2022年5月25日の聖書と祈り会メッセージ。
使徒の働き3 ペンテコステ・聖霊降臨祭。
聖書は使徒の働き2章1ー21節。
聴くドラマ聖書はこちらhttps://graceandmercy.or.jp/app/。
資料はこちらhttps://flic.kr/p/2nnH2Y3
「祭」タグアーカイブ
聖霊の祝福をあなたに ペンテコステ・オンライン礼拝2020-05-31
動画(YouTube)によるオンライン礼拝はこちらです。
音声(LOVE SUGITO RADIO)によるオンライン礼拝はこちらです。
式次第は以下の通りです。
2020年 5月31日 第5主日ペンテコステ・オンライン礼拝式・国外宣教デー
前 奏
賛 美 讃美歌501 いのちのみことば
使徒信条
われは天地の造り主、全能の父なる神を信ず。
われはそのひとり子、われらの主、
イエス・キリストを信ず。
主は聖霊によりてやどり、おとめマリヤより
生まれ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、
十字架につけられ、死にて葬られ、よみにくだり、
三日目に死人の内よりよみがえり、天にのぼり、
全能の父なる神の右に座したまえり。かしこより
来たりて生ける者と死ねる者とを裁きたまわん。
われは聖霊を信ず。聖なる公同の教会、
聖徒の交わり、罪のゆるし、からだのよみがえり、
とこしえの命を信ず。アーメン
主の祈り(マタイ福音書6章、ルカ福音書11章参照)
天にましますわれらの父よ。
願わくは御名をあがめさせたまえ。
御国をきたらせたまえ。
みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ。
われらの日用の糧を、今日も与えたまえ。
われらに罪を犯す者を、われらが赦すごとく、
われらの罪をも赦したまえ。
われらを試みにあわせず、
悪より救いいだしたまえ。
国と力と栄えとは、
限りなくなんじのものなればなり。アーメン
祈 り
賛 美 讃美歌499 みたまよくだりて
聖 書 使徒の働き2章1−21節
メッセージ 「聖霊の祝福をあなたに」
賛 美 讃美歌500 みたまなるきよき神
献 金 感謝と献身の告白として
祈 り
頌 栄 讃美歌543 主イエスのめぐみよ
祝 祷
後 奏 主に栄光あれ
報 告 その他
メッセージアウトラインは以下の通りです。
#聖霊の祝福をあなたに
2020年 5月31日 第5主日 ペンテコステ礼拝式・国外宣教デー 杉戸キリスト教会から
聖書:使徒の働き2章1−21節
#結論:ペンテコステの時、神の言葉が出来事となり、誰でも求める者には聖霊が与えられる時代が訪れた。
#導入:ペンテコステ(聖霊降臨まつり)と国外宣教デー
今日はペンテコステです。ペンテコステをキリスト教の立場から日本語に訳しますと、「聖霊降臨まつり」です。主イエス・キリストによって約束されていた聖霊が、降臨、つまり天から降りてこられた。そして、祈り続け、待ち望んでいた弟子たちの上に、ついに聖霊、聖なる神の霊が、力強く臨まれた。
ペンテコステをユダヤ教の立場から日本語に訳しますと、「五旬節」あるいは「7週のまつり」です。旧約聖書に記されていることですが、大麦の収穫の、初穂の束をささげてから50日目。すなわち、過越のまつりの後の最初の日曜日から数えて50日目に祝われるので、五旬節、とか7週の祭。あるいは、初穂の日とも呼ばれている。小麦の収穫の初穂を神に捧げる日。
過越節の後の最初の日曜日、これは、キリスト教の立場で考えるならイースター(イースター:春分の後の最初の満月の日の次の日曜日)。イースターの日曜日から数えて50日目。奇しくも私たち杉戸キリスト教会では、4月12日、イースターの日曜日から集まる礼拝を控え、7週、つまり49日間過ごして参りました。そして今日が50日目!まさにペンテコステ!
