「バビロンの流れのほとりで 詩篇137篇」April 14, 2025
詩篇137篇は、世界史でも有名な
バビロン捕囚の中で紡がれたブルースだ。
この詩は、エルサレムが陥落し、
遠く異国バビロンに強制連行された者たちの涙で滲んでいる。
1 バビロンの川のほとり
そこに私たちは座り
シオンを思い出して泣いた。
2 街中の柳の木々に
私たちは竪琴を掛けた。
3 それは 私たちを捕らえて来た者たちが
そこで私たちに歌を求め
私たちを苦しめる者たちが
余興に 「シオンの歌を一つ歌え」と言ったからだ。
4 どうして私たちが異国の地で
主の歌を歌えるだろうか。5 エルサレムよ
もしも 私があなたを忘れてしまうなら
この右手もその巧みさを忘れるがよい。
6 もしも 私があなたを思い出さず
エルサレムを至上の喜びとしないなら
私の舌は上あごについてしまえばよい。7 主よ 思い出してください。
エルサレムの日に
「破壊せよ 破壊せよ。その基までも」と言った
エドムの子らを。
8 娘バビロンよ 荒らされるべき者よ。
幸いなことよ
おまえが私たちにしたことに 仕返しする人は。
9 幸いなことよ
おまえの幼子たちを捕らえ 岩に打ちつける人は。