「悪を良いことに変えてくださる神」January 17, 2025
創世記は50章まであるが、37章以降はヨセフのストーリーが主に語られる。
イスラエル(ヤコブ)はヨセフが年寄り子だったので、
息子たちのだれよりもヨセフを偏愛する。
さらに17歳のヨセフは夢見人(ドリーマー)で、
不遜な夢を兄たちに告げる。
ますます兄たちはヨセフを憎み、
遂にヨセフは兄たちに売られ、エジプトに奴隷として連れて行かれる。
主がヨセフとともにおられたので、ヨセフは成功する者となり、
幾多の困難の中でもエジプトで出世する。
やがてヨセフはエジプトの王ファラオに仕え、
エジプトとイスラエル家族を大飢饉から救う。
その後、父イスラエルが天に召された後、
復讐を恐れる兄たちを前にしてヨセフが語ったのが以下の言葉。
あなたがたは私に悪を謀りましたが、
神はそれを、良いことのための計らいとしてくださいました。
それは今日のように、多くの人が生かされるためだったのです。
(創世記50章20節)
刺繍の裏側のような現実、
もつれて絡まった糸のような私たちの人生において、
神は悪い糸でさえ用いて、やがて一枚の美しい刺繍絵を完成させてくださる。