クリスマスカラー 赤と白 November 29, 2024

「クリスマスカラー 赤と白」November 29, 2024

クリスマスカラーとして、緑の次に思い浮かぶのは赤。
そして、The Bibleにおいて、赤・レッドは罪の色。
明るい赤・緋色・スカーレットも罪の色。
深い赤・紅・クリムゾンも罪の色。
その根拠となるのは、以下のみことば。

さあ、来たれ。論じ合おう。──主は言われる──
たとえ、あなたがたの罪が
緋(スカーレット)のように赤くても、
雪のように白くなる。
たとえ、
紅(クリムゾン)のように赤くても(レッドでも)、
羊の毛のようになる。
(旧約聖書イザヤ書1章18節)

The Bibleは、赤・レッドは罪の色だと明確に表現している。
罪を黒で表現する人も多いが、人種差別を生む可能性があるので注意が必要だ。
The Bibleの中に、黒は罪の色と表現されている箇所は一つもない。
だが、罪をもたらす暗闇の力、暗闇の支配は、確かに存在する。

ではなぜ赤・レッドは罪の色なのか?
罪は、赤い血を流すこと、流血と深く関係しているから。
赤・レッドは血の色。
罪は、他者のからだと心を刺して、赤い血を流す。
罪は、自分のからだと心を刺して、赤い血を流す。

JESUSは言われる。
さあ、来たれ。論じ合おう。
たとえ、あなたがたの罪が
緋のように赤くても、
雪のように白くなる。
たとえ、
紅のように赤くても、
羊の毛のようになる。

あなたの罪の身代わりに、
JESUSが十字架に磔にされた時、
JESUSの両手両足から、脇腹から、
JESUSの真っ赤な血潮が滴り落ちた。
それは、罪にまみれて真っ赤なあなたを、
雪のように白くするために流された赤い血。
羊の毛のように白くするために流された赤い血。

クリスマスカラーとして、緑、赤の次に思い浮かぶのは、白。
スノーホワイト、ウールホワイト。

クリスマスカラー緑と赤

クリスマスツリーの緑 November 28, 2024

「クリスマスツリーの緑」November 28, 2024

クリスマスカラーで最初に思い浮かぶ色は緑。
クリスマスツリーの緑、もみの木の緑。

その緑はエバーグリーン・常緑と呼ばれる。
クリスマスツリーの緑は、永遠のいのちを象徴している。

The Bibleは、
過ぎ去って行くこの世にあって、
永遠に変わらない神のことば。

草はしおれ、花は散る。
しかし、私たちの神のことばは永遠に立つ。
(旧約聖書イザヤ書40章8節)

The Bibleは、
あなたが永遠のいのちを持つために書かれた。

神は、実に、そのひとり子(JESUS)をお与えになったほどに
世(あなた)を愛された。
それは御子(JESUS)を信じる者が、一人として滅びることなく、
永遠のいのちを持つためである。
(新約聖書ヨハネの福音書3章16節)

苦しみのあったところに闇がなくなる November 25, 2024

「苦しみのあったところに闇がなくなる」November 25, 2024

書き記された神のことばであるThe Bibleには、
多くの約束が記されている。
その中から、クリスマスの約束を一つ覚えたい。

しかし、苦しみのあったところに闇がなくなる。
(旧約聖書イザヤ書9章1節)

「苦しみのあったところに闇がなくなる」と約束されている。
「苦しみのあったところに、苦しみがなくなる」とは約束されていない。
だから、苦しみがなくなるわけではないかもしれない。
しかし、苦しみのあったところに闇がなくなる。

出口の見えないトンネルのような闇の中にいると、
絶えず不安や恐怖が襲いかかって来る。
そこにあるのは、ずっと緊張している耐え難い苦しみ。
しかし、夜明けを迎えて、
出口から一筋の光の糸が差し込んで来るなら、闇がなくなる。
闇がなくなるなら、たとえ苦しみが残っていても、
それは耐えることの出来る苦しみ、
ほんの一時の軽い患難になる。

