礼拝メッセージ「だれにも数えきれない人々」

礼拝メッセージ「だれにも数えきれない人々」(クリックで聴けます)

聖書箇所:ヨハネの黙示録7章1ー17節

その後、私は見た。見よ。あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、だれにも数えきれぬほどの大ぜいの群衆が、白い衣を着、しゅろの枝を手に持って、御座と小羊との前に立っていた。彼らは、大声で叫んで言った。「救いは、御座にある私たちの神にあり、小羊にある。」黙示録7章9-10節

日本のようにキリスト者が少数派である国の人たちは、閉塞感に囚われてこう言うかもしれません。「天国には少ない人たちしかいない。天国はとても寂しい場所だ」と。

けれども聖書は、今どんなに教会に集う人たちが少なくても、最終的には世界中のあらゆる国民から、だれにも数えきれない人々が天国に招き入れられている素晴らしい未来を啓示しています。

だれにも数えきれない人々。それは「さあ天を見上げなさい。星を数えることができるならそれを数えなさい。あなたの子孫はこのようになる」と約束されている神のビジョンではないでしょうか。

★「普通の人にイエス・キリストの福音を届け、星の数ほどの人たちと一緒に天国に行く」

これがキリスト教会に呼び集められた私たちに、主なる神が与えてくださっているワクワクするビジョンです。

だれにも数えきれない人々

だれにも数えきれない人々

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杉戸キリスト教会 Sugito Christ Church

東日本大震災後の試行錯誤その1

世界から日本という国を見つめる時、2011年3月11日に起こった東日本大震災の後、今この国が置かれている特異な状況を覚えることができる。

この世界において、原子力発電所における深刻なレベルの大事故は、 アメリカのスリーマイル島原子力発電所(1979年3月28日)、 旧ソビエトのチェルノブイリ原子力発電所(1986年4月26日)、そして日本の福島第一原子力発電所(2011年3月11日)で起こった。

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東京大学アイソトープ総合センターの児玉龍彦教授によると、この5ヶ月あまりで福島の発電所から放出され、風に乗って拡散した放射能の総量は、広島に投下されたタイプの原子爆弾29.6個分(熱量換算)、放出されたウラン量は広島原爆の20個分だという。

さらに、原爆によって放出された放射能の残存量は1年で約1/3に低下するのに対し、原発によって放出された放射能の残存量は1年たっても1/10程度にしか減らないと言われている。

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チェルノブイリと福島を比較すると、放射能で汚染された面積は約半分であるが、そこで生活していた人々の数は2倍から4倍である。 人口密度の高さを考慮するなら、福島はチェルノブイリよりも深刻だと考えられる。
(群馬大学の早川由紀夫教授による「早川由紀夫の火山ブログ」参照)。

追記
<福島第1原発>放出セシウム…広島原爆の168個分
毎日新聞 8月26日(金)22時28分配信

 経済産業省原子力安全・保安院は26日、東京電力福島第1原発1~3号機と広島原爆から、それぞれ大気中に放出された放射性物質の核種ごとの試算値を公表した。セシウム137(半減期約30年)の放出量を単純比較すると、福島第1原発は広島原爆の168.5個分に相当する。

 ◇保安院が試算

 試算値は衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会に提出された。原爆は「原子放射線の影響に関する国連科学委員会2000年報告」、福島第1原発は、6月に国際原子力機関(IAEA)に提出された政府報告書の試算を基に作成された。

 セシウム137の放出量は、福島第1原発1~3号機が1万5000テラベクレル(テラは1兆)に対し、広島原爆は89テラベクレルだった。ストロンチウム90(半減期約29年)は、福島第1原発が140テラベクレルに対し、広島原爆が58テラベクレルで約2・4個分。ヨウ素131(半減期約8日)は、福島第1原発が16万テラベクレル、広島原爆は6万3000テラベクレルで約2・5個分に相当した。

 保安院の森山善範原子力災害対策監は「原子爆弾は一瞬に爆風や熱線、中性子線を放出し、破壊するもので、単純に放出量で比較するのは合理的ではない」と述べた。【足立旬子】

草食系男子から植物男子へのシフトという危機

少し前まで「草食系男子」と「肉食系女子」という表現がなされていましたが、最近は「植物男子」とか「植物系男子」という新語が用いられるほど事態は深刻化しているようです。以下の2冊はその原因と考えられる「環境ホルモン」に関する本です。放射能も未来を脅かすものですが、環境ホルモン汚染もレベル7ぐらいまで来ているかもしれません。

その1:メス化する自然 環境ホルモン汚染の恐怖
    デボラ・キャドバリー著、集英社(1998年)

この本はそのタイトルにあるように、環境ホルモンによって汚染され、地球規模でメス化している自然の危機を訴えている。

環境ホルモンとは、環境中に存在していて女性ホルモン(エストロゲン)と同じ働きをする合成化学物質のことである。環境ホルモンの正式な名称は「内分泌かく乱物質」であり、生物のホルモンシステムをかく乱する。

人間はもちろん、あらゆる生物は、胎児期に環境ホルモンにさらされると、生殖健康(Reproductive Health)に致命的なダメージを受ける。

メスに性転換していく魚、メス同士で巣を作るカモメ、生殖不能になったオスのワニやヒョウ、人間の精子数の激減や子宮内膜症の増加、新生児の性器異常などが世界各国から報告されている・・・。

合成エストロゲンのDESやピル、工業用科学物質のビスフェノールA、殺虫剤のDDTやDDE、PCBやダイオキシン類などなど。本書が書かれた時点で、70種類をこえる化学物質が環境ホルモンとして挙げられている。

科学技術や現代医学に対する警鐘を鳴らしている本書は、進化論の立場ではあるが必見である。

その2:奪われし未来 増補改訂版
シーア・コルボーン、ダイアン・ダマノスキ、
ジョン・ピーターソン・マイヤーズ共著、翔泳社(2001年)

「環境ホルモン」すべてはこの1冊から始まった。子どもの減少や精神異常による人類の退化、化学物質による地球汚染の恐ろしさを具体的に予言した本書は、20世紀の名著と言える。ー柳澤桂子

1926年、R・カーソンは「沈黙の春」のなかで「私たちは母の胎内に宿ったそのその時から化学物質の呪縛のもとにある」と言っている。本書はまさにその呪縛を実証したのだ。ー上遠恵子

平均男性の精子数が50年で半減していたなど、衝撃的事実が推理小説の筆致で語られる。21世紀への最大の警告の書。ー大内照之