「人による救いはむなしい」June 27, 2025

「人による救いはむなしい」June 27, 2025

詩篇60篇は、指揮者のために。
「さとしは、ゆりの花」の調べにのせて。
教えのためのダビデのミクタム。
ダビデがアラム・ナハライムやアラム・ツォバと戦っていたとき、
ヨアブが帰って来て、塩の谷でエドムを一万二千人打ち殺したときに。

神よ あなたは私たちを拒み
私たちを破られました。
あなたは怒られました。
どうか 私たちを回復させてください。
あなたは地を揺るがし
引き裂かれました。
その裂け目を癒やしてください。
地が揺れ動いているからです。
あなたは 御民を苦しい目にあわせ
よろめかす酒を 私たちに飲ませられました。
あなたは あなたを恐れる者に
旗を授けられました。
弓から逃れた者をそこに集めるために。 セラ
あなたの愛する者たちが助け出されるよう
あなたの右の手で救い 私に答えてください。

神は聖所から告げられました。
「わたしは 喜んでシェケムを分け
スコテの平原を測ろう。
ギルアデはわたしのもの。マナセもわたしのもの。
エフライムは わたしの頭のかぶと。
ユダはわたしの王笏。
モアブはわたしの足を洗うたらい。
エドムの上に わたしの履き物を投げつけよう。
ペリシテよ わたしのゆえに大声で叫べ。」

だれが 私を防備の町に連れて行くのでしょうか。
だれが 私をエドムまで導くのでしょうか。
神よ あなたご自身が
私たちを拒まれるのですか。
神よ あなたはもはや
私たちとともに出陣なさらないのですか。
どうか敵から私たちを助けてください。
人による救いはむなしいからです。
神にあって 私たちは力ある働きをします。
神が 私たちの敵を踏みつけてくださいます。

「あなたの栄光が全地であがめられますように」June 24, 2025

「あなたの栄光が全地であがめられますように」June 24, 2025

詩篇57篇は、指揮者のために。
「滅ぼすな」の調べで。ダビデによる。ミクタム。
ダビデがサウルから逃れて洞窟にいたときに。

私をあわれんでください。神よ。
私をあわれんでください。
私のたましいは あなたに身を避けていますから。
私は 滅びが過ぎ去るまで 御翼の陰に身を避けます。
私は いと高き方 神を呼び求めます。
私のために すべてを成し遂げてくださる神を。
神は 天から助けを送って 私を救い
私を踏みつける者どもを辱められます。 セラ
神は 恵みとまことを送ってくださいます。

私のたましいは 獅子たちの間で
人の子らを貪り食う者の間で 横たわっています。
彼らの歯は槍と矢 彼らの舌は鋭い剣です。
神よ あなたが天で
あなたの栄光が 全世界であがめられますように。

彼らは私の足を狙って網を仕掛けました。
私のたましいはうなだれています。
彼らは私の前に穴を掘り
自分でその中に落ちました。 セラ

神よ 私の心は揺るぎません。
私の心は揺るぎません。
私は歌い ほめ歌います。
私のたましいよ 目を覚ませ。
琴よ 竪琴よ 目を覚ませ。
私は暁を呼び覚まそう。
主よ 私は国々の民の間で あなたに感謝し
もろもろの国民の間で あなたをほめ歌います。
あなたの恵みは大きく 天にまで及び
あなたのまことは雲にまで及ぶからです。
神よ あなたが天で
あなたの栄光が全地であがめられますように。

「どうか私の涙を あなたの皮袋に蓄えてください」June 23, 2025

「どうか私の涙を あなたの皮袋に蓄えてください」June 23, 2025

詩篇56篇は、指揮者のために。
「遠くの人の、もの言わぬ鳩」の調べにのせて。
ダビデによる。ミクタム。
ペリシテ人がガテでダビデを捕らえたときに。

神よ 私をあわれんでください。
人が私を踏みつけ
一日中戦って 私を虐げているからです。
私の敵は 一日中私を踏みつけています。
高ぶって 私に戦いを挑む者が多いのです。
心に恐れを覚える日
私はあなたに信頼します。
神にあって 私はみことばをほめたたえます。
神に信頼し 私は何も恐れません。
肉なる者が私に何をなし得るでしょう。

