「神よ なぜ いつまでも拒み」July 11, 2025

「神よ なぜ いつまでも拒み」July 11, 2025

詩篇74篇は、アサフのマスキール。

神よ なぜ いつまでも拒み
御怒りをあなたの牧場の羊に燃やされるのですか。
どうか思い起こしてください。
昔あなたが買い取られ
ゆずりの民として贖われた あなたの会衆を。
あなたの住まいであるシオンの山を。
あなたの足を 永遠の廃墟に踏み入れてください。
敵は聖所であらゆる害を加えています。
あなたに敵対する者どもは
あなたの聖なる所でほえたけり
自分たちのしるしを そこに掲げています。
あたかも 木の茂みの中で
斧を高く振り上げる者のようです。
今や彼らは 手斧と槌で
聖所の彫り物をことごとく打ち砕き
あなたの聖所に火を放ち
あなたの御名の住まいを その地まで汚しました。
彼らは心の中で
「彼らを ことごとく征服しよう」と言い
国中の神の聖所をみな 焼き払いました。
もう私たちのしるしは見られません。
もはや預言者もいません。
いつまでそうなのかを知っている者も
私たちの間にはいません。
神よ いつまで はむかう者はそしるのですか。
敵は 永久に 御名を侮るのですか。
なぜ あなたは御手を 右の御手を
引いておられるのですか。
その手を懐から出して
彼らを滅ぼし尽くしてください。
神は 昔から私の王
この地において 救いのみわざを行う方。
あなたは 御力をもって海を打ち破り
その水の上の 竜の頭を砕かれました。
あなたは レビヤタンの頭を踏みにじり
砂漠に住むものたちの餌食とされました。
あなたは 泉と谷を切り開き
流れの絶えない川を涸らされました。
昼はあなたのもの 夜もあなたのもの。
あなたは月と太陽を備えられました。
あなたは 地のすべての境を定め
夏と冬を造られました。
主よ どうか 心に留めてください。
敵がそしり 愚かな民が御名を侮っていることを。
あなたの山鳩のいのちを
獣に引き渡さないでください。
あなたの悩む者たちのいのちを
永久に忘れないでください。
どうか 契約に目を留めてください。
地の暗い所は 暴虐の巣ですから。
虐げられる者が
辱めを受けて帰されることがなく
苦しむ者 貧しい者が
御名をほめたたえますように。
神よ 立ち上がり
ご自分の言い分を立ててください。
愚か者が休みなくあなたをそしっていることを
心に留めてください。
忘れないでください。
あなたに敵対する者の声を
あなたに向かい立つ者どもが
絶えずあげる叫びを。

「わが主よ いつまで眺めておられるのですか」June 2, 2025

「わが主よ いつまで眺めておられるのですか」June 2, 2025

詩篇35篇は、ダビデによる。
ダビデはずっと真剣に祈っている中で、
「わが主よ いつまで眺めておられるのですか」
と問わずにおれない状態に置かれている。

主よ 私と争う者と争い
私と戦う者と戦ってください。
盾と大盾を手に取って
私を助けに来てください。
槍を抜き
私に追い迫る者たちを封じてください。
私のたましいに言ってください。
「わたしがあなたの救いだ」と。
私のいのちを求める者たちが恥を見
卑しめられますように。
私に対してわざわいを謀る者たちが退き
辱めを受けますように。
彼らを風の前の籾殻のようにし
主の使いが追い散らすようにしてください。
彼らの道を暗闇とし 滑りやすくし
主の使いが彼らを追うようにしてください。

ゆえもなく彼らは隠しました。
網を張った穴を 私のために。
ゆえもなくそれを掘りました。
私のたましいのために。
思わぬときに 滅びが彼を襲いますように。
隠した網が彼を捕らえ
滅びの中に彼が落ち込みますように。
私のたましいは 主にあって喜び
御救いの中にあって 楽しみます。
私のすべての骨は言います。
「主よ だれがあなたのようでしょう。
苦しむ者を より強い者から救い
苦しむ者 貧しい者を 略奪者から救う方。」

悪意のある証人どもが立ち
私が知らないことを私に問います。
彼らは悪をもって善に報い
私のたましいは見捨てられています。
しかし私は 彼らが病のとき粗布をまといました。
私は断食してたましいを苦しめ
私の祈りは胸の中を行き来していました。
私の友や兄弟であるかのように 私は足を運び
母の喪に服するように
うなだれて泣き悲しみました。
それなのに 私がつまずくと彼らは喜んで集まり
私の知らない攻撃者が 私に向かって集まり
休みなく私を中傷しました。
嘲りののしる者たちは 私の周りで
私に向かって歯をむき出しました。

わが主よ いつまで眺めておられるのですか。
私のたましいを彼らの略奪から
私のただ一つのものを
若い獅子から奪い返してください。
私は大いなる会衆の中で あなたに感謝し
力強い民の間で あなたを賛美します。
偽り者の私の敵を
私のことで喜ばせないでください。
ゆえもなく私を憎む人々が
目くばせし合わないようにしてください。
彼らは平和を語らず
地の平穏な人々に欺きを企むからです。
彼らは私に向かって 大きく口を開け
「あはは この目で見たぞ」と言います。

主よ あなたはご覧になりました。
黙っていないでください。
わが主よ 私から遠く離れないでください。
奮い立ってください。目を覚ましてください。
私のさばきのために。
わが神 わが主よ
私の訴えのために。
あなたの義にしたがって
私のためにさばきを行ってください。
主よ わが神よ
彼らを私のことで喜ばせないでください。
彼らに心のうちで言わせないでください。
「あはは われわれの望みどおりだ」と。
どうか言わせないでください。
「われわれは彼を吞み込んだ」と。
私のわざわいを楽しむ者たちが
みな恥を見 辱めを受けますように。
私に向かって高ぶる者が
恥と恥辱を身にまといますように。
私の義を喜びとする者たちが
喜びの声をあげ 楽しむようにしてください。
彼らがいつも こう言うようにしてください。
「主は大いなるかな。
ご自分のしもべの平和を喜ばれる方は」と。
私の舌は告げ知らせます。あなたの義を。
日夜 あなたの誉れを。