「祈りのネットワーク」May 18, 2025

「祈りのネットワーク」May 18, 2025

詩篇20篇は、苦難の日に、
他者のために祈るダビデの賛歌。
それは、十字架のもとに力を合わせる宣教協力。
それは、祈りのネットワーク。

苦難の日に
主があなたにお答えになりますように。
ヤコブの神の御名が
あなたを高く上げますように。
主が聖所からあなたに助けを送り
シオンからあなたを支えられますように。
あなたの穀物のささげ物をすべて心に留め
あなたの全焼のささげ物を
受け入れてくださいますように。   セラ
あなたの心の望みを
主がかなえてくださいますように。
あなたのすべての計画を
遂げさせてくださいますように。
私たちは あなたの勝利を喜び歌い
私たちの神の御名により 旗を高く掲げます。
あなたの願いのすべてを
主が遂げさせてくださいますように。

今 私は知る。
主が 主に油注がれた者を救ってくださることを。
右の御手の救いの御力をもって
聖なる天から その者に答えてくださることを。
ある者は戦車を ある者は馬を求める。
しかし私たちは
私たちの神 主の御名を呼び求める。
彼らは膝をつき 倒れた。
しかし私たちは まっすぐに立ち上がった。

主よ 王をお救いください。
私たちが呼ぶときに答えてください。

サウルの手から救い出された日に May 16, 2025

「サウルの手から救い出された日に」May 16, 2025

詩篇18篇は、主のしもべダビデによる。
主がダビデを、すべての敵の手、
特にサウルの手から救い出された日に、
彼はこの歌のことばを主に歌った。

彼は言った。
わが力なる主よ。私はあなたを慕います。

主はわが巌 わが砦 わが救い主
身を避けるわが岩 わが神。
わが盾 わが救いの角 わがやぐら。
ほめたたえられる方。この主を呼び求めると
私は敵から救われる。

死の綱は私を取り巻き
滅びの激流は私をおびえさせた。
よみの綱は私を取り囲み
死の罠は私に立ち向かった。
私は苦しみの中で主を呼び求め
わが神に叫び求めた。
主はその宮で私の声を聞かれ
御前への叫びは 御耳に届いた。

地は揺るぎ 動いた。
山々の基も震え 揺れた。
主がお怒りになったからだ。
煙は鼻から立ち上り
その口から出る火は貪り食い
炭火は主から燃え上がった。
主は 天を押し曲げて降りて来られた。
黒雲をその足の下にして。
主は ケルビムに乗って飛び
風の翼で天翔られた。
主は闇を隠れ家とし
水の暗闇 濃い雲を
ご自分の周りで仮庵とされた。
御前の輝きから
密雲を突き抜けて来たもの。
それは 雹と燃える炭。
主は天に雷鳴を響かせ
いと高き方は御声を発せられた。
雹 そして燃える炭。
主はご自分の矢を放って 彼らを散らし
すさまじい稲妻を放って かき乱された。
こうして 水の底が現れ
地の基があらわにされた。
主よ あなたのとがめにより
あなたの鼻の荒い息吹によって。

主は いと高き所から御手を伸ばして私を捕らえ
大水から私を引き上げられました。
主は 力ある敵から私を救い出されました。
私を憎む者どもからも。
彼らが私より強かったからです。
私のわざわいの日に 彼らは立ちはだかりました。
けれども 主は私の支えとなられました。
主は私を広いところに導き出し
私を助け出してくださいました。
主が私を喜びとされたからです。

主は 私の義にしたがって私に報い
手のきよさにしたがって 顧みてくださいました。
私は主の道を守り
私の神に対して悪を行いませんでした。
主のすべてのさばきは私の前にあり
主のおきてを 私は遠ざけませんでした。
私は主の前に全き者。
自分の咎から身を守ります。
主は 私の義にしたがって顧みてくださいました。
御目の前の この手のきよさにしたがって。

あなたは 恵み深い者には恵み深く
全き者には全き方。
清い者には清く
曲がった者にはねじ曲げる方。
まことにあなたは 苦しむ民を救い
高ぶる目を低くされます。
まことにあなたは 私のともしびをともされます。
私の神 主は 私の闇を照らされます。
あなたによって 私は防塞を突き破り
私の神によって 城壁を跳び越えます。

