息子イサクの花嫁探し November 16, 2025

「息子イサクの花嫁探し」November 16, 2025

アブラハムは年を重ねて、老人になっていた。主は、あらゆる面でアブラハムを祝福しておられた。アブラハムは、自分の全財産を管理している、家の最年長のしもべに、こう言った。「あなたの手を私のももの下に入れてくれ。私はあなたに、天の神、地の神である主にかけて誓わせる。私はカナン人の間に住んではいるが、あなたは、その娘たちの中から、私の息子の妻を迎えてはならない。あなたは、私の国、私の親族のところに行って、私の息子イサクに妻を迎えなさい。」しもべは彼に言った。「もしかしたら、その娘さんが、私についてこの地に来ようとしないかもしれません。その場合、ご子息をあなたの出身地へ連れて戻らなければなりませんか。」アブラハムは彼に言った。「気をつけて、息子をそこへ連れて戻ることのないようにしなさい。天の神、主は、私の父の家、私の親族の地から私を連れ出し、私に約束して、『あなたの子孫にこの地を与える』と誓われた。その方が、あなたの前に御使いを遣わされるのだ。あなたは、そこから私の息子に妻を迎えなさい。もし、その娘があなたについて来ようとしないなら、あなたはこの、私との誓いから解かれる。ただ、私の息子をそこに連れて戻ることだけはしてはならない。」それでしもべは、主人であるアブラハムのももの下に自分の手を入れ、このことについて彼に誓った。しもべは主人のらくだの中から十頭を連れて出かけた。主人のあらゆる良い品々をその手に携えていた。彼は立って、アラム・ナハライムのナホルの町へ行った。創世記24章1−10節

アブラハムは人生の晩秋を迎え、大収穫の中、冬に備えます。ひとり息子イサクの花嫁探しを、最年長のしもべに託します。「あなたの手を私のももの下に入れてくれ。私はあなたに、天の神、地の神である主にかけて誓わせる。私はカナン人の間に住んではいるが、あなたは、その娘たちの中から、私の息子の妻を迎えてはならない。あなたは、私の国、私の親族のところに行って、私の息子イサクに妻を迎えなさい。」

しもべは問います。「もしかしたら、その娘さんが、私についてこの地に来ようとしないかもしれません。その場合、ご子息をあなたの出身地へ連れて戻らなければなりませんか。」アブラハムは答えます。「・・・天の神、主は、私の父の家、私の親族の地から私を連れ出し、私に約束して、『あなたの子孫にこの地を与える』と誓われた。その方が、あなたの前に御使いを遣わされるのだ。・・・もし、その娘があなたについて来ようとしないなら、あなたはこの、私との誓いから解かれる。ただ、私の息子をそこに連れて戻ることだけはしてはならない。」

しもべは、主人アブラハムのももの下に自分の手を入れて誓い、主人のらくだの中から十頭を連れ、主人のあらゆる良い品々を携え、アラム・ナハライムのナホルの町へ向かいました。

銀四百シェケルの土地 November 15, 2025

「銀四百シェケルの土地」November 15, 2025

エフロンはヒッタイト人たちの間に座っていた。ヒッタイト人のエフロンは、その町の門に入るヒッタイト人たち全員が聞いているところで、アブラハムに答えた。「いいえ、ご主人。どうか、私の言うことをお聞き入れください。あの畑地をあなたに差し上げます。そこにある洞穴も差し上げます。私の民の者たちの前で、それをあなたに差し上げます。亡くなった方を葬ってください。」アブラハムは、その土地の人々に礼をし、その土地の人々の聞いているところで、エフロンに告げた。「もしあなたが許してくださるなら、私の言うことをお聞き入れください。畑地の価の銀をお支払いします。どうか私から受け取ってください。そうすれば、死んだ者をそこに葬ることができます。」エフロンはアブラハムに答えた。「では、ご主人、私の言うことをお聞き入れください。銀四百シェケルの土地、それなら、私とあなたの間では、何ほどのこともないでしょう。どうぞ、亡くなった方を葬ってください。」アブラハムはエフロンの申し出を聞き入れた。アブラハムはエフロンに、彼がヒッタイト人たちの聞いているところでつけた価の銀を支払った。それは商人の間で通用する銀四百シェケルであった。こうして、マムレに面するマクペラにあるエフロンの畑地、すなわち、その畑と、畑地にある洞穴と、畑地の周りの境界線内にあるすべての木は、その町の門に入るすべてのヒッタイト人たちの目の前で、アブラハムの所有となった。その後アブラハムは、マムレに面するマクペラの畑地の洞穴に、妻サラを葬った。マムレはヘブロンにあり、カナンの地にある。こうして、この畑地とその中にある洞穴は、ヒッタイト人たちの手から離れて、私有の墓地としてアブラハムの所有となった。創世記23章10ー20節

土地を貸し与えてもらうのでもなく、贈り与えてもらうのでもない。アブラハムは、妻サラを葬るために、銀四百シェケルという高額な代金を支払って、ヒッタイト人から私有の墓地を買い取りました。(当時の文献に、一つの村が百から千シェケルという相場だったという記録があるそうです)

