礼拝メッセージ「アメイジング・グレイス」ローマ13

礼拝メッセージ「アメイジング・グレイス」ローマ13(クリックで聴けます)

聖書箇所:ローマ人への手紙5章12ー21節

20 律法が入って来たのは、違反が増し加わるためです。しかし、罪の増し加わるところには、恵みも満ちあふれました。
21 それは、罪が死によって支配したように、恵みが、私たちの主イエス・キリストにより、義の賜物によって支配し、永遠のいのちを得させるためなのです。ローマ人への手紙5章20-21節

大変有名な神をほめたたえる歌に、「アメイジング・グレイス」があります。日本語では聖歌229番に「おどろくばかりの」という題で収録されています。歌詞は以下のような内容です。

1、驚くばかりの  恵みなりき
  この身の汚れを 知れる我に

2、恵みは我が身の 恐れを消し
  任する心を   起こさせたり

3、危険をも罠をも 避けえたるは
  恵みの御業と  言う他なし

4、御国に着く朝  いよよ高く
  恵みの御神を  讃えまつらん

かつてイギリスで奴隷船の船長をしていたジョン・ニュートンが、神の驚くばかりの恵みを体験した後、この歌は生まれました。人は恵みによって変えられるのです。

東日本大震災後の試行錯誤その1

世界から日本という国を見つめる時、2011年3月11日に起こった東日本大震災の後、今この国が置かれている特異な状況を覚えることができる。

この世界において、原子力発電所における深刻なレベルの大事故は、 アメリカのスリーマイル島原子力発電所(1979年3月28日)、 旧ソビエトのチェルノブイリ原子力発電所(1986年4月26日)、そして日本の福島第一原子力発電所(2011年3月11日)で起こった。

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東京大学アイソトープ総合センターの児玉龍彦教授によると、この5ヶ月あまりで福島の発電所から放出され、風に乗って拡散した放射能の総量は、広島に投下されたタイプの原子爆弾29.6個分(熱量換算)、放出されたウラン量は広島原爆の20個分だという。

さらに、原爆によって放出された放射能の残存量は1年で約1/3に低下するのに対し、原発によって放出された放射能の残存量は1年たっても1/10程度にしか減らないと言われている。

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チェルノブイリと福島を比較すると、放射能で汚染された面積は約半分であるが、そこで生活していた人々の数は2倍から4倍である。 人口密度の高さを考慮するなら、福島はチェルノブイリよりも深刻だと考えられる。
(群馬大学の早川由紀夫教授による「早川由紀夫の火山ブログ」参照)。

追記
<福島第1原発>放出セシウム…広島原爆の168個分
毎日新聞 8月26日(金)22時28分配信

 経済産業省原子力安全・保安院は26日、東京電力福島第1原発1~3号機と広島原爆から、それぞれ大気中に放出された放射性物質の核種ごとの試算値を公表した。セシウム137(半減期約30年)の放出量を単純比較すると、福島第1原発は広島原爆の168.5個分に相当する。

 ◇保安院が試算

 試算値は衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会に提出された。原爆は「原子放射線の影響に関する国連科学委員会2000年報告」、福島第1原発は、6月に国際原子力機関(IAEA)に提出された政府報告書の試算を基に作成された。

 セシウム137の放出量は、福島第1原発1~3号機が1万5000テラベクレル(テラは1兆)に対し、広島原爆は89テラベクレルだった。ストロンチウム90(半減期約29年)は、福島第1原発が140テラベクレルに対し、広島原爆が58テラベクレルで約2・4個分。ヨウ素131(半減期約8日)は、福島第1原発が16万テラベクレル、広島原爆は6万3000テラベクレルで約2・5個分に相当した。

 保安院の森山善範原子力災害対策監は「原子爆弾は一瞬に爆風や熱線、中性子線を放出し、破壊するもので、単純に放出量で比較するのは合理的ではない」と述べた。【足立旬子】