ねたみという罪が待ち伏せている September 13, 2025

「ねたみという罪が待ち伏せている」September 13, 2025

人は、その妻エバを知った。彼女は身ごもってカインを産み、「私は、主によって一人の男子を得た」と言った。彼女はまた、その弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となり、カインは大地を耕す者となった。しばらく時が過ぎて、カインは大地の実りを主へのささげ物として持って来た。アベルもまた、自分の羊の初子の中から、肥えたものを持って来た。主はアベルとそのささげ物に目を留められた。しかし、カインとそのささげ物には目を留められなかった。それでカインは激しく怒り、顔を伏せた。主はカインに言われた。「なぜ、あなたは怒っているのか。なぜ顔を伏せているのか。もしあなたが良いことをしているのなら、受け入れられる。しかし、もし良いことをしていないのであれば、戸口で罪が待ち伏せている。罪はあなたを恋い慕うが、あなたはそれを治めなければならない。」 創世記4章1ー7節

人はその妻エバを知り、二人の息子、カインとアベルを産みます。弟のアベルは羊飼い、兄のカインは大地を耕す者になりました。ある時、カインは大地の実りを主へのささげ物として持って来ました。アベルもまた、自分の羊の初子の中から、肥えたものを持って来ました。主はアベルとそのささげ物に目を留められました。けれども、カインとそのささげ物には目を留められませんでした。

ねたみに支配された不機嫌なカインに主は言われます。「なぜ、あなたは怒っているのか。なぜ顔を伏せているのか。もしあなたが良いことをしているのなら、受け入れられる。しかし、もし良いことをしていないのであれば、戸口で罪が待ち伏せている。罪はあなたを恋い慕うが、あなたはそれを治めなければならない。」 待ち伏せているねたみという罪を治めることができなければ、ねたみは殺意へと変わります。

彼はおまえの頭を打ち、おまえは彼のかかとを打つ September 11, 2025

「彼はおまえの頭を打ち、おまえは彼のかかとを打つ」September 11, 2025

2025-09-11

神である主は蛇に言われた。「おまえは、このようなことをしたので、どんな家畜よりも、どんな野の生き物よりものろわれる。おまえは腹這いで動き回り、一生、ちりを食べることになる。わたしは敵意を、おまえと女の間に、おまえの子孫と女の子孫の間に置く。彼はおまえの頭を打ち、おまえは彼のかかとを打つ。」女にはこう言われた。「わたしは、あなたの苦しみとうめきを大いに増す。あなたは苦しんで子を産む。また、あなたは夫を恋い慕うが、彼はあなたを支配することになる。」また、人に言われた。「あなたが妻の声に聞き従い、食べてはならないとわたしが命じておいた木から食べたので、大地は、あなたのゆえにのろわれる。あなたは一生の間、苦しんでそこから食を得ることになる。大地は、あなたに対して茨とあざみを生えさせ、あなたは野の草を食べる。あなたは、顔に汗を流して糧を得、ついにはその大地に帰る。あなたはそこから取られたのだから。あなたは土のちりだから、土のちりに帰るのだ。」創世記3章14ー19節

神は、蛇の姿をした悪魔に対して、「おまえは、このようなことをしたので、どんな家畜よりも、どんな野の生き物よりものろわれる。・・・わたしは敵意を、おまえと女の間に、おまえの子孫と女の子孫の間に置く。彼(JESUS)はおまえの頭を打ち、おまえは彼(JESUS)のかかとを打つ。」と、メシア預言を語られました。JESUSが十字架によって、悪魔の頭を打ち砕いてくださる預言です。

女に対しては、「わたしは、あなたの苦しみとうめきを大いに増す。あなたは苦しんで子を産む。また、あなたは夫を恋い慕うが、彼はあなたを支配することになる。」と語られました。

人に対しては、「あなたが妻の声に聞き従い、食べてはならないとわたしが命じておいた木から食べたので、大地(アダマー)は、あなたのゆえにのろわれる。あなたは一生の間、苦しんでそこから食を得ることになる。大地(アダマー)は、あなたに対して茨とあざみを生えさせ、あなたは野の草を食べる。あなたは、顔に汗を流して糧を得、ついにはその大地(アダマー)に帰る。あなたはそこから取られたのだから。あなた(アダム)は土のちり(アダマー)だから、土のちり(アダマー)に帰るのだ。」と語られました。食べてはならないと神が命じておいた木から食べることで、いのちの源である神から離れたことが、死をもたらしました。

クローズアップ人間 September 4, 2025

「クローズアップ人間」September 4, 2025

2025-09-04

これは、天と地が創造されたときの経緯である。
神である主が、地と天を造られたときのこと。
地にはまだ、野の灌木もなく、野の草も生えていなかった。
神である主が、地の上に雨を降らせていなかったからである。
また、大地を耕す人もまだいなかった。
ただ、豊かな水が地から湧き上がり、大地の全面を潤していた。
神である主は、その大地のちりで人を形造り、
その鼻にいのちの息を吹き込まれた。
それで人は生きるものとなった。創世記2章4−7節

