勝利者 ギター弾き語り賛美

エリア80と88

ツーリングマップルRを使ってバイク旅を楽しんでいる。埼玉に住んでいるので、主に関東甲信越の地図を用いる。INDEXのエリア索引図には、1番から116番までのエリアがあるが、バイクで走ったエリアは順番に鉛筆で黒く塗りつぶしている。

毎回関東を中心に、高速道路を使わずに日帰りできるツーリングを計画して走っているが、ずっと黒く塗りつぶせていないエリアが2つあった。それがエリア80と88。尾瀬と奥只見湖のエリア。そこには福島県と新潟県の県境を跨ぐ国道352号がある。南会津町、檜枝岐(ひのえまた)村、そして魚沼市へと続く豪雪地帯を貫く国道で、11月中旬から6月中旬ぐらいまで長い冬期閉鎖になる。

エリア80と88

エリア80 尾瀬

エリア88 奥只見湖

セブンイレブン那須関谷店駐車場にて

道の駅 たじまにて 南会津MAP

以前に福島側から車で走ったことが一度ある。かなりの酷道であったが、奥只見湖の銀山平からは、シルバーラインという長いトンネルを利用できたので、だいぶ楽だった。樹海ラインと呼ばれるに相応しい、尾瀬北部にひろがるほとんど手付かずの風景が忘れられない。

荒沢岳の雪渓

mountain streams

屏風岩にて

屏風岩

IMG_4166

尾瀬檜枝岐温泉

しかし二輪の場合はシルバーラインが使えない。シルバーラインは全線二輪車通行禁止なのだ。そうすると奥只見湖のレイクサイドにあるくねくね道を、延々と走り続けて銀山平に出た後、日本屈指の峠越えルートと書かれた枝折峠を越えることになる。1.5車線の断崖絶壁に沿った酷道352号のコンプリートコースとなる。

尾瀬をハート型にぐるっと囲んで、反時計周りに周回する全行程約500キロメートルのコース。高速道路を使わないため、国道352号までの往路には国道4号バイパスと400号を、復路には17号と125号、そして4号を用いる。休憩時間を入れると、12時間以上のロングツーリングとなる。

ロングツーリングにとって、最も大切なことは、疲れにくいこと。この条件を満たすのは、身の丈にあったバイク。私にとっては、250ccという排気量のバイクがちょうどいい。それから、低速トルクがしっかりあって、頻繁にギアチェンジして高回転をキープしなくても走れるバイク。さらに金持ちでもないので、車両価格、燃費、維持費など含めてお財布に優しいバイク。そうすると、SUZUKIのGSX250Rという私にとってすべての条件を満たすバイクにたどり着いた。本当にこのバイクは疲れない。だから気がつくと数百キロ、無理せず走ることができる。

GSX250Rの燃費について
あまり引っ張らずにトップギア(6速)まで上げて、50km/h〜80km/hで巡航すると、1リッターで35km前後は走ることができる。信号のない道などをのんびり走り続けると、1リッターで40kmという平均燃費をマークしたこともある。

GSX250Rの安定性について
このバイク、250ccにしては車重が少し重い。けれどもそれが、絶妙な安定性を生み出している。バイクが苦手とする強風や横風を受けた時、その恩恵は計り知れない。ハンドリングも若干重いが、直進性やコーナリング時の安定性につながっている。コーナリングの際には、力を抜いてゆっくり傾けると、セルフステアがよく効いて、しっかり曲がってくれる。また随所(ハンドルやフットステップなど)に振動を抑える工夫があり、それも疲れないことにつながっている。

バイクの危険性について
身体がほぼ剥き出しの状態で走るバイクは、車と違って事故の際の危険度が極めて高い。車のように身体を守ってくれる車体もシートベルトもエアバッグも、バイクにはない。暑い時に半袖や短パンでバイクに乗る人もいるが、もしもの時のために、フルフェイスのヘルメット、胸部にもプロテクターが入ったバイク用メッシュジャケット、バイク用グローブ、そして膝プロテクター、バイク用ブーツという装備で私は走っている。

・・・続く

尾瀬檜枝岐道の駅にて

国道352号

奥只見湖

照明なしのグミ沢トンネル

銀山平にて

枝折峠にて

魚沼から行く尾瀬周遊観光ルートマップ

道の駅 まえばし赤城から榛名山眺望

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