音楽を奏でることの意味や音楽が果たす役割について

浜田省吾のツアー「ON THE ROAD 2011 “The Last Weekend”」は、史上希に見るツアーだった。それは、2011年に起きた人類史に残る悲劇的な出来事に起因していたことは言うまでもない。こんな時に音楽なんかやっていて良いのか、という空気も経験したことのないものだったし、そうだったからこそ、音楽を奏でることの意味や音楽が果たす役割、コンサート、あるいはツアーという形が、観客やスタッフも含めたチームワークの産物であることも再確認させられた。  田家秀樹著「僕と彼女と週末に」あとがきより

人間が音楽を奏でることの意味や音楽が果たす役割。それは次の言葉に要約されているかもしれない。

いつか子ども達に この時代を伝えたい
どんなふうに人が 希望(ゆめ)をつないできたか
One day I want to tell the children about this era,
How hope was passed on through mankind.
by Shogo Hamada

「ON THE ROAD 2011 “The Last Weekend”」ツアーDVDの最後に、”Dedicated to J.”と書かれていることも興味深い。

神よ。立ち上がって地をさばいてください!

神よ。立ち上がって地をさばいてください! 詩篇82篇より(祈祷会ノート)

いつの時代でも、悪者と不正な裁判官が手を取り合うと、弱い者、みなしご、悩む者、貧しい者の利権が認められなくなる。そして弱い者や貧しい者は、強い者や富んでいる者の食い物にされる。

弱肉強食や格差社会がカネで正当化され、企業や国家から人間性や倫理が失われる時、弱者の望みはすべて絶たれる。

しかし神は今も生きておられ、弱い者、みなしご、悩む者、貧しい者の味方として立ち上がってくださる。弱者の望みは、すべて神にかかっている。

神への祈りこそ、あらゆるデモ(デモンストレーション)に勝って豊かに実を結ぶ、攻撃的かつ効果的なアクションである。

私たちは、今も生きておられ、弱い者、みなしご、悩む者、貧しい者の味方として立ち上がってくださる神に、今こそ祈りをもって訴えよう!

ルポ貧困大国アメリカ

格差社会、ワーキングプアが、いかに戦争と巧みに結びついているのかを暴いた良書です。アメリカの後追いをしている日本にも、その魔の手が伸びています。

以下、本文より引用。

「もはや徴兵制など必要ないのです」

「政府は格差を拡大する政策を次々に打ち出すだけでいいのです。経済的に追いつめられた国民は、黙っていてもイデオロギーのためではなく生活苦から戦争に行ってくれますから。ある者は兵士として、またある者は戦争請負会社の派遣社員として、巨大な利益を生み出す戦争ビジネスを支えてくれるのです。大企業は潤い、政府の中枢にいる人間たちをその資金力でバックアップする。これは国境を超えた巨大なゲームなのです」