創世記1章では、天地創造の全体像が描かれています。
そして2章では、人間がクローズアップされ、
神のかたちに造られた人間の詳細が、3つの側面から描かれます。

神は土地のちり・土(アダマー)で人(アダム)を形造られました。
土地のちり・土(アダマー)の成分は、
炭素、カルシウム、窒素、リン、鉄などです。
そして土に豊かな水を加えると、人体の成分とほぼ同じになります。

そして神は、土(アダマー)で形造った人間(アダム)の鼻に、
いのちの息(神の御霊=ホーリー・スピリット)を吹き込まれました。
それで人は生きるものとなったのです!
これが実体的側面から見た、神のかたちに造られた人間の詳細です。

反射的に責任転嫁をする人 February 1, 2025

「反射的に責任転嫁をする人」February 1, 2025

最初の人アダム(アダムは人という意味)は、
罪を犯したことを主なる神から問われた時、
反射的に責任転嫁をした。
反射的に自己保身に走り、自己義認を試みた。
その対話が創世記3章11−12節だ。

主は言われた。
「あなたが裸であることを、
だれがあなたに告げたのか。
あなたは、食べてはならない、
とわたしが命じた木から食べたのか。」
人は言った。
「私のそばにいるようにと
あなたが与えてくださったこの女が、
あの木から取って私にくれたので、
私は食べたのです。」

アダムは妻のエバに責任転嫁をしているようだが、
実はアダムは、主なる神に責任転嫁をしている。
アクセントは「あなたが」にある。

罪を犯したことを誰かから問われた時、
反射的に責任転嫁をし、
自己保身に走り、自己義認を試みた経験はないだろうか?
心当たりがあるなら、あなたも間違いなくアダムの子孫だ。
そしてJESUSは、そんな私たちのためにいのちをかけてくださった。

恵みの賜物 礼拝のご案内

恵みの賜物

埼玉県北葛飾郡杉戸町から、日本同盟基督教団・杉戸キリスト教会の礼拝です。聖書箇所:ローマ人への手紙5章12−15節、メッセージ題:恵みの賜物。 杉戸キリスト教会のホームページはhttp://gospel.sakura.ne.jp/sugito/

日本同盟基督教団・杉戸キリスト教会の礼拝は7月2日(日)10時半からと20時からです。マスクをしてお集いください。後からホームページで配信も行います。

杉戸キリスト教会地図2023

第二のアダム オンライン礼拝2020-05-17

動画(YouTube)によるオンライン礼拝はこちらです。

音声(LOVE SUGITO RADIO)によるオンライン礼拝はこちらです。

式次第は以下の通りです。

2020年 5月17日 第2主日オンライン礼拝式
前   奏
賛   美  讃美歌312 いつくしみ深き

使徒信条
 われは天地の造り主、全能の父なる神を信ず。
 われはそのひとり子、われらの主、
 イエス・キリストを信ず。
 主は聖霊によりてやどり、おとめマリヤより
 生まれ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、
 十字架につけられ、死にて葬られ、よみにくだり、
 三日目に死人の内よりよみがえり、天にのぼり、
 全能の父なる神の右に座したまえり。かしこより
 来たりて生ける者と死ねる者とを裁きたまわん。
 われは聖霊を信ず。聖なる公同の教会、
 聖徒の交わり、罪のゆるし、からだのよみがえり、
 とこしえの命を信ず。アーメン

主の祈り(マタイ福音書6章、ルカ福音書11章参照)
 天にましますわれらの父よ。
 願わくは御名をあがめさせたまえ。
 御国をきたらせたまえ。
 みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ。
 われらの日用の糧を、今日も与えたまえ。
 われらに罪を犯す者を、われらが赦すごとく、
 われらの罪をも赦したまえ。
 われらを試みにあわせず、
 悪より救いいだしたまえ。
 国と力と栄えとは、
 限りなくなんじのものなればなり。アーメン

祈   り  
賛   美  讃美歌122 みどりもふかき
聖   書  1コリント人への手紙15章35−49節
メッセージ 「第二のアダム」
賛   美  讃美歌532 ひとたびは死にし身
献   金  感謝と献身の告白として
祈   り  
頌   栄  讃美歌543 主イエスのめぐみよ
祝   祷  
後   奏  主に栄光あれ
報   告  その他

