ロトもソドムの邪悪な罪に汚染されて October 31, 2025

「ロトもソドムの邪悪な罪に汚染されて」October 31, 2025

ロトは戸口にいる彼らのところへ出て行き、自分の背後の戸を閉めた。そして言った。「兄弟たちよ、どうか悪いことはしないでください。お願いですから。私には、まだ男を知らない娘が二人います。娘たちをあなたがたのところに連れて来ますから、好きなようにしてください。けれども、あの人たちには何もしないでください。あの人たちは、私の屋根の下に身を寄せたのですから。」しかし、彼らは言った。「引っ込んでいろ。」そして言った。「こいつはよそ者のくせに、さばきをするのか。さあ、おまえを、あいつらよりもひどい目にあわせてやろう。」彼らはロトのからだに激しく迫り、戸を破ろうと近づいた。すると、あの人たちが手を伸ばして、ロトを自分たちのいる家の中に引き入れて、戸を閉めた。家の戸口にいた者たちは、小さい者から大きい者まで目つぶしをくらったので、彼らは戸口を見つけようとする力も萎えた。創世記19章6ー11節

ロトは矢面に立って、自分の家に招いた客人たちを守ろうとします。しかしロトもソドムの邪悪な罪に汚染されていました。ロトはまだ男を知らない自分の娘たちを、発情した獣のようなソドムの人々に差し出そうとしたのです。

彼らはそれを拒んで言います。「引っ込んでいろ。こいつはよそ者のくせに、さばきをするのか。さあ、おまえを、あいつらよりもひどい目にあわせてやろう。」彼らはロトのからだに激しく迫り、戸を破ろうと近づきました。

すると、御使いたちが手を伸ばし、ロトを自分たちのいる家の中に引き入れて、戸を閉めます。家の戸口にいた者たちは、小さい者から大きい者まで目つぶしをくらったので、彼らは戸口を見つけようとする力も萎えました。

ねたみという罪が待ち伏せている September 13, 2025

「ねたみという罪が待ち伏せている」September 13, 2025

人は、その妻エバを知った。彼女は身ごもってカインを産み、「私は、主によって一人の男子を得た」と言った。彼女はまた、その弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となり、カインは大地を耕す者となった。しばらく時が過ぎて、カインは大地の実りを主へのささげ物として持って来た。アベルもまた、自分の羊の初子の中から、肥えたものを持って来た。主はアベルとそのささげ物に目を留められた。しかし、カインとそのささげ物には目を留められなかった。それでカインは激しく怒り、顔を伏せた。主はカインに言われた。「なぜ、あなたは怒っているのか。なぜ顔を伏せているのか。もしあなたが良いことをしているのなら、受け入れられる。しかし、もし良いことをしていないのであれば、戸口で罪が待ち伏せている。罪はあなたを恋い慕うが、あなたはそれを治めなければならない。」 創世記4章1ー7節

人はその妻エバを知り、二人の息子、カインとアベルを産みます。弟のアベルは羊飼い、兄のカインは大地を耕す者になりました。ある時、カインは大地の実りを主へのささげ物として持って来ました。アベルもまた、自分の羊の初子の中から、肥えたものを持って来ました。主はアベルとそのささげ物に目を留められました。けれども、カインとそのささげ物には目を留められませんでした。

ねたみに支配された不機嫌なカインに主は言われます。「なぜ、あなたは怒っているのか。なぜ顔を伏せているのか。もしあなたが良いことをしているのなら、受け入れられる。しかし、もし良いことをしていないのであれば、戸口で罪が待ち伏せている。罪はあなたを恋い慕うが、あなたはそれを治めなければならない。」 待ち伏せているねたみという罪を治めることができなければ、ねたみは殺意へと変わります。

