東日本大震災が起こってから、ちょうど4ヶ月が経った。
今日持たれた教師会の中で、既存のキリスト教会が牧師を招聘する際に、「即戦力」を求める傾向が強くなっているということが話題の中で語られた。
「即戦力」、つまり訓練や準備をしなくてもすぐに使える戦力。実はこの言葉こそ、3月11日に起こった東日本大震災が明らかにした、この国の問題の本質を、見事に言い当てた言葉ではないかと私は思う。
学校の教職員、会社の社員、国会の議員、病院の医師や看護士、福祉施設の介護士、そしてキリスト教会の教職者。
いかなる職業においても、即戦力を第一とした人材育成が行われる時、互いの未熟さの故に、必要以上の失敗、ミス、トラブルが多発し、大きな人災に至る。
しかし熟練した働き人であるならだれでも、数えきれないほど多くの失敗を犯し、多くの方々に多大な迷惑をかけ、多くの方々に本当にお世話になり、長い時間をかけてじっくりと育てられてきたはずだ。
かつてお山の大将であった荒削りの岩は、大河の流れの中で、ゆったりとした時間の中で、上流から中流、中流から下流へと下り、そして丸いきれいな石に変えられるのだ。
あなたもそのようにして育てられたからこそ今のあなたがあるはず。
これ以上、必要以上の被害者を出さないために、「即戦力」という言葉の持つ魅力にだまされないでほしい。
そしてあなたが受けてきたそのように、忍耐と寛容と親切をもって、後輩を、次世代の人材を、決して見捨てずに、すぐに見切らずに、暖かく育てることに携わっていだきたい。