Untitled

メッセージアウトラインは以下の通りです。

第二のアダム(メッセージアウトライン)
2020年 5月17日 第3主日 オンライン礼拝式 杉戸キリスト教会から
聖書:1コリント人への手紙 15章35−49節

導入:人間のいのちの本質と不思議さ

救いの構造 神のかたちの福音

聖書は、人間のいのちの本質と不思議さを「からだ性」と「霊性」を併せ持った存在として説明している。

からだ性=身体、肉体、血肉。  外科、内科、小児科、耳鼻咽喉科、眼科、歯科、呼吸器科・・・

霊性=霊、魂、精神、心、意識。 スピリチャルケア。心療内科。クリスチャンによるケア・カウンセリング(話をよく聴く+実際的な聖書の学び)。ナースクリスチャン(NCF)、チャプレン、牧師。

起:死者はどのようにしてよみがえるのか。どのようなからだで来るのか?(35-36節)

35 しかし、「死者はどのようにしてよみがえるのか。どのようなからだで来るのか」と言う人がいるでしょう。 36 愚かな人だ。あなたが蒔くものは、死ななければ生かされません。 37 また、 あなたが蒔くものは、後にできるからだではなく、麦であれ、そのほかの穀物であれ、ただの種粒です。

ヨハネ福音書12:24 まことに、まことに、あなたがたに言います。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままです。しかし、死ぬなら、豊かな実を結びます。

承:しかし神は、みこころのままに、それにからだを与え、それぞれの種にそれ自身のからだをお与えになります。(38-41節)

38 しかし神は、みこころのままに、それにからだを与え、それぞれの種にそれ自身のからだをお与えになります。 39 どんな肉も同じではなく、人間の肉、獣の肉、鳥の肉、魚の肉、それぞれ違います。 40 また、天上のからだもあり、地上のからだもあり、天上のからだの輝きと地上のからだの輝きは異なり、 41 太陽の輝き、月の輝き、星の輝き、それぞれ違います。星と星の間でも輝きが違います。

転:死者の復活もこれと同じです。・・・血肉のからだで蒔かれ、御霊に属するからだによみがえらされるのです。(42-44節)

42 死者の復活もこれと同じです。朽ちるもので蒔かれ、朽ちないものによみがえらされ、 43 卑しいもので蒔かれ、栄光あるものによみがえらされ、弱いもので蒔かれ、力あるものによみがえらされ、 44 血肉のからだで蒔かれ、御霊に属するからだによみがえらされるのです。血肉のからだがあるのですから、御霊のからだもあるのです。

結:「最初の人アダムは生きるものとなった。」しかし、最後のアダム(第二のアダム)はいのちを与える御霊となりました。(45-49節)

45 こう書かれています。「最初の人アダムは生きるものとなった。」しかし、最後のアダムはいのちを与える御霊となりました。 46 最初にあったのは、御霊のものではなく血肉のものです。御霊のものは後に来るのです。 47 第一の人は地から出て、土で造られた人ですが、第二の人は天から出た方です。 48 土で造られた者たちはみな、この土で造られた人に似ており、天に属する者たちはみな、この天に属する方に似ています。 49 私たちは、土で造られた人のかたちを持っていたように、天に属する方のかたちも持つことになるのです。

最初の人アダム=土地のちり(アダマー)から形造られ、神のいのちの息・霊が吹き込まれて生きた者となった最初の人間(アダム)。それは私たち。

最後の・第二のアダム=イエス・キリスト=私たちと同じ肉体となってくださった神のことば。すべての人の代表。

「焚き火を囲んで聴く神の物語・対話篇 大頭眞一(おおずしんいち)と焚き火を囲む仲間たち」より
 第2章 アダムの目にも涙 参照

結論:第二のアダムである主イエス・キリストは、いのちを与える御霊となられた。土で造られた人のかたちを持っている私たちは、死者の復活によって、天に属する方のかたちも持つことになる。

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礼拝メッセージ「土地のちりといのちの息」

土地のちりと命の息

礼拝メッセージ「土地のちりといのちの息」(クリックで聴けます)

聖書箇所:創世記2章4-7節

神である主は土地のちり(アダマー)で人(アダム)を形造り、その鼻にいのちの息(神の霊)を吹き込まれた。そこで人は生きものとなった。創世記2章7節

これまで見てきた創世記1章から2章3節には、天地万物の創造の中で、そのクライマックスとして、人間の創造が取り上げられていました。

創世記2章4節からは、創造の冠、最高傑作としての人間に改めてカメラが向けられ、人間がクローズアップされ、スローモーションで描写されています。

人間が神のかたちに基づいてデザインされているというのはどういう意味なのか。そのことが、3つのアングル・視点から紹介されていきます。最初のアングルは、いのちという視点から見た神のかたちです。

上記のみことばを原語で読むと、「人」と訳されていることばは「アダム」です。これは人間を意味する男性形の単語です。興味深いことに、「土地」と訳されていることばは「アダマー」となっており、これはアダムと同じ単語の女性形です。

人が土地のちりから形造られたとき、まだいのちを持つ生きものではありませんでした。いのちの源である主なる神が、その鼻にいのちの息(神の霊)を吹き込まれた時、人は生きものとなったのです。