私たちにではなく ただあなたの御名に 栄光を帰してください August 21, 2025

「私たちにではなく ただあなたの御名に 栄光を帰してください」August 21, 2025

詩篇115篇は、主の祈りのように、
射抜くべき的を見事に照らし出す。

私たちにではなく 主よ 私たちにではなく
ただあなたの御名に 栄光を帰してください。
あなたの恵みとまことのゆえに。

なぜ 国々は言うのか。
「彼らの神は いったいどこにいるのか」と。
私たちの神は 天におられ
その望むところをことごとく行われる。
彼らの偶像は銀や金。
人の手のわざにすぎない。
口があっても語れず
目があっても見えない。
耳があっても聞こえず
鼻があっても嗅げない。
手があってもさわれず
足があっても歩けない。
喉があっても声をたてることができない。
これを造る者も
信頼する者もみな これと同じ。

イスラエルよ 主に信頼せよ。
主こそ助け また盾。
アロンの家よ 主に信頼せよ。
主こそ助け また盾。
主を恐れる者たちよ 主に信頼せよ。
主こそ助け また盾。
主は私たちをみこころに留め
祝福してくださる。
イスラエルの家を祝福し
アロンの家を祝福し
主を恐れる者を祝福してくださる。
小さな者も 大いなる者も。

主があなたがたを増やしてくださるように。
あなたがたと あなたがたの子孫とを。
あなたがたが祝福されるように。
天と地を造られた方 主によって。
天は 主の天。
地は 主が人の子らに与えられた。
死人は主をほめたたえることがない。
沈黙へ下る者たちも。
しかし 私たちは主をほめたたえる。
今よりとこしえに至るまで。
ハレルヤ。

「神へのいけにえは 砕かれた霊」June 18, 2025

「神へのいけにえは 砕かれた霊」June 18, 2025

詩篇51篇はダビデの賛歌。
ダビデがバテ・シェバと通じた後、
預言者ナタンが彼のもとに来たときに。
神へのいけにえは 砕かれた霊。
打たれ 砕かれた心。
神よ あなたはそれを蔑まれません。

神よ 私をあわれんでください。
あなたの恵みにしたがって。
私の背きをぬぐい去ってください。
あなたの豊かなあわれみによって。
私の咎を 私からすっかり洗い去り
私の罪から 私をきよめてください。

まことに 私は自分の背きを知っています。
私の罪は いつも私の目の前にあります。
私はあなたに ただあなたの前に罪ある者です。
私はあなたの目に 悪であることを行いました。
ですから あなたが宣告するとき あなたは正しく
さばくとき あなたは清くあられます。
ご覧ください。私は咎ある者として生まれ
罪ある者として 母は私を身ごもりました。
確かに あなたは心のうちの真実を喜ばれます。
どうか私の心の奥に 知恵を教えてください。

ヒソプで私の罪を除いてください。
そうすれば私はきよくなります。
私を洗ってください。
そうすれば 私は雪よりも白くなります。
楽しみと喜びの声を聞かせてください。
そうすれば あなたが砕かれた骨が喜びます。
御顔を私の罪から隠し
私の咎をすべてぬぐい去ってください。

神よ 私にきよい心を造り
揺るがない霊を 私のうちに新しくしてください。
私を あなたの御前から投げ捨てず
あなたの聖なる御霊を
私から取り去らないでください。
あなたの救いの喜びを私に戻し
仕えることを喜ぶ霊で 私を支えてください。
私は背く者たちに あなたの道を教えます。
罪人たちは あなたのもとに帰るでしょう。

神よ 私の救いの神よ
血の罪から私を救い出してください。
私の舌は あなたの義を高らかに歌います。
主よ 私の唇を開いてください。
私の口は あなたの誉れを告げ知らせます。
まことに 私が供えても
あなたはいけにえを喜ばれず
全焼のささげ物を望まれません。
神へのいけにえは 砕かれた霊。
打たれ 砕かれた心。
神よ あなたはそれを蔑まれません。

どうかご恩寵により シオンにいつくしみを施し
エルサレムの城壁を築き直してください。
そのとき あなたは 義のいけにえを
焼き尽くされる全焼のささげ物を喜ばれます。
そのとき 雄牛があなたの祭壇に献げられます。

