「神の川は水で満ちています」July 2, 2025

「神の川は水で満ちています」July 2, 2025

詩篇65篇は、指揮者のために。
賛歌。ダビデによる歌。

神よ 御前には静けさがあり
シオンには賛美があります。
あなたに誓いが果たされますように。
祈りを聞かれる方よ
みもとにすべての肉なる者が参ります。
数々の咎が私を圧倒しています。
しかし 私たちの背きを
あなたは赦してくださいます。
幸いなことよ
あなたが選び 近寄せられた人
あなたの大庭に住む人は。
私たちは あなたの家の良いもの
あなたの宮の聖なるもので満ち足ります。

私たちの救いの神よ。
あなたは恐るべきみわざで
義のうちに答えられます。
あなたは 地のすべての果て
遠い大海の信頼の的です。
あなたは 御力によって山々を堅く据え
大能を帯びておられます。
あなたは 海のとどろきを鎮められます。
その大波のとどろき もろもろの国民の騒ぎを。
最果てに住む者も
あなたの数々のしるしを恐れます。
あなたは 朝と夕の始まる所が
高らかに歌うようにされます。

あなたは地を訪れ 水を注ぎ
これを大いに豊かにされます。
神の川は水で満ちています。
あなたは こうして地を整え
人々の穀物を備えてくださいます。
地のあぜ溝を水で満たし
その畝をならし
夕立で地を柔らかにし
その生長を祝福されます。
あなたはその年に 御恵みの冠をかぶらせます。
あなたの通られた跡には 油が滴っています。
荒野の牧場に滴り
もろもろの丘も喜びをまとっています。
牧草地は羊の群れをまとい
広やかな平原は穀物を覆いとしています。
まことに喜び叫び 歌っています。

「彼らは その舌を剣のように研ぎ澄まし」July 1, 2025

「彼らは その舌を剣のように研ぎ澄まし」July 1, 2025

詩篇64篇は、指揮者のために。ダビデの賛歌。

神よ 私が嘆くとき 私の声を聞いてください。
敵の脅かしから 私のいのちを守ってください。
どうか 私をかくまってください。
悪を行う者どものはかりごとから
不法を行う者どもの騒ぎから。
彼らは その舌を剣のように研ぎ澄まし
苦いことばの矢を放っています。
全き人に向けて 彼らは隠れた所から射掛け
不意に矢を射て 何も恐れません。

彼らは悪事に凝っています。
示し合わせて ひそかに罠をかけ
「だれが見破ることができよう」と言っています。
彼らは不正を企み
「企んだ策略がうまくいった」
と言っています。
人の内なる思いと心とは 底が知れません。

しかし神が彼らに矢を射掛けられるので
彼らは不意に傷つきます。
彼らは自らの舌につまずきました。
彼らを見る者はみな 頭を振って嘲ります。
こうして すべての人は恐れ
神のみわざを告げ知らせ
そのなさったことを悟ります。
正しい人は主にあって喜び
主に身を避けます。
心の直ぐな人はみな 誇ることができます。

「あなたの恵みは いのちにもまさるゆえ」June 30, 2025

「あなたの恵みは いのちにもまさるゆえ」June 30, 2025

詩篇63篇は、ダビデの賛歌。
ダビデがユダの荒野にいたときに。
いのちよりも大切なものを見つけたダビデの讃美歌。

神よ あなたは私の神。
私はあなたを切に求めます。
水のない 衰え果てた乾いた地で
私のたましいは あなたに渇き
私の身も あなたをあえぎ求めます。
私は あなたの力と栄光を見るために
こうして聖所で あなたを仰ぎ見ています。
あなたの恵みは いのちにもまさるゆえ
私の唇は あなたを賛美します。

それゆえ私は 生きるかぎりあなたをほめたたえ
あなたの御名により 両手を上げて祈ります。
脂肪と髄をふるまわれたかのように
私のたましいは満ち足りています。
喜びにあふれた唇で 私の口はあなたを賛美します。
床の上で あなたを思い起こすとき
夜もすがら あなたのことを思い巡らすときに。
まことに あなたは私の助けでした。
御翼の陰で 私は喜び歌います。
私のたましいは あなたにすがり
あなたの右の手は 私を支えてくださいます。

私のいのちを求める者どもは滅び
地の深い所に行くでしょう。
彼らは剣の力に渡され
狐の餌食となるのです。
しかし 王は神にあって喜び
神にかけて誓う者は みな誇ります。
偽りを言う者の口が封じられるからです。

「私の望みは神から来る」June 29, 2025

「私の望みは神から来る」June 29, 2025

詩篇62篇は、指揮者のために。
エドトンによって。ダビデの賛歌。

私のたましいは黙って ただ神を待ち望む。
私の救いは神から来る。
神こそ わが岩 わが救い わがやぐら。
私は決して揺るがされない。
おまえたちは いつまで一人の人を襲うのか。
おまえたちは こぞって打ち殺そうとしている。
城壁を傾け 石垣を倒すように。
実に彼らは 人を高い地位から
突き落とそうと企んでいる。
彼らは偽りを好み
口では祝福し 心では呪う。 セラ

私のたましいよ 黙って ただ神を待ち望め。
私の望みは神から来るからだ。
神こそ わが岩 わが救い わがやぐら。
私は揺るがされることがない。
私の救いと栄光は ただ神にある。
私の力の岩と避け所は 神のうちにある。
民よ どんなときにも神に信頼せよ。
あなたがたの心を 神の御前に注ぎ出せ。
神はわれらの避け所である。 セラ