その結果、マムレに面するマクペラにあるエフロンの畑地、すなわち、その畑と、畑地にある洞穴と、畑地の周りの境界線内にあるすべての木は、その町の門に入るすべてのヒッタイト人たちの目の前で、アブラハムの所有となりました。そしてアブラハムは、マクペラの畑地の洞穴に、妻サラを葬りました。

なぜアブラハムは、大金を支払って小さな土地を買い取ったのでしょうか。それは、神よりもお金を愛するヒッタイト人たちが所有する土地において、永代に渡って金銭的トラブルの種を完全に絶つためであり、死者を拝む異教的風習から完全に袂を分つためでした。

SUGITO GOSPEL CAFE(青年福音喫茶)のご案内

お知らせ

11月14日(金)、19時半から福音喫茶OPENします。

YouTubeにて、これまでの試験配信を視聴できます。

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サラの死と墓地 November 14, 2025

「サラの死と墓地」November 14, 2025

サラの生涯、サラが生きた年数は百二十七年であった。サラはカナンの地のキルヤテ・アルバ、すなわちヘブロンで死んだ。アブラハムは来て、サラのために悼み悲しみ、泣いた。アブラハムは、その亡き人のそばから立ち上がり、ヒッタイト人たちに話した。「私は、あなたがたのところに在住している寄留者ですが、あなたがたのところで私有の墓地を私に譲っていただきたい。そうすれば、死んだ者を私のところから移して、葬ることができます。」ヒッタイト人たちはアブラハムに答えた。「ご主人、私たちの言うことをお聞き入れください。あなたは、私たちの間にあって神のつかさです。私たちの最上の墓地に、亡くなった方を葬ってください。私たちの中にはだれ一人、亡くなった方を葬る墓地をあなたに差し出さない者はおりません。」そこで、アブラハムは立って、その土地の人々、ヒッタイト人に礼をして、彼らに告げた。「死んだ者を私のところから移して葬ることが、あなたがたの心にかなうのであれば、私の言うことをお聞き入れくださり、ツォハルの子エフロンに頼んでいただきたいのです。彼の畑地の端にある、彼の所有のマクペラの洞穴を譲っていただけるようにです。十分な価の銀と引き換えに、あなたがたの間での私の所有の墓地として、譲っていただけるようにしてください。」 創世記23章1ー9節

アブラハムの妻サラは、百二十七歳で天に召されました。残されたアブラハムは、サラのために悼み悲しみ、涙を流します。しばらく泣いた後、アブラハムは、その亡き人のそばから立ち上がり、ヒッタイト人たちとサラを葬る墓地について相談します。

「私は、あなたがたのところに在住している寄留者ですが、あなたがたのところで私有の墓地を私に譲っていただきたい。そうすれば、死んだ者を私のところから移して、葬ることができます。」彼らは答えます。「あなたは、私たちの間にあって神のつかさです。私たちの最上の墓地に、亡くなった方を葬ってください。私たちの中にはだれ一人、亡くなった方を葬る墓地をあなたに差し出さない者はおりません。」

そこでアブラハムは立って礼をし、告げます。「死んだ者を私のところから移して葬ることが、あなたがたの心にかなうのであれば、私の言うことをお聞き入れくださり、ツォハルの子エフロンに頼んでいただきたいのです。彼の畑地の端にある、彼の所有のマクペラの洞穴を譲っていただけるようにです。十分な価の銀と引き換えに、あなたがたの間での私の所有の墓地として、譲っていただけるようにしてください。」

あなたの子孫を、空の星、海辺の砂のように November 13, 2025

「あなたの子孫を、空の星、海辺の砂のように」November 13, 2025

2025-11-13

主の使いは再び天からアブラハムを呼んで、こう言われた。「わたしは自分にかけて誓う──主のことば──。あなたがこれを行い、自分の子、自分のひとり子を惜しまなかったので、確かにわたしは、あなたを大いに祝福し、あなたの子孫を、空の星、海辺の砂のように大いに増やす。あなたの子孫は敵の門を勝ち取る。あなたの子孫によって、地のすべての国々は祝福を受けるようになる。あなたが、わたしの声に聞き従ったからである。」アブラハムは若い者たちのところに戻った。彼らは立って、一緒にベエル・シェバに行った。こうしてアブラハムはベエル・シェバに住んだ。これらの出来事の後、アブラハムに次のことが伝えられた。「ミルカもまた、あなたの兄弟ナホルに子を産みました。長男ウツ、その弟ブズ、アラムの父ケムエル、ケセデ、ハゾ、ピルダシュ、イデラフ、それにベトエルです。」このベトエルはリベカを生んだ。ミルカはこれら八人を、アブラハムの兄弟ナホルに産んだのである。レウマというナホルの側女もまた、テバフ、ガハム、タハシュ、マアカを産んだ。創世記22章15ー24節

アブラハムの神は、ふさわしくない者を選んで訓練し、ふさわしい者・信仰の父へと変えてくださる恵みの神です。主を信頼して服従する信仰によって、アブラハムは信仰の最終試験に見事合格しました。それで主の使いは、再び天からアブラハムを呼んで、こう言われました。

