あなたが何をしても、神はあなたとともにおられます November 10, 2025

「あなたが何をしても、神はあなたとともにおられます」November 10, 2025

そのころ、アビメレクとその軍の長ピコルがアブラハムに言った。「あなたが何をしても、神はあなたとともにおられます。それで今、ここで神によって私に誓ってください。私と私の子孫を裏切らないと。そして、私があなたに示した誠意にふさわしく、私にも、またあなたが寄留しているこの土地に対しても、誠意を示してください。」アブラハムは「私は誓います」と言った。それから、アブラハムは、アビメレクのしもべたちが奪い取った井戸のことで、アビメレクに抗議した。アビメレクは答えた。「だれがそのようなことをしたのか知りませんでした。それに、あなたも私に告げなかったし、私も今日まで聞いたことがありませんでした。」そこでアブラハムは羊と牛を取って、アビメレクに与えた。こうして二人は契約を結んだ。アブラハムは、羊の群れから、七匹の雌の子羊を別にしておいた。アビメレクはアブラハムに言った。「今、あなたが別にしたこの七匹の雌の子羊は、何のためのものですか。」アブラハムは言った。「私がこの井戸を掘ったという証拠になるように、七匹の雌の子羊を私の手から受け取ってください。」それゆえ、その場所はベエル・シェバと呼ばれた。彼ら二人がそこで誓ったからである。彼らはベエル・シェバで契約を結んだ。アビメレクと、その軍の長ピコルは立って、ペリシテ人の地に帰って行った。アブラハムはベエル・シェバに一本のタマリスクの木を植え、そこで永遠の神、主の御名を呼び求めた。アブラハムは長い間、ペリシテ人の地に寄留した。創世記21章22ー34節

ベエル・シェバは7つの井戸という意味ですが、イスラエル南限の町名です。そのころ、アブラハムが掘った井戸をめぐって、トラブルが起こりました。アビメレクのしもべたちがアブラハムの井戸を奪い取っていたのです。アビメレクとは、イサクが生まれる前に、アブラハムの妻サラを妻としようとしたゲラルの王です。

アビメレクは軍の長ピコルを伴ってアブラハムに言いました。「あなたが何をしても、神はあなたとともにおられます。それで今、ここで神によって私に誓ってください。私と私の子孫を裏切らないと。そして、私があなたに示した誠意にふさわしく、私にも、またあなたが寄留しているこの土地に対しても、誠意を示してください。」

主によってアビメレクの信頼を勝ち得たアブラハムは、「私は誓います」と約束し、井戸の件を抗議します。アビメレクは紳士的態度で応じてくれました。アブラハムがこの7つの井戸を掘った証拠として、七匹の雌の子羊が送られ、その場所はベエル・シェバと呼ばれました。アブラハムは一本のタマリスク(御柳)の木を植え、そこで永遠の神、主の御名を呼び求め、寄留を続けました。

万事を益に変えてくださる主 November 6, 2025

「万事を益に変えてくださる主」November 6, 2025

2025-11-06

アビメレクはアブラハムを呼び寄せて言った。「あなたは何ということを私たちにしたのか。私がいったい、罪となるどんなことをあなたにしたというのか。あなたが、私と私の王国に大きな罪をもたらそうとするとは。あなたは、してはならないことを私にしたのだ。」また、アビメレクはアブラハムに言った。「あなたはなぜ、こんなことをしたのか。」アブラハムは答えた。「この地方には、神を恐れることが全くないので、人々が私の妻のゆえに私を殺すと思ったのです。また、本当に、あれは私の妹、私の父の娘です。でも、私の母の娘ではありません。それが私の妻になったのです。神が私を父の家から、さすらいの旅に出されたとき、私は彼女に、『このようにして、あなたの真実の愛を私に尽くしてほしい。私たちが行くどこででも、私のことを、この人は私の兄です、と言ってほしい』と言ったのです。」アビメレクは、羊の群れと牛の群れと、男女の奴隷たちを連れて来て、アブラハムに与え、またアブラハムの妻サラを彼に返した。アビメレクは言った。「見なさい。私の領地があなたの前に広がっている。あなたの良いと思うところに住みなさい。」サラに対しては、こう言った。「ここに、銀千枚をあなたの兄に与える。これはあなたにとって、また一緒にいるすべての人にとって、あなたを守るものとなるだろう。これであなたは、すべての人の前で正しいとされるだろう。」そこで、アブラハムは神に祈った。神は、アビメレクとその妻、また女奴隷たちを癒やされたので、彼らは再び子を産むようになった。主が、アブラハムの妻サラのことで、アビメレクの家のすべての胎を堅く閉じておられたのである。創世記20章9−18節