一日中 彼らは私のことを痛めつけています。
彼らの思い計ることはみな 私に対する悪です。
彼らは 襲おうとして待ち伏せし
私の跡をつけています。
私のいのちを狙って。
不法があるのに 彼らを見逃されるのですか。
神よ 御怒りで国々の民を打ち倒してください。

あなたは 私のさすらいを記しておられます。
どうか私の涙を あなたの皮袋に蓄えてください。
それとも あなたの書に記されていないのですか。
そのとき私の敵は退きます。私が呼び求める日に。
私は知っています。神が味方であることを。
神にあって 私はみことばをほめたたえます。
主にあって 私はみことばをほめたたえます。
神に信頼し 私は何も恐れません。
人が私に何をなし得るでしょう。

神よ あなたへの誓いは私の上にあります。
感謝のいけにえで あなたにそれを果たします。
まことに あなたは救い出してくださいました。
私のいのちを死から。
私の足をつまずきから。
私が いのちの光のうちに
神の御前に歩むために。

「あなたの重荷を主にゆだねよ」June 22, 2025

「あなたの重荷を主にゆだねよ」June 22, 2025

詩篇55篇は、指揮者のために。
弦楽器に合わせて。ダビデのマスキール。

神よ 私の祈りを耳に入れ
私の切なる願いに 耳を閉ざさないでください。
私をみこころに留め 私に答えてください。
私は悲嘆に暮れ 泣き叫んでいます。
それは 敵の叫びと悪者の迫害のためです。
彼らは私にわざわいを降りかからせ
怒って 私を攻めたてています。
私の心は 内にもだえ
死の恐怖が 私を襲っています。
恐れと震えが私に起こり
戦慄が私を包みました。
私は言いました。
「ああ 私に鳩のように翼があったなら。
飛び去って 休むことができたなら。
ああ どこか遠くへ逃れ去り
荒野の中に宿りたい。 セラ
嵐と疾風を避けて 私の逃れ場に急ぎたい。」

主よ 彼らの舌を混乱させ 分裂させてください。
私はこの都の中に暴虐と争いを見ています。
昼も夜も 彼らは城壁の上を歩き回り
不法と害悪が都のただ中にあります。
破滅が都のただ中にあり
虐待と詐欺はその広場を離れません。

まことに 私をそしっているのは敵ではない。
それなら私は忍ぶことができる。
私に向かって高ぶっているのは
私を憎む者ではない。
それなら私は身を隠すことができる。
それは おまえ。
私の同輩 私の友 私の親友のおまえなのだ。
私たちは ともに親しく交わり
にぎわいの中 神の家に一緒に歩いて行ったのに。
死が彼らをつかめばよい。
彼らは生きたまま よみに下るがよい。
悪が彼らの住まいに 彼らのただ中にあるからだ。

私が神を呼ぶと
主は私を救ってくださる。
夕べに朝に また真昼に 私は嘆き うめく。
すると 主は私の声を聞いてくださる。
主は 私のたましいを敵の挑戦から
平和のうちに贖い出してくださる。
私と争う者が多いから。
神は聞き 彼らを苦しめられる。
昔から御座に着いておられる方は。 セラ
彼らは改めず 神を恐れない。
彼は 親しい者にまで手を伸ばし
自分の誓約を犯している。
その口は よどみなく語るが
心には戦いがある。
そのことばは 油よりも滑らかだが
それは抜き身の剣である。

あなたの重荷を主にゆだねよ。
主があなたを支えてくださる。
主は決して
正しい者が揺るがされるようにはなさらない。
しかし神よ あなたは彼らを
滅びの穴に落とされます。
人の血を流す者どもと欺く者どもは
日数の半ばも生きられないでしょう。
しかし 私はあなたに拠り頼みます。

「横暴な者たちが 私のいのちを求めています」June 21, 2025

「横暴な者たちが 私のいのちを求めています」June 21, 2025

詩篇54篇は、指揮者のために。弦楽器に合わせて。
ダビデのマスキール。ジフの人たちが来て、サウルに
「ダビデは私たちのところに隠れているのではありませんか」
と言ったときに。

神よ あなたの御名によって
私をお救いください。
あなたの力強いみわざによって
私を弁護してください。
神よ 私の祈りを聞いてください。
私の口のことばに耳を傾けてください。
見知らぬ者たちが 私に立ち向かい
横暴な者たちが 私のいのちを求めています。
彼らは神を前にしていないのです。 セラ

