神に反逆する大バビロンのルーツ October 1, 2025

「神に反逆する大バビロンのルーツ」October 1, 2025

ハムの子らはクシュ、ミツライム、プテ、カナン。クシュの子らはセバ、ハビラ、サブタ、ラアマ、サブテカ。ラアマの子らはシェバ、デダン。クシュはニムロデを生んだ。ニムロデは地上で最初の勇士となった。彼は主の前に力ある狩人であった。それゆえ、「主の前に力ある狩人ニムロデのように」と言われるようになった。彼の王国の始まりは、バベル、ウルク、アッカド、カルネで、シンアルの地にあった。その地から彼はアッシュルに進出し、ニネベ、レホボテ・イル、カルフ、およびニネベとカルフの間のレセンを建てた。それは大きな町であった。ミツライムが生んだのは、ルディ人、アナミム人、レハビム人、ナフトヒム人、パテロス人、カスルヒム人、カフトル人。このカスルヒム人からペリシテ人が出た。カナンが生んだのは、長子シドン、ヒッタイト、エブス人、アモリ人、ギルガシ人、ヒビ人、アルキ人、シニ人、アルワデ人、ツェマリ人、ハマテ人。その後、カナン人の諸氏族が分かれ出た。それでカナン人の領土は、シドンからゲラルに向かって、ガザに至り、ソドム、ゴモラ、アデマ、ツェボイムに向かって、ラシャにまで及んだ。以上が、その氏族、その言語、その地、国民ごとの、ハムの子孫である。 創世記10章6ー20節

ノアの破れ口を拡げたゆえに、のろわれたカナンの父ハムの子孫から、ニムロデが登場します。「われわれは反逆しよう」という意味の名前通り、ニムロデは神に反逆し、武力で王国を起こし、王座に着きました。彼らはやがて滅ぼされるソドムやゴモラの住民にもなります。

バベルの塔で有名なバベルは、ニムロデの王国です。そしてバベルは、バビロンの語源です。主にハムの子孫から、神に反逆する民族が分かれ出ました。彼らは約束の地の先住民となり、神に敵対するゆえにイスラエルに敵対し、やがて世の終わりに滅ぼされる大バビロンに至ります。

礼拝メッセージ「ノアの息子たち The sons of Noah」

ノアの息子たち The sons of Noah

礼拝メッセージ「ノアの息子たち The sons of Noah」(クリックで聴けます)

聖書箇所:創世記9章18−29節

ノアはぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた。カナンの父ハムは、父の裸を見て、外にいるふたりの兄弟に告げた。それでセムとヤペテは着物を取って、自分たちふたりの肩に掛け、うしろ向きに歩いて行って、父の裸をおおった。彼らは顔をそむけて、父の裸を見なかった。創世記9章21-23節

巨大地震・津波・火災などで被災された方々の上に、大きな慰めと支え、何より救いがありますようにと祈ります。

一年に渡る大洪水の後、箱舟から降り、再び大地を踏みしめたノアは、緊張の糸が切れ、ぶどう酒に酔っぱらい、裸になって寝てしまいます。

レビ記20章17節のように、「裸を見る」という表現が「性的関係を持つ」ということなら、ノアの息子ハムは、酔って裸でいる父に性的いたずらをしたとの理解が可能です。酔いからさめ、末の息子が自分にしたことを知ったノアが厳しくハムをのろったことを覚えるなら、おそらくそうでしょう。

とにかくハムは、父の恥を覆うことをせず、かえって父をバカにした態度で、兄たちに父の恥を告げます。けれどもセムとヤペテは、父の裸を見ないように、うしろ向きに行って父に着物を掛けました。

どんな立派な人であっても、弱さや恥があり、失敗や過ちを犯してしまうことでしょう。しかし恵みの神は、私たちに義の衣をそっと掛けてくださいます。私たちの罪や恥を覆い、救ってくださるためです。