「そのすべての奇しいみわざを語れ」August 11, 2025

「そのすべての奇しいみわざを語れ」August 11, 2025

詩篇105篇は、特に記念誌であり証し集。

主に感謝し 御名を呼び求めよ。
そのみわざを諸国の民の間に知らせよ。
主に歌え。主にほめ歌を歌え。
そのすべての奇しいみわざを語れ。
主の聖なる御名を誇りとせよ。
主を慕い求める者たちの心よ 喜べ。
主とその御力を尋ね求めよ。
絶えず御顔を慕い求めよ。
主が行われた奇しいみわざを思い起こせ。
その奇跡と御口のさばきを。
主のしもべ アブラハムの裔よ。
主に選ばれた者 ヤコブの子らよ。

この方こそ 私たちの神 主。
そのさばきは全地にわたる。
主はご自分の契約を とこしえに覚えておられる。
命じられたみことばを 千代までも。
それはアブラハムと結んだ契約
イサクへの誓い。
主はそれを ヤコブへの定めとして立てられた。
イスラエルへの 永遠の契約として。
そのとき主は言われた。
「わたしはあなたにカナンの地を与える。
あなたがたへのゆずりの地として。」

そのころ 彼らの数は少なく
実にわずかで そこでは寄留者であった。
彼らは 国から国へ
一つの王国からほかの民のところへと渡り歩いた。
しかし主は だれにも彼らを虐げさせず
彼らのために王たちを戒められた。
「わたしの油注がれた者たちに触れるな。
わたしの預言者たちに危害を加えるな。」

こうして主は飢饉を地の上に招き
パンの蓄えをことごとくなくされた。
主は一人の人を彼らに先駆けて送られた。
ヨセフが奴隷に売られたのだ。
ヨセフの足は 苦しみのかせをはめられ
その首は 鉄のかせに入れられた。
彼のことばがそのとおりになるときまで
主のことばは彼を錬った。
王は使いを送って ヨセフを解放した。
諸国の民の支配者はそうして 彼を自由にした。
主人である王は ヨセフに自分の家を任せ
自分の全財産を治める者とした。
それは ヨセフが意のままに王の高官を縛り
王の長老たちに知恵を与えるためであった。
イスラエルもエジプトにやって来て
ヤコブはハムの地に寄留することになった。

主はご自分の民を大いに増やし
彼らの敵よりも強くされた。
主は人々の心を変えて ご自分の民を憎ませ
ご自分のしもべたちを 悪賢く扱うようにされた。
主は そのしもべモーセと
ご自分が選んだアロンを遣わされた。
彼らは人々の間で 主の数々のしるしを行い
ハムの地で もろもろの奇跡を行った。
主は闇を送って 暗くされた。
人々は主のことばに逆らわなかった。
主が彼らの水を血に変えられたので
その魚は死んだ。
彼らの地には蛙が群がった。
王族たちの奥の間にまでも。
主が命じられると あぶの群れが来て
ぶよが国中いたるところに湧いて出た。
主は雨に代えて雹を彼らに降らせ
燃える火を彼らの地に下された。
主は彼らのぶどうの木と いちじくの木を打ち
彼らの国の木々を砕かれた。
主が命じられると いなごが来た。
若いいなごが しかも無数に。
それが彼らの国の緑を食い尽くし
彼らの大地の実りを食い尽くした。
主は彼らの国の長子をことごとく打たれた。
彼らのすべての力の初穂を。
主は銀と金を持たせて 御民を導き出された。
主の諸部族の中で よろける者は一人もなかった。
エジプトは彼らが出て行ったとき喜んだ。
エジプトに彼らへの恐れが下ったからだ。

主は 雲を広げて仕切りの幕とし
夜には火を与えて照らされた。
民が願い求めると 主はうずらをもたらし
また 天からのパンで彼らを満ち足らせた。
主が岩を開かれると 水がほとばしり
川となって砂漠を流れた。
これらのことは 主がそのしもべアブラハムへの
聖なることばを 覚えておられたからである。
主は御民を喜びのうちに導き出された。
その選ばれた民を 喜びの叫びのうちに。
主は彼らに国々の地を与えられた。
国々の民の労苦の実を 彼らが受け継ぐために。
これは 彼らが主のおきてを守り
そのみおしえを保つためである。
ハレルヤ。

ボッチャしよ

「信仰継承と霊的戦い」June 11, 2025

「信仰継承と霊的戦い」June 11, 2025

詩篇44篇には、信仰継承と霊的戦いが歌われている。
信仰共同体の中で、過去の記憶を次世代に語るなら、
恵みの記憶を共有した若者たちが真剣に祈り始める。

神よ 私たちはこの耳で聞きました。
先祖たちが語ってくれました。
あなたが彼らの時代 昔になさったみわざを。
あなたは 御手をもって異邦の民を追い払い
そこに先祖たちを植えられました。
もろもろの国民にわざわいを下し
そこに先祖たちを送り込まれました。
自分の剣によって 彼らは地を得たのではなく
自分の腕が 彼らを救ったのでもありません。
ただあなたの右の手 あなたの御腕
あなたの御顔の光が そうしたのです。
あなたが彼らを愛されたからです。

神よ あなたこそ私の王です。
ヤコブの勝利を命じてください。
あなたによって 私たちは敵を押し返し
御名によって 向かい立つ者どもを踏みつけます。
私の弓に 私は頼りません。
私の剣も 私を救いません。
しかし あなたは私たちを敵から救い
私たちを憎む者どもを辱められます。
神にあって 私たちはいつも誇ります。
あなたの御名を とこしえにほめたたえます。 セラ

それなのに あなたは
私たちを退け 卑しめられました。
あなたはもはや
私たちの軍勢とともに出陣なさいません。
あなたは私たちを敵から退かせ
私たちを憎む者どもは思うままに略奪しました。
あなたは私たちを 餌食となる羊のようにし
国々の間に散らされました。
ご自分の民を安く売り渡し
その代価で何の利益も得ませんでした。
あなたは私たちを 隣人のそしりの的とし
周りの者の嘲りとし 笑いぐさとされます。
私たちを国々の間で物笑いの種とし
もろもろの民の間で笑いものとされるのです。
私の前には絶えず辱めがあり
恥が私の顔をおおってしまいました。
それは そしる者とののしる者の声のゆえ
敵と 復讐する者のゆえでした。
これらすべてが私たちを襲いました。
しかし 私たちはあなたを忘れず
あなたの契約を無にしませんでした。
私たちの心はたじろがず
私たちの歩みはあなたの道からそれませんでした。
あなたは ジャッカルの住みかで私たちを砕き
死の陰で私たちをおおわれたのです。
もし 私たちが自分たちの神の御名を忘れ
ほかの神に向かって手を伸べ広げたなら
神はそれを探り出されないでしょうか。
神こそ 心の秘密を知っておられるからです。
あなたのために 私たちは休みなく殺され
屠られる羊と見なされています。

起きてください。
主よ なぜ眠っておられるのですか。
目を覚ましてください。
いつまでも拒まないでください。
なぜ 御顔を隠されるのですか。
私たちの苦しみと虐げをお忘れになるのですか。
私たちのたましいは ちりに伏し
私たちの腹は 地についています。
立ち上がって 私たちをお助けください。
御恵みのゆえに 私たちを贖い出してください。