「都上りの讃美歌」March 28, 2025
詩篇120篇から134篇の15篇は、
都上りの歌と呼ばれる。
遠く離れた異国の地から、
エルサレムの都を目指す旅の道中で、
巡礼者たちが歌った讃美歌だ。
地上では旅人であり、
天の都エルサレムを目指す旅の道中で、
私たちが歌う讃美歌でもある。
地上で私たちの身は、
平和を憎む者とともにあって久しい。
けれども、苦しみのうちに私が主を呼び求めると、
主は私に答えてくださる。
詩篇120篇 都上りの歌。
苦しみのうちに私が主を呼び求めると
主は私に答えてくださった。
主よ 私のたましいを
偽りの唇 欺きの舌から
救い出してください。
欺きの舌よ
おまえに何が与えられ
おまえに何が加えられるだろうか。
勇士の鋭い矢
そして えにしだの炭火だ。
ああ 嘆かわしいこの身よ。
メシェクに寄留し
ケダルの天幕に身を寄せるとは。
この身は
平和を憎む者とともにあって久しい。
私が 平和を──と語りかければ
彼らは戦いを求めるのだ。