礼拝メッセージ「ご覧になる神」

礼拝メッセージ「ご覧になる神」

聖書箇所:創世記16章1ー16節

そこで、彼女は自分に語りかけられた主の名を「あなたはエル・ロイ。」と呼んだ。それは、「ご覧になる方のうしろを私が見て、なおもここにいるとは。」と彼女が言ったからである。創世記16:13

アブラム夫婦は、神の約束を信じて旅を続けます。しかし困難な状況の中、再び神を信じきれない弱さが表に出てきます。しかし愛の眼差しをもって、すべてをご覧になる神が、いつでも共におられます。

信仰生活における問題は、神の約束を信じきれない弱さです。約束が与えられていて、そのために祈っているがなかなか答えられない。祈っていても困難な状況が生じてくる。いくら神でもこの状況で約束が現実のものになるとはとても信じられない。信仰の父アブラムにも、何度もそういう時がありました。

かつてアブラムは、不信仰から自分の命だけを守ろうとして大失敗を犯しました。この度は、不信仰から人間的な小細工によって神の約束を成就させようと試みたのです。危機的な状況の中、神の約束を信じきれないアブラムの弱さが、再び家族を一触即発の危険へと導きます。

アブラムを多くの国民の父として選んだ主なる神は、そのような時に、力強い御手をもって介入し、問題を解決してくださる方です。人間的な小細工によってどうしようもなくこじれていく関係の中でも、主は祝福を与え、問題を解決してくださいます。アブラム夫婦が不信仰でも、主はいつも真実と忍耐をもって、一人一人の家族を細やかに導かれるのです。

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礼拝メッセージ「星空散歩」

礼拝メッセージ「星空散歩」

聖書箇所:創世記15章1ー21節

そして、彼を外に連れ出して仰せられた。「さあ、天を見上げなさい。星を数えることができるなら、それを数えなさい。」さらに仰せられた。「あなたの子孫はこのようになる。」彼は主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。創世記15:5-6

私たちを養育するために、主なる神がお用いになる事の一つ。それは、「時間をかけて約束を出来事に至らせる」ということです。

待つという長い時の中、恐れるアブラムを主なる神がご覧になった時、主は幻のうちにアブラムに臨み、力強いみことばをもってアブラムを励まされました。その時アブラムは、率直に不安や不信の思いを主に打ち明けました。

星空の下をアブラムと共に散歩しながら、主は「見上げること」をアブラムに促します。見上げた先からアブラムの目に飛び込んできたもの。それは星屑(スターダスト)でした。天の川をはじめとする、数え切れない星たちが、天には静かに瞬いていたのでした。その壮大なビジョンの中、上記のような約束のことばが語られ、アブラムは主を信じ、主はそれを彼の義と認められたのでした。

信仰義認。信仰によって義と認められるという教えは、16世紀に宗教改革者たちが再発見した真理ですが、ここにはっきりと記されています。

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礼拝メッセージ「新しい勇気と風格」

礼拝メッセージ「新しい勇気と風格」

聖書箇所:創世記14章1ー24節

彼はアブラムを祝福して言った。「祝福を受けよ。アブラム。天と地を造られた方、いと高き神より。あなたの手に、あなたの敵を渡されたいと高き神に、誉れあれ。」アブラムはすべての物の十分の一を彼に与えた。創世記14:19-20

教会は、地上を旅する神の民である以上、蚊帳の外で生きることはできません。悪が現実に存在する地上を旅する限り、艱難や戦争に巻き込まれます。

ソドムに住んでいた自分の親類、おいのロトたちが略奪されたという知らせを聞いた時、新しい勇気を授かったアブラムは、しもべたちを召集して悪に立ち向かいます。そしてアブラムは見事戦いに勝利し、ロトたちを救出したのでした。

その時、シャレムの王であり、いと高き神の祭司、メルキゼデクがアブラムに現れ、上記のような言葉をもってアブラムを祝福しました。アブラムは、神の恵みに応答して、感謝とともにすべての物の十分の一をメルキゼデクに献げました。

ソドムの王は高慢な態度をもってアブラムを迎えましたが、アブラムは風格高き態度をもってソドムの王に応じました。

新しい勇気と風格を与えてくださるアブラハムの神に、賛美と感謝を心から献げましょう。

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礼拝メッセージ「祭壇を築く歩み」

礼拝メッセージ「祭壇を築く歩み」

聖書箇所:創世記13章1ー18節

そこは彼が最初に築いた祭壇の場所である。その所でアブラムは、主の御名によって祈った。創世記13:4

私たちの対応によって、「危機」は「危険」にも「機会」にもなり得ます。「試み」は、「つまずきの石」にも「踏み台」にもなり得るのです。

アブラムは「危機」の時、主なる神に身を避けることをせず、エジプトに身を避けました。それは、「祭壇を築いて神に祈る日常」から離れていたアブラムが犯した、致命的誤りでした。その結果アブラムは恐れに囚われ、旅の仲間である家族親族を「危険」へと導いてしまったのでした。

