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「神の痛みの神学」のキリスト中心的理解 -キリスト者の生活における苦難の積極的意味を求めて-
1999年度 東海聖書神学塾 卒業論文
「神の痛みの神学」のキリスト中心的理解
-キリスト者の生活における苦難の積極的意味を求めて-
A graduation thesis of Tokai Theological Seminary in 1999
The Christ-centric understanding of
“Theology of the Pain of God”
-Seeking positive meaning of the pain in Christian life-
教職志願者コース4年 野町 真理
(所属教会:日本同盟基督教団・豊橋ホサナキリスト教会)
受難週の受難日に
受難週の受難日に
今日は受難週の金曜日。イエス・キリストが、私の罪のために十字架で死んでくださったことを覚える受難日。良い金曜日だから、英語ではグッド・フライデーと言う。1年365日、毎日十字架を覚えるが、特に受難日は、改めて十字架を覚える特別な日。
棕櫚の主日と呼ばれる日曜日から始まる受難週。その死に至る苦しみは、金曜日の午後に終わる。金曜日の朝9時頃に十字架に磔にされたイエス様は、午後3時頃に息を引き取られる。降誕から始まった受難の日々。しかし死に至る苦しみは、永遠には続かない。
古くからの信仰告白である使徒信条には、「ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ、よみに下り、三日目に死人の内よりよみがえり」とある。イエス様は、死に至る苦しみの後もなお、私の身代わりに地獄の苦しみを味わってくださったことを覚える。そのようにして、永遠の苦しみのかわりに永遠のいのちを与えてくださったイエス・キリストに、心から感謝します。
受難日に、十字架上のイエス・キリストの7つの言葉を覚える。
① 「父よ、彼らをお赦しください。彼らは、自分が何をしているのかが分かっていないのです。」(ルカの福音書23:34)
② 「まことに、あなたに言います。あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます。」(ルカの福音書 23:43)
③ イエスは、母とそばに立っている愛する弟子を見て、母に「女の方、ご覧なさい。あなたの息子です」と言われた。それから、その弟子に「ご覧なさい。あなたの母です」と言われた。(ヨハネの福音書 19:26-27 )
④ 三時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。(マタイの福音書 27:46 )
そして三時に、イエスは大声で叫ばれた。「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。」訳すと「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。(マルコの福音書 15:34 )
⑤それから、イエスはすべてのことが完了したのを知ると、聖書が成就するために、「わたしは渇く」と言われた。(ヨハネの福音書 19:28)
⑥ イエスは酸いぶどう酒を受けると、「完了した」と言われた。(ヨハネの福音書 19:30)
⑦ イエスは大声で叫ばれた。「父よ、わたしの霊をあなたの御手にゆだねます。」こう言って、息を引き取られた。(ルカの福音書23:46)
終末論について
終末論について
最近は地震も増え、戦争も増え、人々は争い合っていて、イエス様が仰っている通りに進んでいるように見えるので、み言葉を読んでいて恐れを強く感じてしまう時もあります。そんな中で、大患難時代の前に「携挙」があると信じることができれば、大変安心できるのですが・・・?
まさに今は産みの苦しみの時で、聖書が預言していることが次々に起こっています。そして大患難の前に携挙があってほしいと願います。
でもイエス様は、一人でも多くの人を天国に招きたいお方です。ですから、この地上において私にしかできないことがなくなるまでは、あるいは私にしか届けない人がいなくなるまでは、携挙も天に召されることもないと考えています。
どうしても翻弄されやすいのですが、聖書に書かれている以上の大変なことは起こらないし、イエス様は勝利者として今も生きて働いておられますし、わからないこともたくさんありますが、すべてを主の御手におゆだねしつつ、今日もイエス様と共に歩みましょう。まずはウクライナの地で、戦争が止みますようにと願います。
主イエス様の平安と喜びが豊かにありますように。
LOVE SUGITO RADIO 2020-06-11 苦しみの意味
LOVE SUGITO RADIOは、杉戸キリスト教会の「のまちゃん牧師」によるラジオです。杉戸町に関すること、聖書に関すること等について話しています。杉戸町と宮代町を愛するラジオです。33回目の配信。今日有志の学び会で共に学んだ内容をシェアします。洗礼を受けたあなたのために『信仰生活』ユースのための受洗後テキストより、Lesson 14 苦しみの意味。テキストは以下のページからPDF版をダウンロード可能です。
https://www.edu-domei.net/教会教育部/テキスト一覧/教会員向けテキスト/#teens-faith
逆説の10ヵ条 (The Paradoxical Commandments)
逆説の10ヵ条 (The Paradoxical Commandments)
1. 人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。それでもなお、人を愛しなさい。(People are illogical, unreasonable, and self-centered. Love them anyway.)
2. 何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。それでもなお、良いことをしなさい。(If you do good, people will accuse you of selfish ulterior motives. Do good anyway.)
3. 成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。それでもなお、成功しなさい。(If you are successful, you will win false friends and true enemies. Succeed anyway.)
4. 今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。それでもなお、良いことをしなさい。(The good you do today will be forgotten tomorrow. Do good anyway.)
5. 正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。(Honesty and frankness make you vulnerable. Be honest and frank anyway.)
6. 最大の考えをもった最も大きな男女は、最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落とされるかもしれない。それでもなお、大きな考えをもちなさい。(The biggest men and women with the biggest ideas can be shot down by the smallest men and women with the smallest minds. Think big anyway.)
7. 人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。それでもなお、弱者のために戦いなさい。(People favor underdogs but follow only top dogs. Fight for a few underdogs anyway.)
8. 何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。それでもなお、築きあげなさい。(What you spend years building may be destroyed overnight. Build anyway.)
9. 人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。それでもなお、人を助けなさい。(People really need help but may attack you if you do help them. Help people anyway.)
10. 世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。(Give the world the best you have and you’ll get kicked in the teeth. Give the world the best you have anyway.)
by ケント・M・キース
礼拝メッセージ「苦しみの意味」ローマ18
礼拝メッセージ「苦しみの意味」ローマ18(クリックで聴けます)
聖書箇所:ローマ人への手紙8章18ー25節
18 今の時のいろいろの苦しみは、将来私たちに
啓示されようとしている栄光に比べれば、
取るに足りないものと私は考えます。
19 被造物も、切実な思いで神の子どもたちの現れを
待ち望んでいるのです。
20 それは、被造物が虚無に服したのが自分の意志ではなく、
服従させた方によるのであって、望みがあるからです。
21 被造物自体も、滅びの束縛から解放され、
神の子どもたちの栄光の自由の中に入れられます。
22 私たちは、被造物全体が今に至るまで、
ともにうめきともに産みの苦しみをしていることを知っています。
23 そればかりでなく、御霊の初穂をいただいている私たち自身も、
心の中でうめきながら、子にしていただくこと、
すなわち、私たちのからだの贖われることを待ち望んでいます。
24 私たちは、この望みによって救われているのです。
目に見える望みは、望みではありません。
だれでも目で見ていることを、どうしてさらに望むでしょう。
25 もしまだ見ていないものを望んでいるのなら、
私たちは、忍耐をもって熱心に待ちます。
ローマ人への手紙8章18-25節
パウロは福音信仰の山頂で語ります。私たち人間だけでなく、神に造られた被造物全体、すなわち宇宙全体が苦しんでいる。今の時のいろいろな苦しみは、産みの苦しみである。苦しみがもたらすものに目を向けるなら、苦しみが取るに足らないものに見えてくる。苦しみがもたらすもの、それは、神の子どもとしての栄光と自由、私たちのからだの贖いである。