6000億円と100万円 December 7, 2024

「6000億円と100万円」December 7, 2024

昨日のたとえ話には、その後のストーリーがある。
6000億円の負債を、
ただあわれみによって全額免除してもらったしもべ。
彼はその後、100デナリ貸していた仲間に出会う。

今の日本円に換算すると、100デナリは100万円。

彼はその人を捕まえて首を絞め、『借金を返せ』と迫る。
彼の仲間はひれ伏して、『もう少し待ってください。
そうすればお返しします』と嘆願する。
しかし彼は赦さず、その人を引いて行って、
負債を返すまで牢に放り込んでしまう。

彼の仲間たちは事の成り行きを見て非常に心を痛め、
行って一部始終を主君に話す。

主君は彼を呼びつけて言う。
『悪い家来だ。おまえが私に懇願したから、
私はおまえの負債をすべて免除してやったのだ。
私がおまえをあわれんでやったように、
おまえも自分の仲間をあわれんでやるべきではなかったのか。』

こうして、主君は怒って、
負債をすべて返すまで彼を獄吏たちに引き渡してしまう。

JESUSは言われる。

あなたがたもそれぞれ自分の兄弟を心から赦さないなら、
わたしの天の父もあなたがたに、このようになさる。
わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。

6000億円 December 6, 2024

「6000億円」December 6, 2024

マタイはかつて取税人だったので、
お金に興味があり、計算が得意であった。
JESUSは彼の興味や才能を聖めて、
お金に関する内容に満ちた福音書を書かせた。

マタイ18章に記されているたとえには、
1万タラントの借金を抱えた者が登場する。

1デナリが、当時の1日分の日当。
今の日本円に換算すると、1デナリは1万円。

1タラントは6000デナリなので、6000万円。
1万タラントは、なんと6000億円となる。

私たち罪人が抱える罪の負債額は6000億円相当。
億男でも自己破産するしかない借金の額だ。

しかしたとえに出てくるあわれみ深い王(JESUS)は、
6000億円の借金を抱えた者を、
ただあわれみによって、全額免除する。
これがアメイジング・グレイスの響きだ。

ですから、天の御国は、王である一人の人にたとえることができます。その人は自分の家来たちと清算をしたいと思った。清算が始まると、まず一万タラント(6000億円)の負債のある者が、王のところに連れて来られた。彼は返済することができなかったので、その主君は彼に、自分自身も妻子も、持っている物もすべて売って返済するように命じた。それで、家来はひれ伏して主君を拝し、『もう少し待ってください。そうすればすべてお返しします』と言った。家来の主君はかわいそうに思って彼を赦し、負債を免除してやった。(マタイの福音書18章23ー27節)

主の祈り 自己中心から神中心へ December 2, 2024

「主の祈り 自己中心から神中心へ」December 2, 2024

The Bibleには、「主の祈り」と呼ばれる祈りがある。
主イエス・JESUSが弟子たちに教えてくださった祈り。
実は、「主の祈り」をひっくり返すと、
以下のような「罪人の自己中心な祈り」になる。

私の名前があがめられますように。
私を中心とした私の国が来ますように。
私が心に思い描き、願っていることが、実現しますように。
私は、自分の力と知恵によって、今日も糧を得よう。
だれでも私に罪を犯すものがあるなら、
 決してその者を赦さないで、報復をしよう。
わたしは自分の力で、試みと悪から自分を救い出そう。
国と力と栄え、世界に満ちるものはすべて、私のものだ。

この的外れな、「罪人の自己中心な祈り」を意識しながら、
見事に的を射た「主の祈り」を祈ることを心がけよう。

天にましますわれらの父よ。
願わくは御名をあがめさせたまえ。
御国をきたらせたまえ。
みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ。
われらの日用の糧を、今日も与えたまえ。
われらに罪を犯す者を、われらが赦すごとく、
           われらの罪をも赦したまえ。
われらを試みにあわせず、悪より救いいだしたまえ。
国と力と栄えとは、限りなくなんじのものなればなり。
アーメン
(マタイ福音書6章、ルカ福音書11章参照)