あなたのらくだにも水を飲ませましょう November 17, 2025

「あなたのらくだにも水を飲ませましょう」November 17, 2025

彼は夕暮れ時、水を汲む女たちが出て来るころ、町の外の井戸のそばにらくだを伏させた。そうして言った。「私の主人アブラハムの神、主よ。どうか今日、私のために取り計らい、私の主人アブラハムに恵みを施してください。ご覧ください。私は泉のそばに立っています。この町の人々の娘たちが、水を汲みに出て来るでしょう。私が娘に、『どうか、あなたの水がめを傾けて、私に飲ませてください』と言い、その娘が、『お飲みください。あなたのらくだにも水を飲ませましょう』と言ったなら、その娘こそ、あなたが、あなたのしもべイサクのために定めておられた人です。このことで、あなたが私の主人に恵みを施されたことを、私が知ることができますように。」しもべがまだ言い終わらないうちに、見よ、リベカが水がめを肩に載せて出て来た。リベカはミルカの子ベトエルの娘で、ミルカはアブラハムの兄弟ナホルの妻であった。この娘は非常に美しく、処女で、男が触れたことがなかった。彼女は泉に下りて行き、水がめを満たして上がって来た。しもべは彼女の方に走って行って、言った。「どうか、あなたの水がめから、水を少し飲ませてください。」すると彼女は、「どうぞ、お飲みください。ご主人様」と言って、すばやくその手に水がめを取り降ろし、彼に飲ませた。水を飲ませ終わると、彼女は、「あなたのらくだにも、飲み終わるまで、水を汲みましょう」と言った。彼女は急いで水がめの水を水ぶねにあけ、水を汲みに、再び井戸まで走って行き、すべてのらくだのために水を汲んだ。創世記24章11−20節

具体的に祈るなら具体的な答えを得ることができ、それによって、みこころを確認できます。アブラハムのしもべは、主人アブラハムの息子イサクの花嫁探しという使命が与えられ、アラム・ナハライムのナホルの町まで来ていました。彼は夕暮れ時、水を汲む女たちが出て来るころ、町の外の井戸のそばにらくだを伏させて祈りました。

「私の主人アブラハムの神、主よ。どうか今日、私のために取り計らい、私の主人アブラハムに恵みを施してください。ご覧ください。私は泉のそばに立っています。この町の人々の娘たちが、水を汲みに出て来るでしょう。私が娘に、『どうか、あなたの水がめを傾けて、私に飲ませてください』と言い、その娘が、『お飲みください。あなたのらくだにも水を飲ませましょう』と言ったなら、その娘こそ、あなたが、あなたのしもべイサクのために定めておられた人です。このことで、あなたが私の主人に恵みを施されたことを、私が知ることができますように。」

まだ言い終わらないうちに、リベカが水がめを肩に載せて来ました。リベカはミルカの子ベトエルの娘で、ミルカはアブラハムの兄弟ナホルの妻です。この娘は非常に美しく、処女でした。彼女は泉に下りて行き、水がめを満たして上がって来ます。しもべは彼女の方に走り寄って言いました。「どうか、あなたの水がめから、水を少し飲ませてください。」すると彼女は・・・

神はアブラハムを覚えておられた November 3, 2025

「神はアブラハムを覚えておられた」November 3, 2025

太陽が地の上に昇り、ロトはツォアルに着いた。そのとき、主は硫黄と火を、天から、主のもとからソドムとゴモラの上に降らせられた。こうして主は、これらの町々と低地全体と、その町々の全住民と、その地の植物を滅ぼされた。ロトのうしろにいた彼の妻は、振り返ったので、塩の柱になってしまった。翌朝早く、アブラハムは、かつて主の前に立ったあの場所に行った。彼は、ソドムとゴモラの方、それに低地の全地方を見下ろした。彼が見ると、なんと、まるでかまどの煙のように、その地から煙が立ち上っていた。神が低地の町々を滅ぼしたとき、神はアブラハムを覚えておられた。それで、ロトが住んでいた町々を滅ぼしたとき、神はロトをその滅びの中から逃れるようにされた。創世記19章23ー29節

陽が昇り、ロトがツォアルに着いたとき、主は硫黄と火を、天からソドムとゴモラの上に降らせました。ついに主は、これらの町々と低地全体、その町々の全住民と植物を滅ぼされたのです。振り返ったロトの妻は、塩の柱になってしまいました。