見よ 神は私を助ける方。
主は私のいのちを支える方。
神は 私を待ち伏せる者たちに
わざわいをもって報いられます。
あなたの真実によって
彼らを滅ぼしてください。
私は 心からのささげ物をもって
あなたにいけにえを献げます。
主よ あなたの御名に感謝します。
すばらしい御名に。
神がすべての苦難から私を救い出し
私の目が敵を平然と眺めるようになったからです。

「私は世々限りなく 神の恵みに拠り頼む」June 19, 2025

2025-06-19

「私は世々限りなく 神の恵みに拠り頼む」June 19, 2025

詩篇52篇はダビデのマスキール。
エドム人ドエグがサウルのもとに来て、
「ダビデがアヒメレクの家に来た」と告げたときに。

勇士よ なぜおまえは悪を誇りとするのか。
神の恵みはいつもある。
欺く者よ おまえの舌は破壊を企む。
まるで鋭い刃物のように。
おまえは善よりも悪を
義を語るよりも偽りを愛している。 セラ
欺きの舌よ おまえは
あらゆる滅びのことばを愛している。

だが神は おまえを打ち砕いて倒し
幕屋から おまえを引き抜かれる。
生ける者の地から おまえは根絶やしにされる。 セラ

正しい人たちは見て 恐れ
彼に向かって笑う。
「見よ 彼こそは
神を力とせず
自分の大きな富に頼り
破滅のわざを勝ち誇る者。」
しかし私は 神の家に生い茂るオリーブの木。
私は世々限りなく 神の恵みに拠り頼む。

私は とこしえに感謝します。
あなたのみわざのゆえに。
私はあなたにある敬虔な人たちの前で
すばらしいあなたの御名を待ち望みます。

「神へのいけにえは 砕かれた霊」June 18, 2025

「神へのいけにえは 砕かれた霊」June 18, 2025

詩篇51篇はダビデの賛歌。
ダビデがバテ・シェバと通じた後、
預言者ナタンが彼のもとに来たときに。
神へのいけにえは 砕かれた霊。
打たれ 砕かれた心。
神よ あなたはそれを蔑まれません。

神よ 私をあわれんでください。
あなたの恵みにしたがって。
私の背きをぬぐい去ってください。
あなたの豊かなあわれみによって。
私の咎を 私からすっかり洗い去り
私の罪から 私をきよめてください。

まことに 私は自分の背きを知っています。
私の罪は いつも私の目の前にあります。
私はあなたに ただあなたの前に罪ある者です。
私はあなたの目に 悪であることを行いました。
ですから あなたが宣告するとき あなたは正しく
さばくとき あなたは清くあられます。
ご覧ください。私は咎ある者として生まれ
罪ある者として 母は私を身ごもりました。
確かに あなたは心のうちの真実を喜ばれます。
どうか私の心の奥に 知恵を教えてください。

ヒソプで私の罪を除いてください。
そうすれば私はきよくなります。
私を洗ってください。
そうすれば 私は雪よりも白くなります。
楽しみと喜びの声を聞かせてください。
そうすれば あなたが砕かれた骨が喜びます。
御顔を私の罪から隠し
私の咎をすべてぬぐい去ってください。

神よ 私にきよい心を造り
揺るがない霊を 私のうちに新しくしてください。
私を あなたの御前から投げ捨てず
あなたの聖なる御霊を
私から取り去らないでください。
あなたの救いの喜びを私に戻し
仕えることを喜ぶ霊で 私を支えてください。
私は背く者たちに あなたの道を教えます。
罪人たちは あなたのもとに帰るでしょう。

神よ 私の救いの神よ
血の罪から私を救い出してください。
私の舌は あなたの義を高らかに歌います。
主よ 私の唇を開いてください。
私の口は あなたの誉れを告げ知らせます。
まことに 私が供えても
あなたはいけにえを喜ばれず
全焼のささげ物を望まれません。
神へのいけにえは 砕かれた霊。
打たれ 砕かれた心。
神よ あなたはそれを蔑まれません。

どうかご恩寵により シオンにいつくしみを施し
エルサレムの城壁を築き直してください。
そのとき あなたは 義のいけにえを
焼き尽くされる全焼のささげ物を喜ばれます。
そのとき 雄牛があなたの祭壇に献げられます。