神 その道は完全。
主のことばは純粋。
主は すべて主に身を避ける者の盾。

主のほかに だれが神でしょうか。
私たちの神を除いて だれが岩でしょうか。
神は私に力を帯びさせ
私の道を全きものとされます。
主は 私の足を雌鹿のようにし
高い所に立たせてくださいます。
戦いのために私の手を鍛え
腕が青銅の弓も引けるようにしてくださいます。
あなたは 御救いの盾を私に下さいます。
あなたの右の手は私を支え
あなたの謙遜は私を大きくします。
あなたは私の歩みを大きくし
私のくるぶしはゆるみません。
私は 敵を追ってこれに追いつき
絶ち滅ぼすまでは引き返しませんでした。
私が彼らを打ち砕いたので
彼らは立てず 私の足もとに倒れました。
あなたは 戦いのために私に力を帯びさせ
向かい立つ者を私のもとにひれ伏させました。
あなたは 敵が 私を憎む者どもが
私に背を見せるようにされました。
私は彼らを滅ぼしました。
彼らが主に叫び求めても
救う者はなく 答えもありませんでした。
風の前のちりのように 私は彼らを粉々に砕き
道の泥のように 除き去りました。

あなたは 民の争いから私を助け出し
国々のかしらに任じられました。
私の知らなかった民が私に仕えます。
彼らは 耳で聞くとすぐ 私に聞き従います。
異国の人々は 私にへつらいます。
異国の人々は打ちしおれ
砦から震えて出て来ます。

主は生きておられる。
ほむべきかな わが岩。
あがむべきかな わが救いの神。
この神は 私のために復讐する方。
諸国の民を私のもとに従わせてくださる。
神は 敵から私を助け出される方。
実にあなたは 向かい立つ者から私を引き上げ
不法を行う者から救い出してくださいます。

それゆえ 主よ
私は国々の間であなたをほめたたえます。
あなたの御名をほめ歌います。
主は ご自分の王に救いを増し加え
主に油注がれた者ダビデとその裔に
とこしえに恵みを施されます。

瞳のように私を守り May 15, 2025

2025-05-15

「瞳のように私を守り」May 15, 2025

詩篇17篇は、ダビデの祈り。
瞳のように私を守り
御翼の陰にかくまってください。
私を襲う悪しき者から
私を取り巻く貪欲な敵から。

主よ 聞いてください 正しい訴えを。
耳に留めてください 私の叫びを。
耳に入れてください 私の祈りを。
これらは欺きの唇から出たものではありません。
あなたの御前で 私のためのさばきが行われ
御目が 正しいことに注がれますように。
あなたは私の心を調べ
夜 私を問いただされました。
私を炉で試されましたが 何も見つかりません。
私は 口の過ちを犯さないように心がけました。
人としての行いは あなたの唇のことばに従い
無法者が行く道を避けました。
私の歩みは あなたの道を堅く守り
私の足は揺るぎませんでした。

神よ 私はあなたを呼び求めました。
あなたは私に答えてくださるからです。
私に耳を傾けて 私のことばを聞いてください。
あなたの右の手で 奇しい恵みをお示しください。
向かい立つ者どもから 身を避ける者を救う方。
瞳のように私を守り
御翼の陰にかくまってください。
私を襲う悪しき者から
私を取り巻く貪欲な敵から。
彼らは 鈍い心を固く閉ざし
その口をもって高慢に語ります。
彼らは私たちの跡をつけ 今 取り囲み
目を据えて 地に投げ倒そうとしています。
それはまるで かみ裂くことに飢えた獅子
待ち伏せしている若い獅子のようです。
主よ 立ち上がり
彼の前に進み行き 打ちのめしてください。
あなたの剣で 悪しき者から
私のたましいを助け出してください。
主よ 御手をもって人々から
相続分が地上のいのちであるこの世の人々から
私のたましいを助け出してください。
あなたの蓄えで 彼らの腹は満たされ
子たちは満ち足り
その余りを さらにその幼子らに残します。
しかし私は 義のうちに御顔を仰ぎ見
目覚めるとき 御姿に満ち足りるでしょう。

損になっても 誓ったことは変えない May 13, 2025

「損になっても 誓ったことは変えない」May 13, 2025

詩篇15篇はダビデの賛歌。
「主よ だれが あなたの幕屋に宿るのでしょうか。
 だれが あなたの聖なる山に住むのでしょうか。」
この質問に答える内容が歌詞になっている。
印象深いのは、損になっても 誓ったことは変えないという人。

主よ だれが あなたの幕屋に宿るのでしょうか。
だれが あなたの聖なる山に住むのでしょうか。
全き者として歩み 義を行い
心の中の真実を語る人。
舌をもって中傷せず
友人に悪を行わず
隣人へのそしりを口にしない人。
その目は 主に捨てられた者を蔑み
主を恐れる者を 彼は尊ぶ。
損になっても 誓ったことは変えない。
利息をつけて金を貸すことはせず
潔白な人を不利にする賄賂を受け取らない。
このように行う人は 決して揺るがされない。

善を行う者はいない。だれ一人いない。 May 12, 2025

「善を行う者はいない。だれ一人いない。」May 12, 2025

ダビデによる詩篇14篇。
新約聖書ローマ人への手紙3章10−12節に、
パウロが引用しまとめている。

「義人はいない。一人もいない。
 悟る者はいない。
 神を求める者はいない。
 すべての者が離れて行き
 だれもかれも無用の者となった。
 善を行う者はいない。
 だれ一人いない。 」