しかし、苦しみのあったところに闇がなくなる。
先にはゼブルンの地とナフタリの地は辱めを受けたが、
後には海沿いの道、ヨルダンの川向こう、
異邦の民のガリラヤは栄誉を受ける。
闇の中を歩んでいた民は大きな光(JESUS)を見る。
死の陰の地に住んでいた者たちの上に光(JESUS)が輝く。
(旧約聖書イザヤ書9章1ー2節)

振り向くとそこにおられるJESUS November 24, 2024

「振り向くとそこにおられるJESUS」November 24, 2024

「見よ、処女が身ごもっている。そして男の子(JESUS)を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」 それは、訳すと「神が私たちとともにおられる」という意味である。(新約聖書マタイの福音書1章23節)

The Bibleが語る悔い改めとは、後悔することではない。
悔い改め(メタノイア)とは、向きを変えること、方向転換。
JESUSに背を向けていた人が、JESUSの方に方向転換する。それが悔い改めだ。

JESUSは、振り向くとそこにおられるリアルな方。
だからクリスチャン作家の三浦綾子さんは、
「孤独のとなりに神はいる」と表現した。

JESUSに背を向けて生きると、
地球を一周するほど遠くにJESUSを感じてしまう。
けれどもJESUSは、振り向くとすぐそこに、いつもおられる。
だから大丈夫。あなたは、決して一人じゃないから。

見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。(新約聖書マタイの福音書28章20節)

恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。(旧約聖書イザヤ書41章10節)

神は われらの避け所 また力。苦しむとき そこにある強き助け。(旧約聖書詩篇46篇1節)

「即戦力にならない人がフロンティアに」November 21, 2024

「即戦力にならない人がフロンティアに」November 21, 2024

昔も今も、求められることの一つは「即戦力」だろう。
切羽詰まって余裕がないから、すぐに動ける働き人を切に求める。
しかし、最初から上手にできる人などいない。

The Bibleには旧約聖書と新約聖書があるが、
新約聖書にThe Gospel・福音書と呼ばれる4つの特別な書物がある。
2000年ほど前、全く新しいジャンルの書物として書かれた。

取税人マタイが書いたマタイの福音書、
へたれ青年マルコが書いたマルコの福音書、
医者ルカが書いたルカの福音書、
そして雷の子が書いたヨハネの福音書。

どれが最初に書かれた福音書だろうか?
実は即戦力にならなかったへたれ青年マルコが、
一番最初に福音書を書き記した。

彼はマルコ・ヨハネと呼ばれていた人物だが、
使徒の働きを読むと、あのパウロでさえ、
「あいつは使えないから切り捨てる!
 あんなやつとは二度と一緒に行動できない!」
と評価を下した人物であった。

バルナバは、マルコと呼ばれるヨハネを一緒に連れて行くつもりであった。しかしパウロは、パンフィリアで一行から離れて働きに同行しなかった者は、連れて行かないほうがよいと考えた。こうして激しい議論になり、その結果、互いに別行動をとることになった。バルナバはマルコを連れて、船でキプロスに渡って行き、…(使徒の働き15章37ー39節)

しかしパウロとの大喧嘩の後、バルナバがマルコを引き受け、
別行動の中、ゆっくりと彼を育てていったのだ。
後にパウロも悔い改めて、
「マルコは役に立つ人物だから連れて来てほしい」と再評価するに至った。
即戦力は、じっくりと時間をかけて熟成する。

ルカだけが私とともにいます。マルコを伴って、一緒に来てください。
彼は私の務めのために役に立つからです。(テモテへの手紙第二4章11節)