翌朝早く、アブラハムはかつて主の前に立ったあの場所に急ぎます。彼は、ソドムとゴモラの方、低地の全地方を見下ろしました。まるでかまどの煙のように、その地から煙が立ち上っていました。

神が低地の町々を滅ぼしたとき、神はアブラハムを覚えておられました。それで、ロトが住んでいた町々を滅ぼしたとき、神はロトをその滅びの中から逃れるようにされたのです。

いのちがけで逃げなさい。うしろを振り返ってはいけない November 2, 2025

「いのちがけで逃げなさい。うしろを振り返ってはいけない」November 2, 2025

彼らを外に連れ出したとき、その一人が言った。「いのちがけで逃げなさい。うしろを振り返ってはいけない。この低地のどこにも立ち止まってはならない。山に逃げなさい。そうでないと滅ぼされてしまうから。」ロトは彼らに言った。「主よ、どうか、そんなことになりませんように。ご覧ください。このしもべはあなたのご好意を受けました。そしてあなたは私に大きな恵みを施してくださり、私のいのちを生かしてくださいました。しかし、私は山にまで逃げることはできません。おそらく、わざわいが追いついて、私は死ぬでしょう。ご覧ください。あそこの町は逃れるのに近く、しかもあんなに小さい町です。どうか、あそこに逃げさせてください。あんなに小さいではありませんか。私のいのちを生かしてください。」その人は彼に言った。「よろしい。わたしはこのことでも、あなたの願いを受け入れ、あなたの言うあの町を滅ぼさない。急いであそこへ逃れなさい。あなたがあそこに着くまでは、わたしは何もできないから。」それゆえ、その町の名はツォアルと呼ばれた。 創世記19章17ー22節

ロト夫妻と二人の娘たちを外に連れ出したとき、御使いの一人が言います。「いのちがけで逃げなさい。うしろを振り返ってはいけない。この低地のどこにも立ち止まってはならない。山に逃げなさい。そうでないと滅ぼされてしまうから。」

ロトは訴えます。「主よ、どうか、そんなことになりませんように。ご覧ください。このしもべはあなたのご好意を受けました。・・・しかし、私は山にまで逃げることはできません。・・・ご覧ください。あそこの町は逃れるのに近く、しかもあんなに小さい町です。どうか、あそこに逃げさせてください。」

その人は彼に言います。「よろしい。わたしはこのことでも、あなたの願いを受け入れ、あなたの言うあの町を滅ぼさない。急いであそこへ逃れなさい。あなたがあそこに着くまでは、わたしは何もできないから。」それでその町の名はツォアルと呼ばれました。ロトに対する度重なる主のあわれみは、アブラハムのとりなしの故でした。

ご覧ください。私はちりや灰にすぎませんが October 29, 2025

「ご覧ください。私はちりや灰にすぎませんが」October 29, 2025

アブラハムは答えた。「ご覧ください。私はちりや灰にすぎませんが、あえて、わが主に申し上げます。もしかすると、五十人の正しい者に五人不足しているかもしれません。その五人のために、あなたは町のすべてを滅ぼされるのでしょうか。」主は言われた。「いや、滅ぼしはしない。もし、そこに四十五人を見つけたら。」彼は再び尋ねて言った。「もしかすると、そこに見つかるのは四十人かもしれません。」すると言われた。「そうはしない。その四十人のゆえに。」また彼は言った。「わが主よ。どうかお怒りにならないで、私に言わせてください。もしかすると、そこに見つかるのは三十人かもしれません。」すると言われた。「そうはしない。もし、そこに三十人を見つけたら。」彼は言った。「あえて、わが主に申し上げます。もしかすると、そこに見つかるのは二十人かもしれません。」すると言われた。「滅ぼしはしない。その二十人のゆえに。」また彼は言った。「わが主よ。どうかお怒りにならないで、もう一度だけ私に言わせてください。もしかすると、そこに見つかるのは十人かもしれません。」すると言われた。「滅ぼしはしない。その十人のゆえに。」主は、アブラハムと語り終えると、去って行かれた。アブラハムも自分の家へ帰って行った。創世記18章27ー33節

