なぜ神はノアの方舟と大洪水を起こされたのか September 20, 2025

「なぜ神はノアの方舟と大洪水を起こされたのか」September 20, 2025

さて、人が大地の面に増え始め、娘たちが彼らに生まれたとき、神の子らは、人の娘たちが美しいのを見て、それぞれ自分が選んだ者を妻とした。そこで、主は言われた。「わたしの霊は、人のうちに永久にとどまることはない。人は肉にすぎないからだ。だから、人の齢は百二十年にしよう。」

神の子らが人の娘たちのところに入り、彼らに子ができたそのころ、またその後も、ネフィリムが地にいた。彼らは昔からの勇士であり、名のある者たちであった。主は、地上に人の悪が増大し、その心に図ることがみな、いつも悪に傾くのをご覧になった。それで主は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。

そして主は言われた。「わたしが創造した人を地の面から消し去ろう。人をはじめ、家畜や這うもの、空の鳥に至るまで。わたしは、これらを造ったことを悔やむ。」しかし、ノアは主の心にかなっていた。 創世記6章1ー8節

なぜ神はノアの方舟と大洪水を起こされたのか、その経緯がここに記されています。まず、神の子ら(セツの子孫)が、人の娘たち(カインの子孫)が美しいのを見て、それぞれ自分が選んだ者を妻としました。自由奔放な恋愛と軽率な結婚が、連鎖的不幸を次世代にもたらすため、主は人の齢を一気に120年まで制限されました。

彼らに子ができたそのころ、またその後も、ネフィリム(堕落して自分を誇る屈強な筋肉男)が地にいました。彼らによるDV・家庭内暴力、不倫、近親相姦、略奪、堕胎、虐待、離婚、家庭崩壊、復讐。主は、地上に人の悪が増大し、その心に図ることがみな、いつも悪に傾くのをご覧になり、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められたのです。しかし、ノアは主の心にかなっていました。

荒野の40年を招いた分水嶺 January 31, 2025

「荒野の40年を招いた分水嶺」January 31, 2025

エジプトを脱出したイスラエルの民は、
なぜ荒野の40年を体験することになったのか?
民数記13章には、その分水嶺が記されている。

主なる神はモーセに告げられた。
「人々を遣わして、わたしがイスラエルの子らに
与えようとしているカナンの地を偵察させよ。」

四十日の終わりに、彼らはその地の偵察から戻り、
モーセに報告した。
「私たちは、あなたがお遣わしになった地に行きました。
そこには確かに乳と蜜が流れています。
そして、これがそこの果物です。
ただ、その地に住む民は力が強く、
その町々は城壁があって非常に大きく、
そのうえ、そこでアナクの子孫を見ました。
アマレク人がネゲブの地方に住んでいて、
ヒッタイト人、エブス人、アモリ人が山地に、
カナン人が海岸とヨルダンの川岸に住んでいます。」

そのとき、カレブがモーセの前で、民を静めて言った。
「私たちはぜひとも上って行って、
そこを占領しましょう。必ず打ち勝つことができます。」

しかし、彼と一緒に上って行った者たちは言った。
「あの民のところには攻め上れない。
あの民は私たちより強い。」
彼らは偵察して来た地について、
イスラエルの子らに悪く言いふらして言った。
「私たちが行き巡って偵察した地は、
そこに住む者を食い尽くす地で、
そこで見た民はみな、背の高い者たちだ。
私たちは、そこでネフィリムを、
ネフィリムの末裔アナク人を見た。
私たちの目には自分たちがバッタのように見えたし、
彼らの目にもそう見えただろう。」