「わたしは自分にかけて誓う──主のことば──。あなたがこれを行い、自分の子、自分のひとり子を惜しまなかったので、確かにわたしは、あなたを大いに祝福し、あなたの子孫を、空の星、海辺の砂のように大いに増やす。あなたの子孫は敵の門を勝ち取る。あなたの子孫によって、地のすべての国々は祝福を受けるようになる。あなたが、わたしの声に聞き従ったからである。」

主の山には備えがある November 12, 2025

「主の山には備えがある」November 12, 2025

神がアブラハムにお告げになった場所に彼らが着いたとき、アブラハムは、そこに祭壇を築いて薪を並べた。そして息子イサクを縛り、彼を祭壇の上の薪の上に載せた。アブラハムは手を伸ばして刃物を取り、息子を屠ろうとした。そのとき、主の使いが天から彼に呼びかけられた。「アブラハム、アブラハム。」彼は答えた。「はい、ここにおります。」御使いは言われた。「その子に手を下してはならない。その子に何もしてはならない。今わたしは、あなたが神を恐れていることがよく分かった。あなたは、自分の子、自分のひとり子さえ惜しむことがなかった。」アブラハムが目を上げて見ると、見よ、一匹の雄羊が角を藪に引っかけていた。アブラハムは行って、その雄羊を取り、それを自分の息子の代わりに、全焼のささげ物として献げた。アブラハムは、その場所の名をアドナイ・イルエと呼んだ。今日も、「主の山には備えがある」と言われている。 創世記22章9ー14節

アブラハムは主が命じられた通り、本気でひとり息子イサクを殺そうとしました。祭壇を築いて薪を並べ、息子イサクを縛り、祭壇の上の薪の上に載せ、手を伸ばして刃物を取り、息子を屠ろうとしたのです。

そのとき、主の使いが天から彼に呼びかけられました。「アブラハム、アブラハム。」「はい、ここにおります。」「その子に手を下してはならない。その子に何もしてはならない。今わたしは、あなたが神を恐れていることがよく分かった。あなたは、自分の子、自分のひとり子さえ惜しむことがなかった。」

アブラハムが目を上げて見ると、一匹の雄羊が角を藪に引っかけていました。アブラハムは行って、その雄羊を取り、それを自分の息子の代わりに、全焼のささげ物として献げました。アブラハムは、その場所の名をアドナイ・イルエと呼びました。今日も、「主の山には備えがある」と言われています。

これらの出来事の後、神がアブラハムを試練にあわせられた November 11, 2025

「これらの出来事の後、神がアブラハムを試練にあわせられた」November 11, 2025

これらの出来事の後、神がアブラハムを試練にあわせられた。神が彼に「アブラハムよ」と呼びかけられると、彼は「はい、ここにおります」と答えた。神は仰せられた。「あなたの子、あなたが愛しているひとり子イサクを連れて、モリヤの地に行きなさい。そして、わたしがあなたに告げる一つの山の上で、彼を全焼のささげ物として献げなさい。」翌朝早く、アブラハムはろばに鞍をつけ、二人の若い者と一緒に息子イサクを連れて行った。アブラハムは全焼のささげ物のための薪を割った。こうして彼は、神がお告げになった場所へ向かって行った。三日目に、アブラハムが目を上げると、遠くの方にその場所が見えた。それで、アブラハムは若い者たちに、「おまえたちは、ろばと一緒に、ここに残っていなさい。私と息子はあそこに行き、礼拝をして、おまえたちのところに戻って来る」と言った。アブラハムは全焼のささげ物のための薪を取り、それを息子イサクに背負わせ、火と刃物を手に取った。二人は一緒に進んで行った。イサクは父アブラハムに話しかけて言った。「お父さん。」彼は「何だ。わが子よ」と答えた。イサクは尋ねた。「火と薪はありますが、全焼のささげ物にする羊は、どこにいるのですか。」アブラハムは答えた。「わが子よ、神ご自身が、全焼のささげ物の羊を備えてくださるのだ。」こうして二人は一緒に進んで行った。創世記22章1ー8節

21章までのこれらの出来事の後、神がアブラハムを試練にあわせられました。「あなたの子、あなたが愛しているひとり子イサクを連れて、モリヤの地に行きなさい。そして、わたしがあなたに告げる一つの山の上で、彼を全焼のささげ物として献げなさい。」翌朝早く、アブラハムは二人の若者と共に息子イサクを連れて出発します。

三日目、遠くの方にその場所が見えます。アブラハムは若者たちに、「おまえたちは、ろばと一緒に、ここに残っていなさい。私と息子はあそこに行き、礼拝をして、おまえたちのところに戻って来る」と言います。アブラハムは全焼のささげ物のための薪を取り、それを息子イサクに背負わせ、火と刃物を手に取り、二人は進みます。

イサクは父アブラハムに話しかけ、会話を交わします。「お父さん。」「何だ。わが子よ」「火と薪はありますが、全焼のささげ物にする羊は、どこにいるのですか。」「わが子よ、神ご自身が、全焼のささげ物の羊を備えてくださるのだ。」こうして二人は一緒に進んで行きました。