「日常生活の中で祭壇を築く歩み」October 7, 2025
アブラムは、妻のサライと甥のロト、また自分たちが蓄えたすべての財産と、ハランで得た人たちを伴って、カナンの地に向かって出発した。こうして彼らはカナンの地に入った。アブラムはその地を通って、シェケムの場所、モレの樫の木のところまで行った。当時、その地にはカナン人がいた。主はアブラムに現れて言われた。「わたしは、あなたの子孫にこの地を与える。」アブラムは、自分に現れてくださった主のために、そこに祭壇を築いた。彼は、そこからベテルの東にある山の方に移動して、天幕を張った。西にはベテル、東にはアイがあった。彼は、そこに主のための祭壇を築き、主の御名を呼び求めた。 創世記12章5ー8節
七十五歳でハランを旅立ったアブラムたちは、約束の地カナンに到着します。当時その地には、先住のカナン人がいました。けれども主なる神がアブラムに現れて、「わたしは、あなたの子孫(イスラエル)にこの地を与える。」と約束されました。現代まで続いている、イスラエルの国土問題のルーツがここにあります。
アブラムは、自分に現れてくださった主のために、約束の地に祭壇を築きます。祭壇とは、献げ物とともに祈りと礼拝を献げる場所です。日常生活の中で祭壇を築き、祈りと礼拝を献げること(ディボーション)は、いつの時代の信仰者にとっても生命線です。