6000億円と100万円 December 7, 2024

「6000億円と100万円」December 7, 2024

昨日のたとえ話には、その後のストーリーがある。
6000億円の負債を、
ただあわれみによって全額免除してもらったしもべ。
彼はその後、100デナリ貸していた仲間に出会う。

今の日本円に換算すると、100デナリは100万円。

彼はその人を捕まえて首を絞め、『借金を返せ』と迫る。
彼の仲間はひれ伏して、『もう少し待ってください。
そうすればお返しします』と嘆願する。
しかし彼は赦さず、その人を引いて行って、
負債を返すまで牢に放り込んでしまう。

彼の仲間たちは事の成り行きを見て非常に心を痛め、
行って一部始終を主君に話す。

主君は彼を呼びつけて言う。
『悪い家来だ。おまえが私に懇願したから、
私はおまえの負債をすべて免除してやったのだ。
私がおまえをあわれんでやったように、
おまえも自分の仲間をあわれんでやるべきではなかったのか。』

こうして、主君は怒って、
負債をすべて返すまで彼を獄吏たちに引き渡してしまう。

JESUSは言われる。

あなたがたもそれぞれ自分の兄弟を心から赦さないなら、
わたしの天の父もあなたがたに、このようになさる。
わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。

6000億円 December 6, 2024

「6000億円」December 6, 2024

マタイはかつて取税人だったので、
お金に興味があり、計算が得意であった。
JESUSは彼の興味や才能を聖めて、
お金に関する内容に満ちた福音書を書かせた。

マタイ18章に記されているたとえには、
1万タラントの借金を抱えた者が登場する。

1デナリが、当時の1日分の日当。
今の日本円に換算すると、1デナリは1万円。

1タラントは6000デナリなので、6000万円。
1万タラントは、なんと6000億円となる。

私たち罪人が抱える罪の負債額は6000億円相当。
億男でも自己破産するしかない借金の額だ。

しかしたとえに出てくるあわれみ深い王(JESUS)は、
6000億円の借金を抱えた者を、
ただあわれみによって、全額免除する。
これがアメイジング・グレイスの響きだ。

ですから、天の御国は、王である一人の人にたとえることができます。その人は自分の家来たちと清算をしたいと思った。清算が始まると、まず一万タラント(6000億円)の負債のある者が、王のところに連れて来られた。彼は返済することができなかったので、その主君は彼に、自分自身も妻子も、持っている物もすべて売って返済するように命じた。それで、家来はひれ伏して主君を拝し、『もう少し待ってください。そうすればすべてお返しします』と言った。家来の主君はかわいそうに思って彼を赦し、負債を免除してやった。(マタイの福音書18章23ー27節)