アビメレクはアブラハムに言いました。「あなたは何ということを私たちにしたのか。私がいったい、罪となるどんなことをあなたにしたというのか。あなたが、私と私の王国に大きな罪をもたらそうとするとは。あなたは、してはならないことを私にしたのだ。なぜ、こんなことをしたのか。」

約400年後にモーセが十戒を授かる前に、アビメレクは「あなたの隣人の妻を欲してはならない」という教えを知らされていたのです。

主は、アブラハムの尻拭いをし、アビメレクによって多くの良いものを授けました。アブラハムが祈ると、神は、アビメレクとその妻たちを癒やされ、再び子を産むようになりました。アブラハムの神は、万事を益に変えてくださる恵みの神なのです。

自分の妻サラのことを「これは私の妹です」と言ったので November 5, 2025

自分の妻サラのことを「これは私の妹です」と言ったので November 5, 2025

アブラハムは、そこからネゲブの地方へ移り、カデシュとシュルの間に住んだ。ゲラルに寄留していたとき、アブラハムは、自分の妻サラのことを「これは私の妹です」と言ったので、ゲラルの王アビメレクは、人を遣わしてサラを召し入れた。その夜、神が夢の中でアビメレクのところに来て、こう仰せられた。「見よ。あなたは、自分が召し入れた女のために死ぬことになる。あの女は夫のある身だ。」アビメレクは、まだ彼女に近づいていなかった。そこで彼は言った。「主よ、あなたは正しい国民さえも殺されるのですか。彼が私に『これは私の妹です』と言ったのではありませんか。彼女自身も『これは私の兄です』と言いました。私は、全き心と汚れのない手で、このことをしたのです。」神は夢の中で彼に仰せられた。「そのとおりだ。あなたが全き心でこのことをしたのを、わたし自身もよく知っている。それでわたしも、あなたがわたしの前に罪ある者とならないようにした。だからわたしは、あなたが彼女に触れることを許さなかったのだ。今、あの人の妻をあの人に返しなさい。あの人は預言者で、あなたのために祈ってくれるだろう。そして、いのちを得なさい。しかし、返さなければ、あなたも、あなたに属するすべての者も、必ず死ぬことを承知していなさい。」翌朝早く、アビメレクは彼のしもべをみな呼び寄せ、これらのことをすべて語り聞かせたので、人々は非常に恐れた。創世記20章1ー8節

以前エジプトでも同じようなことがありました。この度は、アブラハムがゲラルに寄留していたときのことです。アブラハムは、自分の妻サラのことを「これは私の妹です」と言ったので、ゲラルの王アビメレクは、人を遣わしてサラを召し入れました。

もしもこの時、主なる神が再び介入してくださらなければ、アブラハムとサラ夫婦は、神の恵みを無駄に受け、すべてをドブに捨てることになりました。しかしあわれみ深い主は、ご自分の計画を成し遂げるために、アブラハムの尻拭いをしてくださいました。

ゲラルの王アビメレクがサラを召し入れたその夜、神が夢の中でアビメレクのところに来て、こう仰せられたのです。「見よ。あなたは、自分が召し入れた女のために死ぬことになる。あの女は夫のある身だ。」ゲラルの王アビメレクの誠実な姿とアブラハムの不誠実な姿が対照的です。