もしもアブラムが「危機」の時、主なる神に身を避けていたなら、つまり、ネゲブの地でも祭壇を築き、主なる神を信頼し、天を見上げ、主の指示を仰いでいたら、どうだったでしょうか。旅の仲間と一緒に神の栄光を見る「機会」が与えられたことでしょう。

「祭壇を築いて神に祈る日常」こそ、キリスト者の生命線であり、「危機」を「機会」とするための最大の備えです。静まって聖書のみことばに耳を傾けること、天を見上げて祈り叫ぶこと、人生の主導権を神に明け渡すこと、自分自身を神にゆだねて祭壇に献げることが私たちの日常となるように、主イエスの御名によって祈り求めましょう。

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礼拝メッセージ「アブラハムの神」

礼拝メッセージ「アブラハムの神」

聖書箇所:創世記12章1ー20節

しかし、主はアブラムの妻サライのことで、パロと、その家をひどい災害で痛めつけた。創世記12:17

聖書は聖人君子やエリートばかりが登場する偉人伝だと、多くの人が誤解しています。それが聖書を読みたがらない理由の一つでしょう。しかしそうではありません。信仰の父と呼ばれるアブラハム(元の名はアブラム)でさえ、聖人君子やエリートではなく、私たちと同じ普通の人でした。

アブラムは旅の途上で深刻なききんに遭った時、主なる神ではなくエジプトに身を避けました。その時アブラムは、美人の妻のために自分が殺されるかもしれないという恐れに囚われ、妻を妹だと偽りました。アブラムは、自分が助かるためには、妻を犠牲にしてもかまわないと考えて行動したのです。

その結果、アブラムの妻サライは、エジプト王パロの妻として召し入れられます。あなたが女性なら、アブラムの夫になりたいと思いますか?

もし上記のみことばのような、主なる神による助け船がなければ、アブラハム夫妻を通して全世界のすべての国民を祝福するという神の壮大な計画は頓挫していたのです。

天を見上げて、アブラハムの神、アーメンなる神の、力強い真実を覚え、神に賛美をささげましょう。

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オバマ大統領就任式におけるリック・ウォレン牧師の祈り

Rick Warren’s prayer at presidential inauguration
オバマ大統領就任式におけるリック・ウォレン牧師の祈り
(試訳:のまちゃん牧師)

Almighty God, our Father,
全能の神、私たちの父よ!

everything we see, and everything we can’t see,
exists because of you alone.
すべての目に見えるもの、すべての目に見えないものは、
ただあなたによって存在しています。

It all comes from you, it all belongs to you, it all exists for your glory.
すべてはあなたから生じ、すべてはあなたに属し、そしてすべてはあなたの栄光のために存在しています。

History is your story.
歴史はあなたのストーリー(His Story)です。

The Scripture tells us,
“Hear, O Israel, the Lord is our God, the Lord is one.”
聖書は「聞けイスラエル。主は私たちの神、主はお一人である」と語っています。

And you are the compassionate and merciful one.
And you are loving to everyone you have made.
あなたは憐れみ深く慈愛に満ちた一人の神です。
あなたはあなたのお造りになったすべての人々を愛しておられます。

Now today,
we rejoice not only in America’s peaceful transfer of power for the 44th time,
we celebrate a hinge point of history with the inauguration of our first African-American president of the United States.
今日私たちは44回目となるアメリカ権力の穏便な移行ということだけを喜んでいるわけではありません。今私たちは、歴史の転換点となる初のアフリカ系アメリカ人がアメリカ合衆国大統領に就任する式を祝っているのです。

We are so grateful to live in this land, a land of unequaled possibility,
where the son of an African immigrant can rise to the highest level of our leadership.
And we know today that Dr. King and a great cloud of witnesses are shouting in heaven.
私たちはとてもうれしく思います。比類なき可能性に満ちたこの地、
アフリカからの移民の息子が、最も高い指導者になることも可能なこの地に住んでいることを感謝します。
また、今日私たちは知っています。
Dr.M.L.キング牧師と雲のように取り囲んでいる証人たちが、天において喜び叫んでいることを。

Give to our new president, Barack Obama,
the wisdom to lead us with humility,
the courage to lead us with integrity,
the compassion to lead us with generosity.
私たちの新大統領バラク・オバマ氏に、
私たちを謙遜に導く知恵と、
私たちを誠実に導く勇気と、
私たちを寛大に導く思いやりを授けてください。

Bless and protect him, his family,
Vice President Biden, the Cabinet and every one of our freely elected leaders.
彼と彼の家族を祝福し、守ってください。
副大統領のビーデン氏とキャビネットを、
そしてすべての自由に選ばれたリーダーたちを守り祝福してください。