愚か者は心の中で「神はいない」と言う。
彼らは腐っていて 忌まわしいことを行う。
善を行う者はいない。
主は天から人の子らを見下ろされた。
悟る者 神を求める者がいるかどうかと。
すべての者が離れて行き
だれもかれも無用の者となった。
善を行う者はいない。
だれ一人いない。

不法を行う者は みな知らないのか。
彼らは わたしの民を食らいながらパンを食べ
主を呼び求めない。
見よ 彼らは大いに恐れた。
神は 正しい一族とともにおられるからだ。
おまえたちは 苦しむ者の計画を
踏みにじろうとするだろう。
しかし 主が彼の避け所である。

ああ イスラエルの救いがシオンから来るように。
主が御民を元どおりにされるとき
ヤコブは楽しめ。イスラエルは喜べ。

今 わたしは立ち上がる May 10, 2025

「今 わたしは立ち上がる」May 10, 2025

詩篇12篇において、主は言われる。
「苦しむ人が踏みにじられ
貧しい人が嘆くから
今 わたしは立ち上がる。
わたしは彼を その求める救いに入れよう。」

主よ お救いください。
敬虔な人は後を絶ち
誠実な人は 人の子らの中から消え去りました。
人は互いにむなしいことを話し
へつらいの唇と 二心で話します。
主が へつらいの唇と傲慢の舌を
ことごとく断ち切ってくださいますように。
彼らはこう言っています。
「われらはこの舌で勝つことができる。
この唇はわれらのものだ。
だれが われらの主人なのか。」

主は言われます。
「苦しむ人が踏みにじられ 貧しい人が嘆くから
今 わたしは立ち上がる。
わたしは彼を その求める救いに入れよう。」
主のことばは 混じり気のないことば。
土の炉で七度試され 純化された銀。
主よ あなたは彼らを守られます。
今の代からとこしえまでも 彼らを保たれます。
人の子の間で
卑しいことがあがめられているときには
悪しき者が いたるところで横行します。

だから貧しい者は切に祈る May 8, 2025

2025-05-08

「だから貧しい者は切に祈る」May 8, 2025

詩篇10篇は、9篇から続いている。
悪しき者は、「神はいない」と宣言し、
弱い者いじめをし、しゃばには弱肉強食がはびこる。
だから貧しい者は切に主に祈る。
「主よ 立ち上がってください。
 神よ 御手を上げてください。
 どうか 貧しい者を忘れないでください。」と。
祈る者は知っている。正直者は決してバカを見ないことを。

主よ なぜ あなたは遠く離れて立ち
苦しみのときに 身を隠されるのですか。

悪しき者は高ぶって 苦しむ人に追い迫ります。
彼らが自分の企みに捕らえられますように。
悪しき者は自分自身の欲望を誇り
貪欲な者は主を呪い 侮ります。
悪しき者は高慢を顔に表し 神を求めません。
「神はいない。」これが彼の思いのすべてです。
彼の道はいつも栄え
あなたのさばきは高すぎて 彼の目に入りません。
敵という敵を 彼は吹き飛ばしてしまいます。
彼は心の中で言っています。
「私は揺るがされることがなく
代々にわたって わざわいにあわない。」

彼の口は 呪いと欺きと虐げに満ち
舌の裏にあるのは 害悪と不法です。
彼は村外れの待ち伏せ場に座り
隠れた所で 咎なき者を殺します。
彼の目は不幸な人をひそかに狙っています。
茂みの中の獅子のように 隠れ場で待ち伏せます。
苦しむ人を 捕らえようと待ち伏せ
苦しむ人を 網にかけて捕らえてしまいます。
彼の強さに 不幸な人は
砕かれ 崩れ 倒れます。
彼は心の中で言っています。
「神は忘れているのだ。顔を隠して
永久に見ることはないのだ。」
主よ 立ち上がってください。
神よ 御手を上げてください。
どうか 貧しい者を忘れないでください。
何のために 悪しき者は神を侮るのでしょうか。
彼は心の中で
あなたが追及することはないと言っています。

あなたは見ておられました。
労苦と苦痛を じっと見つめておられました。
それを御手の中に収めるために。
不幸な人は あなたに身をゆだねます。
みなしごは あなたがお助けになります。
悪しき者と邪悪な者の腕を折り
その悪を探し出して
一つも残らないようにしてください。

主は世々にわたって 永遠の王。
国々は主の地から滅び失せました。
主よ あなたは貧しい者たちの願いを
聞いてくださいます。
あなたは彼らの心を強くし
耳を傾けてくださいます。
みなしごと虐げられた者を
かばってくださいます。
地から生まれた人間が もはや
彼らをおびえさせることがないように。