結婚20周年の感謝

結婚20周年の感謝

1999年の3月。私がまだ28歳で東海聖書神学塾・教職志願者コースの最終学年になる春に、愛知県で結婚に導かれた。あれからもう20年。私にとって最良の妻を、聖書の約束どおり備えてくださっていた主なる神さまに心から感謝します!

かたくり

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SUGITO GOSPEL CAFE(杉戸福音喫茶)

お知らせ

今週金曜3月15日の福音喫茶は19:30からOPENします!

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杉戸キリスト教会地図2016


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宝島 HERO’s ISLAND を読んで

宝島 真藤順丈

宝島 HERO’s ISLAND を読んで

日本同盟基督教団・杉戸キリスト教会牧師  野町 真理

宝島と聞くと、スティーブンソンのトレジャー・アイランドの方を思い浮かべる方が多いかと思う。けれどもこの宝島は、ヒーローズ・アイランドの方だ。第160回直木賞を見事に受賞した、真藤順丈さんの書いた小説・宝島。英語のタイトルはHERO’s ISLANDとなっている。

この本を読むきっかけは、先日の杉戸・宮代・幸手地域牧師会で聞いた、「ぜひ読んで感想を聞かせてほしい」というM先生の言葉だった。宝島は、M先生が牧師として奉仕している教会の沖縄出身のメンバーが、この本を読んで感想を聞かせてほしいと願った本であり、直木賞を受賞したのにニュースではあまり取り上げられなかった本でもある。すでにM先生は読み終わっているのだが、沖縄出身のメンバーに、感想を述べることができないでいるとのこと。それで「ぜひ読んで感想を聞かせてほしい」とのことだった。

さっそく本を手に入れて読み始めた。以下あまりネタバレにならないように記したい。立ち読みできないほど分厚い本なのだが、グイグイと引き込まれ、あっという間に読み終えてしまった。さて感想であるが、あえて一言で言うと、「今、日本という島国に住んでいるなら、国籍に関わらず、必ず読まなければならない一冊。」という言葉がふさわしいかと思う。

小説であるから、もちろん登場人物や全体的な構成など、かなり脚色されている。けれども、1952年から1972年までの20年間に、沖縄という島で実際に起こった様々な出来事や事件を織り込んで、物語は展開していく。沖縄という島に住む人たちが、歴史の中でどんな歩みを強いられ続けているのか。夜明けを来世よりも遠くに感じながら、どんなふうに生きてきたのか。何を宝にしてきたのか。沖縄を一度も訪れたことがなく、心のどこかで、いつか行きたい観光地のように考えていた私は、頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けた。講談社から出版された541頁の大作。税別で1850円は安いと思う。

What A Beautiful Name – Hillsong Worship