復活されたイエス様の約束と導きに聞き従い、エルサレムを離れないで、父の約束、聖霊のバプテスマ、聖霊降臨を求め続けていた人々の祈りが、ついに応えられ、約束の聖霊が降臨された日。一人一人が聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、他国のいろいろなことばで話し始めた日。宣教師泣かせの外国語習得、言葉の壁をゆうゆうと超えて、福音、良き訪れのメッセージが、様々な外国語で語られた日。それがペンテコステに起こった、歴史的出来事。
私たち杉戸キリスト教会が所属する、日本同盟基督教団では、毎年ペンテコステの日を国外宣教デーとして、世界宣教を覚え、宣教師や諸外国のことを覚えます。その理由は、今日の聖書の箇所を見るとよくわかります。
今日の聖書の箇所は、新約聖書の使徒の働き2章、1節から21節。使徒の働き=ルカの福音書の続編。ルカの福音書が上巻で、使徒の働きが下巻。同じルカが、聖霊に導かれて書き記した、イエス・キリストの福音と世界宣教の物語。物語と言っても作り話ではなく実際にあったストーリー。宛先はいずれもテオフィロという名前の方。ルカの福音書はエルサレムに向かう旅。そして使徒の働きは、エルサレムから地の果て、エルサレムから全世界に向かう旅!そしてこの旅は現在進行形!使徒の働きは28章までしか記されていませんが、世界中に植えられたキリスト教会が、29章以降を実際に旅している。ルカは、聖霊の降臨を、特別な意味で、福音の世界宣教の準備、始まりと考えていた。
いつものように、起承転結に分けて耳を傾けましょう。
#起(1-4節):皆が聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、他国のいろいろなことばで話し始めた。
1 五旬節の日になって、皆が同じ場所に集まっていた。2 すると天から突然、激しい風(霊)が吹いて来たような響きが起こり、彼らが座っていた家全体に響き渡った。 3 また、炎のような舌(言葉を話す器官)が分かれて現れ、一人ひとりの上にとどまった。4 すると皆が聖霊に満たされ、御霊(聖霊)が語らせるままに、他国のいろいろなことばで話し始めた。
聖霊は、言葉の壁・文化の壁を超えて、福音を語らせてくださる。福音宣教は異文化コミュニケーション。
#承(5-13節):それなのに、あの人たちが、私たちのことばで神の大きなみわざを語るのを聞くとは。
5 さて、エルサレムには、敬虔なユダヤ人たちが、天下のあらゆる国々から来て住んでいたが、 6 この物音がしたため、大勢の人々が集まって来た。彼らは、それぞれ自分の国のことばで弟子たちが話すのを聞いて、呆気にとられてしまった。 7 彼らは驚き、不思議に思って言った。「見なさい。話しているこの人たちはみな、ガリラヤの人(無学な田舎者)ではないか。 8 それなのに、私たち(離散して外国で生まれ育ったユダヤ人=ディアスポラ)それぞれが生まれた国のことばで話を聞くとは、いったいどうしたことか。 9 私たちは、パルティア人、メディア人、エラム人、またメソポタミア(エルサレムから北東の諸国)、ユダヤ(エルサレム)、カパドキア、ポントスとアジア、 10 フリュギアとパンフィリア(北西の小アジア諸国)、エジプト、クレネに近いリビア地方などに住む者(南西の諸国)、また滞在中のローマ人(西)で、 11 ユダヤ人もいれば改宗者(異邦人)もいる。またクレタ人とアラビア人(南)もいる。それなのに、あの人たちが、私たちのことば(それぞれ自分たちが生まれ育った異国のことば)で神の大きなみわざ(福音)を語るのを聞くとは。」 12 人々はみな驚き当惑して、「いったい、これはどうしたことか」と言い合った。 13 だが、「彼らは新しいぶどう酒に酔っているのだ」と言って、嘲る者たちもいた。
地の果てまでキリストの証人となる教会の誕生と、世界宣教の門出を飾るのにふさわしい、世界各国のことばによる福音宣教のしるし!聖霊はガリラヤなまりの田舎者(アニメ、ワンピースの中に登場するキャラクターの中に〜だっぺ、〜だべ)に外国語をしゃべらせ、インフルエンサーに変えます!聖霊は無学な田舎者を、影響力を及ぼす人、世間に大きな影響力をもつ人に変えるのです。そして聖霊は、行き交う人々、街ゆく人々の足を止めます!聖霊は交通を止めるのです!(ロックンロールのストリートライブもそうですが)間違いなく聖霊は、エルサレム在住の帰国子女たち、異文化経験をしたエルサレム在住ユダヤ人たちの注目を、見事に引き起こしたのであります!
