「荒野の40年を招いた分水嶺」January 31, 2025
エジプトを脱出したイスラエルの民は、
なぜ荒野の40年を体験することになったのか?
民数記13章には、その分水嶺が記されている。
主なる神はモーセに告げられた。
「人々を遣わして、わたしがイスラエルの子らに
与えようとしているカナンの地を偵察させよ。」
四十日の終わりに、彼らはその地の偵察から戻り、
モーセに報告した。
「私たちは、あなたがお遣わしになった地に行きました。
そこには確かに乳と蜜が流れています。
そして、これがそこの果物です。
ただ、その地に住む民は力が強く、
その町々は城壁があって非常に大きく、
そのうえ、そこでアナクの子孫を見ました。
アマレク人がネゲブの地方に住んでいて、
ヒッタイト人、エブス人、アモリ人が山地に、
カナン人が海岸とヨルダンの川岸に住んでいます。」
そのとき、カレブがモーセの前で、民を静めて言った。
「私たちはぜひとも上って行って、
そこを占領しましょう。必ず打ち勝つことができます。」
しかし、彼と一緒に上って行った者たちは言った。
「あの民のところには攻め上れない。
あの民は私たちより強い。」
彼らは偵察して来た地について、
イスラエルの子らに悪く言いふらして言った。
「私たちが行き巡って偵察した地は、
そこに住む者を食い尽くす地で、
そこで見た民はみな、背の高い者たちだ。
私たちは、そこでネフィリムを、
ネフィリムの末裔アナク人を見た。
私たちの目には自分たちがバッタのように見えたし、
彼らの目にもそう見えただろう。」