低い者はただ空しく 高い者も偽りだ。
秤にかけると 彼らは上に上がる。
彼らを合わせても 息より軽い。
圧制に頼るな。
略奪に空しい望みをかけるな。
富が増えても それに心を留めるな。
神は一度告げられた。
二度私はそれを聞いた。
力は神のものであることを。
主よ 恵みもあなたのものです。
あなたは その行いに応じて人に報いられます。

「私の心が衰え果てるとき」June 28, 2025

「私の心が衰え果てるとき」June 28, 2025

詩篇61篇は、指揮者のために。
弦楽器に合わせて。ダビデによる。

神よ 私の叫びを聞き
私の祈りに耳を傾けてください。
私の心が衰え果てるとき
私は地の果てから あなたを呼び求めます。
どうか 及びがたいほど高い岩の上に
私を導いてください。
あなたは私の避け所
敵に対して強いやぐら。
私は あなたの幕屋にいつまでも住み
御翼の陰に身を避けます。 セラ

神よ まことにあなたは 私の誓いを聞き入れ
御名を恐れる者の受け継ぐ地を 私に下さいました。
どうか王のいのちを延ばし
その齢を代々に至らせてください。
王が 神の御前でいつまでも
王座に着いているようにしてください。
恵みとまことを与えて
王をお守りください。
こうして 私はあなたの御名を
とこしえまでもほめ歌い
日ごとに 私の誓いを果たします。

「人による救いはむなしい」June 27, 2025

「人による救いはむなしい」June 27, 2025

詩篇60篇は、指揮者のために。
「さとしは、ゆりの花」の調べにのせて。
教えのためのダビデのミクタム。
ダビデがアラム・ナハライムやアラム・ツォバと戦っていたとき、
ヨアブが帰って来て、塩の谷でエドムを一万二千人打ち殺したときに。

神よ あなたは私たちを拒み
私たちを破られました。
あなたは怒られました。
どうか 私たちを回復させてください。
あなたは地を揺るがし
引き裂かれました。
その裂け目を癒やしてください。
地が揺れ動いているからです。
あなたは 御民を苦しい目にあわせ
よろめかす酒を 私たちに飲ませられました。
あなたは あなたを恐れる者に
旗を授けられました。
弓から逃れた者をそこに集めるために。 セラ
あなたの愛する者たちが助け出されるよう
あなたの右の手で救い 私に答えてください。

神は聖所から告げられました。
「わたしは 喜んでシェケムを分け
スコテの平原を測ろう。
ギルアデはわたしのもの。マナセもわたしのもの。
エフライムは わたしの頭のかぶと。
ユダはわたしの王笏。
モアブはわたしの足を洗うたらい。
エドムの上に わたしの履き物を投げつけよう。
ペリシテよ わたしのゆえに大声で叫べ。」

だれが 私を防備の町に連れて行くのでしょうか。
だれが 私をエドムまで導くのでしょうか。
神よ あなたご自身が
私たちを拒まれるのですか。
神よ あなたはもはや
私たちとともに出陣なさらないのですか。
どうか敵から私たちを助けてください。
人による救いはむなしいからです。
神にあって 私たちは力ある働きをします。
神が 私たちの敵を踏みつけてくださいます。

「私の神よ 私を敵から救い出してください」June 26, 2025

2025-06-26

「私の神よ 私を敵から救い出してください」June 26, 2025

詩篇59篇は、指揮者のために。「滅ぼすな」の調べで。
ダビデによる。ミクタム。
ダビデを殺そうとサウルが人々を遣わし、
彼らがその家の見張りをしたときに。

私の神よ 私を敵から救い出してください。
向かい立つ者たちよりも高く
私を引き上げてください。
不法を行う者どもから 私を救い出してください。
人の血を流す者どもから 私を救ってください。
今しも 彼らは 私のたましいを待ち伏せし
力ある者どもは 私に襲いかかろうとしています。
主よ それは私の背きのゆえでもなく
私の罪のゆえでもありません。
私には咎がないのに 彼らは走り 身構えています。
どうか目を覚まし ここに来て 見てください。
あなたは万軍の神 主 イスラエルの神。
どうか目を覚まし すべての国を罰してください。
邪悪な裏切り者を
だれもあわれまないでください。 セラ

彼らは 夕べに帰って来ては
犬のようにほえ 町をうろつき回ります。
ご覧ください。彼らの唇には多くの剣があり
その口で放言しているのです。
「だれが聞くものか」と。
しかし主よ あなたは彼らを笑い
すべての国々を嘲られます。
私の力よ 私はあなたを見続けます。
神が私の砦だからです。

私の恵みの神は 私を迎えに来てくださる。
神は 私に敵を平然と眺めるようにしてくださる。
彼らを殺してしまわないでください。
私の民が忘れることのないように。
御力によって 彼らをさまよわせてください。
彼らを打ち倒してください。主よ 私たちの盾よ。
彼らの口の罪は 彼らの唇のことば。
彼らは高慢にとらえられるがよい。
彼らが語る 呪いとへつらいのゆえに。
憤りをもって滅ぼし尽くしてください。
滅ぼし尽くしてください。彼らがいなくなるまで。
神が地の果てまでも ヤコブを治められることを
彼らが知るようにしてください。 セラ

彼らは 夕べに帰って来ては
犬のようにほえ 町をうろつき回ります。
食を求めてさまよい歩き
満ち足りなければ 夜を明かします。
しかし この私はあなたの力を歌います。
朝明けには あなたの恵みを喜び歌います。
私の苦しみの日に あなたが私の砦
また 私の逃れ場であられたからです。
私の力よ 私はあなたにほめ歌を歌います。
神は私の砦 私の恵みの神であるからです。