「聖路加国際病院の聖路加とは誰か?」November 20, 2024

「聖路加国際病院の聖路加とは誰か?」November 20, 2024

お世話になっている方が、杉戸キリスト教会の中にもおられる聖路加国際病院。
今日は、キリスト教にあまりなじみのない日本人が抱く、
この病院に関する素朴な疑問、
「聖路加国際病院の聖路加とは誰か?」に答えたい。

これを記す理由は、聖路加国際病院のWEBページを閲覧しても、
この素朴な疑問に対する答えを、なかなか見つけることができなかったから。
(サイト内検索で病院名と検索すると、小さく発見できました)
かつて私がそうであったように、The Bible・聖書をほとんど読まず、
教会にもほとんど行ったことのない日本人は、
聖路加という人物について、よく知らないと思われるので。

The Bibleには、旧約聖書と新約聖書があるが、
聖路加は新約聖書の中に出て来る。
日本語訳聖書には、ルカとカタカナで記されているが、
漢文聖書、中国語聖書には、路加と漢字で記されている。

まず新約聖書コロサイ人への手紙4章14節。
これが決定的な答えを提供している。

「愛する医者のルカ、
それにデマスが、あなたがたによろしくと言っています。」

とルカが医者であったことが明記されている。

実に聖路加国際病院の聖路加とは、医者でありキリスト信者であった人物で、
キリスト教精神に基づく全人的医療の先駆者であった故に、
聖路加と呼ばれるようになった人物なのだ。

ちなみに新約聖書の中に、かなりの大作としてルカの福音書があり、
その続編として使徒の働きがある。いずれも聖路加が記した文章である。

キリスト教の愛の心が
人の悩みを救うために働けば
苦しみは消えて その人は生まれ変わったようになる
この偉大な愛の力をだれもがすぐわかるように
計画されてできた生きた有機体がこの病院である
ルドルフ・B・トイスラー(1933)聖路加国際病院創立者

聖路加国際病院のWEBページ

「雷の子が愛の人に」November 19, 2024

「雷の子が愛の人に」November 19, 2024

ゼベダイの子ヤコブと、ヤコブの兄弟ヨハネ、この二人にはボアネルゲ、すなわち、雷の子という名をつけられた。(新約聖書 マルコの福音書3章17節)

JESUSの12弟子の一人にヨハネ(JOHN)がいる。
JESUSは、彼にボアネルゲというニックネームをつけた。
ボアネルゲとは、雷の子という意味だ。
すごく短気で、すぐにブチキレて雷を落とす。
瞬間湯沸かし器のように、すぐ怒り心頭に発する。
たぶん彼の父親に似てしまったのだろう。

JESUSは、そのようなヨハネを12弟子の一人として特別愛され、
約3年間、一緒に連れ歩いて訓練された。
十字架行進を続けているアーサー・ホーランド牧師のような、
ウーバー・チャペル、動く神学校だ。

JESUSが逮捕された時には、ヨハネも逃げてしまった。
しかしヨハネは、JESUSが十字架で苦しんでいる時、
JESUSの母マリアのそばでじっと見守っていた。
その時JESUSは、母マリアをヨハネに託された。

3日目に復活されたJESUSに再会し、
ペンテコステに約束の真理の御霊・聖霊・助け主を受けたヨハネ。
彼は無学な普通の人、荒削りの漁師であったが、
権力によらず、能力によらず、神の霊によって、
大胆なJESUSの証人として豊かに用いられていった。

やがてヨハネは、ヨハネの手紙第1〜第3、ヨハネの福音書、
そしてヨハネの黙示録を書き記した。
彼が記した文章には、「愛」という言葉が数え切れないほど使われている。

かつて活版印刷でヨハネの手紙を印刷する際、「愛」という活字が足りなくなり、
「愛がたりません!」と印刷屋が叫んだと言われる。
JESUSに愛され続けた結果、雷の子が愛の人に変えられ、
それほどに「愛が満ちあふれた!」のだ。

時間がかかるが、JESUSの愛を受け続けるなら、
あなたも私も、やがて愛の人に変えられるという希望がここにある。