カテゴリー: 祈り PRAYER
ウクライナのための祈りの呼びかけ
ウクライナのための祈りの呼びかけ
「苦しむ人が踏みにじられ、貧しい人が嘆くから、今、わたしは立ち上がる。」
旧約聖書・詩篇12篇5節
私たち日本同盟基督教団は、教団宣教130周年記念宣言において次のように言い表しました。
「私たちは、暴力と抑圧にさいなまれている地に正義と平和が打ち立てられるようにとりなし祈ります。」
今、ウクライナの地がロシアによる軍事侵攻によって暴力にさらされています。私たちは、このような現状を深く憂い、彼の地に正義と平和が打ち立てられることを願いつつ、以下のように祈りを呼びかけます。
ロシア軍による軍事侵攻が即時に中止され、停戦が実現するように。
ロシア軍が撤退し、人々の安全が確保されるように。
ウクライナの秩序が回復し、安心が取り戻されるように。
難民化している人々が必要な保護と支援を受けることができるように。
各国が各々の利害や思惑を越えて、平和のために働きかけることができるように。
混乱に便乗した軽率で迂闊な議論に流されず、誤情報や扇動に惑わされることがないように。
憎悪や復讐の連鎖が増幅することのないように。
核兵器による威嚇とその使用が絶対に封じられるように。
平和を求める私たちの祈りに主が答えてくださるように。
主が立ち上がり、御手を動かしてくださるように。
「主は地の果てまでも戦いをやめさせる。」
旧約聖書・詩篇46篇9節
2022年3月1日
日本同盟基督教団理事会
理事長 朝岡 勝
独ソ戦 絶滅戦争の惨禍
今ロシアがウクライナへ侵攻している理由を理解するためには、少なくともこの本を読む必要がある。
「これは絶滅戦争なのだ」。ヒトラーがそう断言したとき、ドイツとソ連との血で血を洗う皆殺しの闘争が始まった。想像を絶する独ソ戦の惨禍。軍事作戦の進行を追うだけでは、この戦いが顕現させた生き地獄を見過ごすことになるだろう。歴史修正主義の歪曲を正し、現代の野蛮とも呼ぶべき戦争の本質をえぐり出す。
東部総合計画は、戦争終結後の最初の四半世紀において、ポーランド、バルト三国、ソ連西部地域の住民3100万人をシベリアに追放し、死に至らしめると定めていた。一方、残された「ドイツ化」できない住民1400万人は、「民族の境界線」を数千キロ東方へ動かす任にあたるゲルマン植民者のために、奴隷労働に従事することになる。p93
対ソ戦を知らされたバッケが立案したのは、占領したソ連から食糧を収奪し、住民を餓え死にさせてでも、ドイツ国民、なかんずく国防軍の将兵に十分な食糧を与えるとする「餓死計画」と通称される構想だった。彼の推定するところによれば、そうした政策を取れば、現地住民から3000万人の餓死者が出るとされていた。p94
オリバー・ストーン監督の映画「Ukraine on Fire」
「プラトーン」のオリバー・ストーン監督が制作した映画「Ukraine on Fire(ウクライナ・オン・ファイアー)」が、紆余曲折を経てYouTubeで視聴可能となっている。年齢制限があり、YouTubeからしか視聴できないが、英語字幕を利用しながら無料で見ることができる。なぜ今ロシアがウクライナに侵攻しているのか、その理由を知るために、ぜひ多くの方に見てほしい。以下のリンクから視聴可能。
3.11
主イエス・キリストの父なる神さま。
今日は2022年3月11日です。
あの東日本大震災から、11年目を迎えました。
大切な方や大切なものを失われた方に、
あなたの慰めと支え、希望と生きる力をお与えください。
そして、自分の日常生活がすなわち遺言であるような、そんな確かなあゆみができますように。
主イエス・キリストのお名前によって祈ります。
アーメン。
どうしたら娘は助かったのか?
神はなぜ戦争をお許しになるのか
殺されそうな時、神様を信頼すれば救われる?
人生の旅を聖書とともに
実行委員として宣教130周年記念大会に参加して
実行委員として宣教130周年記念大会に参加して
杉戸キリスト教会牧師 野町 真理(のまちしんり)
東京オリンピックとパラリンピックが行われ、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るった2021年の9月23日。日本同盟基督教団の宣教130周年記念大会がリモートで開催された。直前に突貫作業もあったが、無事終了した。大会を終えた奉仕者たちが、教団事務所で感謝の祈りを捧げた。そして一人の理事が、祈りの途中で言葉を詰まらせた。「あの最初の15名の宣教師たちが、130年後の、今のこの日本同盟基督教団の姿を見たら・・・」
130年前に日本に遣わされた15名の宣教師たちは、それぞれ一粒の麦として地に落ちて死んだ。そして130年後の今、261の教会と435名の教師、そして11,965名の教会員で構成される日本同盟基督教団が芽生え育ち、世界宣教を試みている。ある人たちは言う。「日本は泥沼だ。宣教師の墓場だ。いくら福音宣教をしても無駄だ。」そのような言葉は真っ赤な嘘だ。
コロナに翻弄される3年目を迎え、私たちは今、それぞれ厳しい状況に置かれているかもしれない。しかし、これまでの130年の足跡を振り返り、主にある労苦が決して無駄ではないことを覚えよう。そして聖書に基づいて、130年後の日本同盟基督教団の姿をイメージしながら、日本とアジアと世界に仕える僕として、十字架のもとに力を合わせ、今できるベストを尽くして歩みたい。
収穫の主イエスは言われる。『収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫の主に、働き手を送ってくださるように祈りなさい。』(マタイの福音書9章37−38節)