破れ口に立ち続けるアブラハムは、粘り強くとりなしの祈りを続けます。「もしかすると、五十人の正しい者に五人不足しているかもしれません。その五人のために、あなたは町のすべてを滅ぼされるのでしょうか。」とアブラハムが申し上げると、主は言われます。「いや、滅ぼしはしない。もし、そこに四十五人を見つけたら。」

五十人から四十五人、四十五人から四十人、四十人から三十人、三十人から二十人、二十人から十人。何としてもソドムが滅ぼされないように、アブラハムは粘りに粘って主にとりなし続けます。なぜアブラハムは、そこまで真剣に祈ることが出来たのでしょうか。なぜならソドムには、アブラムの甥のロトが住んでいたからです。

万人祭司のモデル October 28, 2025

「万人祭司のモデル」October 28, 2025

その人たちは、そこからソドムの方へ進んで行った。アブラハムは、まだ主の前に立っていた。アブラハムは近づいて言った。「あなたは本当に、正しい者を悪い者とともに滅ぼし尽くされるのですか。もしかすると、その町の中に正しい者が五十人いるかもしれません。あなたは本当に彼らを滅ぼし尽くされるのですか。その中にいる五十人の正しい者のために、その町をお赦しにならないのですか。正しい者を悪い者とともに殺し、そのため正しい者と悪い者が同じようになる、というようなことを、あなたがなさることは絶対にありません。そんなことは絶対にあり得ないことです。全地をさばくお方は、公正を行うべきではありませんか。」主は言われた。「もしソドムで、わたしが正しい者を五十人、町の中に見つけたら、その人たちのゆえにその町のすべてを赦そう。」 創世記18章22ー26節

主の一行は現地視察のためソドムに向かいます。まだ主の前に立っていたアブラハムは、主に近づいて言います。アブラハムは、祭司のように人の側に立ち、破れ口に立ってとりなしの祈りをします。ここに宗教改革が再発見した万人祭司のモデルがいます。

「あなたは本当に、正しい者を悪い者とともに滅ぼし尽くされるのですか。もしかすると、その町の中に正しい者が五十人いるかもしれません。あなたは本当に彼らを滅ぼし尽くされるのですか。その中にいる五十人の正しい者のために、その町をお赦しにならないのですか。正しい者を悪い者とともに殺し、そのため正しい者と悪い者が同じようになる、というようなことを、あなたがなさることは絶対にありません。そんなことは絶対にあり得ないことです。全地をさばくお方は、公正を行うべきではありませんか。」

日常生活の中で祭壇を築く歩み October 7, 2025

「日常生活の中で祭壇を築く歩み」October 7, 2025

アブラムは、妻のサライと甥のロト、また自分たちが蓄えたすべての財産と、ハランで得た人たちを伴って、カナンの地に向かって出発した。こうして彼らはカナンの地に入った。アブラムはその地を通って、シェケムの場所、モレの樫の木のところまで行った。当時、その地にはカナン人がいた。主はアブラムに現れて言われた。「わたしは、あなたの子孫にこの地を与える。」アブラムは、自分に現れてくださった主のために、そこに祭壇を築いた。彼は、そこからベテルの東にある山の方に移動して、天幕を張った。西にはベテル、東にはアイがあった。彼は、そこに主のための祭壇を築き、主の御名を呼び求めた。 創世記12章5ー8節

七十五歳でハランを旅立ったアブラムたちは、約束の地カナンに到着します。当時その地には、先住のカナン人がいました。けれども主なる神がアブラムに現れて、「わたしは、あなたの子孫(イスラエル)にこの地を与える。」と約束されました。現代まで続いている、イスラエルの国土問題のルーツがここにあります。

アブラムは、自分に現れてくださった主のために、約束の地に祭壇を築きます。祭壇とは、献げ物とともに祈りと礼拝を献げる場所です。日常生活の中で祭壇を築き、祈りと礼拝を献げること(ディボーション)は、いつの時代の信仰者にとっても生命線です。

聖書と祈り会のご案内

水曜14時からと20時から、聖書と祈り会が持たれます。
今はエゼキエル書を読み進めつつ、祈りの時を持っています。

2025年9月10日の聖書と祈り会メッセージ。だから立ち返って、生きよ。
聖書はエゼキエル書18章1−32節。
ともに聞く聖書はこちら⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠http://graceandmercy.or.jp⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠。

エゼキエル18

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