神はアブラハムを覚えておられた November 3, 2025

「神はアブラハムを覚えておられた」November 3, 2025

太陽が地の上に昇り、ロトはツォアルに着いた。そのとき、主は硫黄と火を、天から、主のもとからソドムとゴモラの上に降らせられた。こうして主は、これらの町々と低地全体と、その町々の全住民と、その地の植物を滅ぼされた。ロトのうしろにいた彼の妻は、振り返ったので、塩の柱になってしまった。翌朝早く、アブラハムは、かつて主の前に立ったあの場所に行った。彼は、ソドムとゴモラの方、それに低地の全地方を見下ろした。彼が見ると、なんと、まるでかまどの煙のように、その地から煙が立ち上っていた。神が低地の町々を滅ぼしたとき、神はアブラハムを覚えておられた。それで、ロトが住んでいた町々を滅ぼしたとき、神はロトをその滅びの中から逃れるようにされた。創世記19章23ー29節

陽が昇り、ロトがツォアルに着いたとき、主は硫黄と火を、天からソドムとゴモラの上に降らせました。ついに主は、これらの町々と低地全体、その町々の全住民と植物を滅ぼされたのです。振り返ったロトの妻は、塩の柱になってしまいました。

翌朝早く、アブラハムはかつて主の前に立ったあの場所に急ぎます。彼は、ソドムとゴモラの方、低地の全地方を見下ろしました。まるでかまどの煙のように、その地から煙が立ち上っていました。

神が低地の町々を滅ぼしたとき、神はアブラハムを覚えておられました。それで、ロトが住んでいた町々を滅ぼしたとき、神はロトをその滅びの中から逃れるようにされたのです。

アブラハムに隠しておくべきだろうか October 27, 2025

「アブラハムに隠しておくべきだろうか」October 27, 2025

その人たちは、そこから立ち上がって、ソドムの方を見下ろした。アブラハムは彼らを見送りに、彼らと一緒に行った。主はこう考えられた。「わたしは、自分がしようとしていることを、アブラハムに隠しておくべきだろうか。アブラハムは必ず、強く大いなる国民となり、地のすべての国民は彼によって祝福される。わたしがアブラハムを選び出したのは、彼がその子どもたちと後の家族に命じて、彼らが主の道を守り、正義と公正を行うようになるためであり、それによって、主がアブラハムについて約束したことを彼の上に成就するためだ。」主は言われた。「ソドムとゴモラの叫びは非常に大きく、彼らの罪はきわめて重い。わたしは下って行って、わたしに届いた叫びどおり、彼らが滅ぼし尽くされるべきかどうかを、見て確かめたい。」 創世記18章16ー21節

主の一行は立ち上がり、ソドムの方を見下ろしました。アブラハムは彼らを見送りに一緒に行きます。そのとき主はこう自問自答されました。「わたしは、自分がしようとしていることを、アブラハムに隠しておくべきだろうか。アブラハムは必ず、強く大いなる国民となり、地のすべての国民は彼によって祝福される。・・・」

そして主は、今しようとしていることをアブラハムに語られました。「ソドムとゴモラの叫びは非常に大きく、彼らの罪はきわめて重い。わたしは下って行って、わたしに届いた叫びどおり、彼らが滅ぼし尽くされるべきかどうかを、見て確かめたい。」

主はさばきをなさる時、特に最終的なさばきをなさり、滅ぼし尽くそうとされる時、前もって現場に赴き、慎重に現地視察をされます。見切り発車で誤爆などということが、あってはならないからです。誤爆で正しい人たちを滅ぼし尽くすなら、テロリストと同じになりますから。

神に反逆する大バビロンのルーツ October 1, 2025

「神に反逆する大バビロンのルーツ」October 1, 2025

ハムの子らはクシュ、ミツライム、プテ、カナン。クシュの子らはセバ、ハビラ、サブタ、ラアマ、サブテカ。ラアマの子らはシェバ、デダン。クシュはニムロデを生んだ。ニムロデは地上で最初の勇士となった。彼は主の前に力ある狩人であった。それゆえ、「主の前に力ある狩人ニムロデのように」と言われるようになった。彼の王国の始まりは、バベル、ウルク、アッカド、カルネで、シンアルの地にあった。その地から彼はアッシュルに進出し、ニネベ、レホボテ・イル、カルフ、およびニネベとカルフの間のレセンを建てた。それは大きな町であった。ミツライムが生んだのは、ルディ人、アナミム人、レハビム人、ナフトヒム人、パテロス人、カスルヒム人、カフトル人。このカスルヒム人からペリシテ人が出た。カナンが生んだのは、長子シドン、ヒッタイト、エブス人、アモリ人、ギルガシ人、ヒビ人、アルキ人、シニ人、アルワデ人、ツェマリ人、ハマテ人。その後、カナン人の諸氏族が分かれ出た。それでカナン人の領土は、シドンからゲラルに向かって、ガザに至り、ソドム、ゴモラ、アデマ、ツェボイムに向かって、ラシャにまで及んだ。以上が、その氏族、その言語、その地、国民ごとの、ハムの子孫である。 創世記10章6ー20節

ノアの破れ口を拡げたゆえに、のろわれたカナンの父ハムの子孫から、ニムロデが登場します。「われわれは反逆しよう」という意味の名前通り、ニムロデは神に反逆し、武力で王国を起こし、王座に着きました。彼らはやがて滅ぼされるソドムやゴモラの住民にもなります。

バベルの塔で有名なバベルは、ニムロデの王国です。そしてバベルは、バビロンの語源です。主にハムの子孫から、神に反逆する民族が分かれ出ました。彼らは約束の地の先住民となり、神に敵対するゆえにイスラエルに敵対し、やがて世の終わりに滅ぼされる大バビロンに至ります。