大洪水以降の食物 September 27, 2025

「大洪水以降の食物」September 27, 2025

神はノアとその息子たちを祝福して、彼らに仰せられた。「生めよ。増えよ。地に満ちよ。あなたがたへの恐れとおののきが、地のすべての獣、空のすべての鳥、地面を動くすべてのもの、海のすべての魚に起こる。あなたがたの手に、これらは委ねられたのだ。生きて動いているものはみな、あなたがたの食物となる。緑の草と同じように、そのすべてのものを、今、あなたがたに与える。ただし肉は、そのいのちである血のあるままで食べてはならない。わたしは、あなたがたのいのちのためには、あなたがたの血の価を要求する。いかなる獣にも、それを要求する。また人にも、兄弟である者にも、人のいのちを要求する。人の血を流す者は、人によって血を流される。神は人を神のかたちとして造ったからである。あなたがたは生めよ。増えよ。地に群がり、地に増えよ。」創世記9章1ー7節

大洪水の前に、食物として与えられていたのは植物でした。小麦、大麦、とうもろこし、サトウキビ、米、蕎麦、大豆、小豆、レンズ豆、枝豆、落花生、ニンニク、生姜、胡麻、オリーブ、ジャガイモ、たまねぎ、こんにゃく、サツマイモ、山芋、蓮根、ごぼう、大根、カブ、人参、カボチャ、キャベツ、レタス、白菜、小松菜、トマト、ナス、胡瓜、スイカ、メロン、瓜、ゴーヤ、ブロッコリー、セロリ、パセリ、ネギ、もやし、春菊、ほうれん草、ぶどう、いちじく、ナツメ、アーモンド、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、バナナ、パイナップル、キウイ、ドリアン、ドラゴンフルーツ、イチゴ、ブルーベリー、バニラ、蜜柑、檸檬、林檎、梨、桃、栗、柿、梅、あんず、銀杏、くるみ、さくらんぼ、椎茸、松茸などがあります。菜食だけでも十分主食になり得ます。

しかし、大洪水以後、植物の収穫を待っていたら餓死してしまう危機的状況が生じ、生きて動いているものはみな、あなたがたの食物となる、と肉が食物として与えられました。聖書は、極端な菜食主義でもなく、極端な肉食主義でもない立場を教えています。

ポスト大洪水・大洪水以後 September 26, 2025

「ポスト大洪水・大洪水以後」September 26, 2025

六百一年目の第一の月の一日に、水は地の上から干上がった。ノアが箱舟の覆いを取り払って眺めると、見よ、地の面は乾いていた。第二の月の二十七日には、地はすっかり乾いた。神はノアに告げられた。「あなたは、妻と、息子たちと、息子たちの妻たちとともに箱舟から出なさい。すべての肉なるもののうち、あなたとともにいる生き物すべて、鳥、家畜、地の上を這うすべてのものが、あなたとともに出るようにしなさい。それらが地に群がり、地の上で生み、そして増えるようにしなさい。」そこでノアは、息子たち、彼の妻、息子たちの妻たちとともに外に出た。すべての獣、すべての這うもの、すべての鳥、すべて地の上を動くものも、種類ごとに箱舟から出て来た。ノアは主のために祭壇を築き、すべてのきよい家畜から、また、すべてのきよい鳥からいくつかを取って、祭壇の上で全焼のささげ物を献げた。主は、その芳ばしい香りをかがれた。そして、心の中で主はこう言われた。「わたしは、決して再び人のゆえに、大地にのろいをもたらしはしない。人の心が思い図ることは、幼いときから悪であるからだ。わたしは、再び、わたしがしたように、生き物すべてを打ち滅ぼすことは決してしない。この地が続くかぎり、種蒔きと刈り入れ、寒さと暑さ、夏と冬、昼と夜がやむことはない。」創世記8章13−22節

ノアの箱舟は、一年近く続いた大洪水を無事に生き残りました。生き残って箱舟から出て来た人類は、ノアと、妻と、3人の息子たち(セム、ハム、ヤペテ)と息子たちの妻たち、計8名でした。彼らがポスト大洪水における人類の祖先となりました。鳥、家畜、地の上を這うすべてのものも箱舟から出て、新たな時代を生きていきます。

生き残ることができたノアが、ポスト大洪水に最初にしたこと。それは主なる神を礼拝することでした。ノアは主のために祭壇を築き、祭壇の上で全焼のささげ物を献げ、主なる神を礼拝しました。主はノアが献げた礼拝を喜んでくださり、再び生き物すべてを打ち滅ぼすことは決してしないと誓われました。