Help us, O God, to remember that we are Americans,
united not by race or religion or blood,
but to our commitment to freedom and justice for all.
神よ私たちを助けてください。私たちアメリカ人は、人種によらず、宗教によらず、血統にもよらず、ただ自由と正義への誓いによって一つとされていることを心に刻むことができるように助けてください。

When we focus on ourselves,
when we fight each other, when we forget you,
forgive us.
私たち自身に目を向ける時、私たちが互いに争う時、私たちがあなたを忘れる時、私たちを赦してください。

When we presume that our greatness
and our prosperity is ours alone,
forgive us.
私たちが高慢にも私たちの偉大さと繁栄が私たちだけのものだと思う時、私たちをお赦しください。

When we fail to treat our fellow human beings and all the earth
with the respect that they deserve,
forgive us.
私たちが人間仲間とこの地球のすべてに対して、受けるにふさわしい尊敬をもって接することができない時、私たちを赦してください。

And as we face these difficult days ahead,
may we have a new birth of clarity in our aims,
responsibility in our actions,
humility in our approaches and civility in our attitudes
– even when we differ.
目の前のとても困難な日々に直面している私たちが、
私たちの目的がより明瞭なものとなる新しい誕生と、
私たちの行動における責任と、
私たちのアプローチにおける謙遜さ、
私たちの態度における礼儀正しさを持つことができますように。
たとえ私たちの間に違いがあったとしても。

Help us to share, to serve and to seek the common good of all.
私たちを助け、分かち合うことができるように、仕えることができるように、
そしてすべての者にとって共通の善を探求することができるようにしてください。

May all people of good will today join together to work for a more just,
a more healthy, and a more prosperous nation and a peaceful planet.
良い志を持っているすべての人々が共に加わり、共に労することができますように。
さらなる義と、さらなる健康と、さらなる国の栄えと平和な地球のために。

And may we never forget that
one day, all nations, and all people, will stand accountable before you.
そして、私たちが決して忘れることがないように。その日、すべての国民が、すべての人々が、あなたの前に立ち、責任を問われ、説明を求められることを。

We now commit our new president and his wife, Michelle,
and his daughters, Malia and Sasha,
into your loving care.
今私たちは、新しい大統領と奥様、娘さんたちをあなたの愛の加護の中に委ねます。

I humbly ask this in the name of the one who changed my life
– Yeshua, Isa, Haisus, Jesus – who taught us to pray:
私は、私の人生を変えてくださった唯一のお方、
祈る時にはこう祈りなさいと教えて下さったイエスの御名によって、
謹んで祈ります(以下主の祈り)。

Our Father, who art in heaven,
hallowed be Thy name.
Thy kingdom come,
thy will be done, on earth as it is in heaven.
Give us this day our daily bread.
And forgive us our trespasses, as we forgive those who trespass against us.
And lead us not into temptation, but deliver us from evil,
for Thine is the kingdom and the power and the glory forever.
Amen.
天にいます、私たちの父よ!
あなたの御名があがめられますように。
あなたの御国が来ますように。
あなたのみこころが、天で行われているように、この地でもなされますように。
私たちの日毎の糧を、今日もお与えください。
私たちの罪をお赦しください。私たちも私たちに罪を犯す者を赦します。
私たちを試みに遭わせないで、悪からお救いください。
国と力と栄えとは、とこしえにあなたのものだからです。
アーメン。

礼拝メッセージ「目的を持って生きる」

礼拝メッセージ「目的を持って生きる」

聖書箇所:ローマ人への手紙2章1ー29節

ですから、すべて他人をさばく人よ。あなたに弁解の余地はありません。あなたは、他人をさばくことによって、自分自身を罪に定めています。さばくあなたが、それと同じことを行なっているからです。ローマ2:1

私たちが犯しやすい過ちの一つは、「自分のことは棚に上げて人の悪口を言う」ということではないでしょうか。それはまるで、他人をさばくことが人生の目的であるかのような、的外れな生き方です。

そのような私たちに、神はみことばをもって厳しく警告しています。

『そのようなことをしている人々をさばきながら、自分で同じことをしている人よ。あなたは、自分は神のさばきを免れるのだとでも思っているのですか。それとも、神の慈愛があなたを悔い改めに導くことも知らないで、その豊かな慈愛と忍耐と寛容とを軽んじているのですか。ところが、あなたは、かたくなさと悔い改めのない心のゆえに、御怒りの日、すなわち、神の正しいさばきの現われる日の御怒りを自分のために積み上げているのです。』

聖書が教えている人生の目的を一言で言うと、『神と隣人を、全身全霊をもって愛する』ということです。それには、まず自分のことを棚から卸し、自分自身を吟味し、そして十字架を見上げていくことが必要です。また、自分の言葉で目的宣言文を書くことも必要です。

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