そして、このタイミングで、立ち直ることができたあのシモン・ペテロが、声を大にして語り始めるのです。「権力によらず、能力によらず、わたしの霊(聖霊)によって!」
#転(14-16節):これは、預言者ヨエルによって語られたことです。
14 ペテロは十一人とともに立って、声を張り上げ、人々に語りかけた。「ユダヤの皆さん、ならびにエルサレムに住むすべての皆さん、あなたがたにこのことを知っていただきたい。私のことばに耳を傾けていただきたい。 15 今は朝の九時ですから、この人たちは、あなたがたが思っているように酔っているのではありません。(酒に酔っているのではなく、聖霊に酔っているのです!) 16 これは、預言者ヨエルによって語られたことです。
聖霊は、わたしたちを神の愛に酔わせ、神の喜びに溢れさせ、最高のタイミングで、周りの人々に驚きと関心を引き起こす!
#結(17-21節):神は言われる。 終わりの日に、わたしは すべての人にわたしの霊を注ぐ。 あなたがたの息子や娘は預言し、青年は幻を見、老人は夢を見る。
17『神は言われる。 終わりの日に、わたしは すべての人にわたしの霊を注ぐ。あなたがたの息子や娘は預言し、 青年は幻を見、老人は夢を見る。18 その日わたしは、 わたしのしもべにも、はしためにも、 わたしの霊を注ぐ。すると彼らは預言する。19 また、わたしは上は天に不思議を、下は地にしるしを現れさせる。それは血と火と立ち上る煙。20 主の大いなる輝かしい日が来る前に、太陽は闇に、月は血に変わる。21 しかし、主の御名を呼び求める者はみな救われる。』
#結論:ペンテコステの時、神の言葉が出来事となり、誰でも求める者には聖霊が与えられる時代が訪れた。
#適用:あなたも今日、主イエス・キリストに祈り求めるなら、イエス様を信じ受け入れるなら、力強い聖霊を受けることができる。聖霊は無学な田舎者を、世間に大きな影響力をもつ人に変える。そして聖霊は、夢と幻、ドリームとビジョンを見させてくださり、私たちを世界宣教のために豊かに用いてくださる!
ヨハネ福音書7章
37 さて、祭りの終わりの大いなる日に、イエスは立ち上がり、大きな声で言われた。「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。 38 わたしを信じる者は、聖書が言っているとおり、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになります。」 39 イエスは、ご自分を信じる者が受けることになる御霊について、こう言われたのである。イエスはまだ栄光(十字架と復活、そして昇天を通して)を受けておられなかったので、御霊はまだ下っていなかったのである。
#(以前私が国外宣教委員であった時、2014年に書いた文書)
教会は全地に 国外宣教50周年記念誌 編集後記1
特別寄稿文までの最初の部分を、編集後記としてまとめてみたいと思います。
時期尚早と思われても熱い祈りが積まれ、世界宣教に果敢にチャレンジし続けた50年。宣教された経験を生かして、日本とアジアと世界に仕えることを試みた日本同盟基督教団の歴史。
最初の15年は「準備と派遣」、次の10年は「継続と発展」、その後の15年は「成熟と調整」、そして最近の10年は「新たな挑戦」の時です。戦争の70年があり、戦争放棄の70年がありました。今は「人・もの・情報」の世界的大移動がもたらすグローバル化と多元化が急激に起こっています。次の半世紀を見据えた新たな挑戦の時です。
20年後に迎える国外宣教70周年(2034年)に向けて、アジア全域に宣教師を派遣することをビジョンとして掲げています。日本国内にいる外国人や国外にいる日本人がますます増え続けています。毎年1600名以上を数える海外で主イエスに出会った帰国者のフォローも急務です。国内と国外。実はそんなふうに考えることが改めて問われています。置かれている場所がエルサレムであり、そこにおいても世界宣教が可能であり、そこから世界を宣教区として、地の果てを目指します。
教師と信徒。それぞれに日本人もいますが国籍や文化の違う人たちもいます。多様化は今後ますます進むと思われます。正教師を中心とした教職宣教師と信徒宣教師、長期と短期、技術宣教師、医療宣教師、委託派遣などなど。特に各教会から海外に遣わされる信徒の一人一人が、これからの宣教の鍵を握っていると思われます。
各教会において、各宣教区において、各大会において、共に主イエス・キリストの御声に聞く祈りから始めることができたなら、「権力によらず、能力によらず、わたしの霊(聖霊)によって」と仰せられる主が、私たち日本同盟基督教団をこれまで以上に豊かに用いてくださり、様々な教団や宣教団体との宣教協力の中で、世界宣教を成し遂げてくださると私は堅く信じています。