「粘り強く祈ると手応えに至る」May 26, 2025

「粘り強く祈ると手応えに至る」May 26, 2025

詩篇28篇は、ダビデによる。
多くの詩篇に見られるが、
前半は切羽詰まった切なる祈りが続く。
しかしやがて、祈りが聞かれたという手応えに至り、
後半は賛美と感謝に満ち溢れ、
そして他者のためのとりなしで締めくくられる。

主よ 私はあなたを呼び求めます。
わが岩よ どうか私に耳を閉ざさないでください。
私に沈黙しないでください。
私が 穴に下る者どもと同じにされないように。
私の願いの声を聞いてください。
私があなたに助けを叫び求めるとき。
私の手を あなたの聖所の奥に向けて上げるとき。
どうか 悪者や不法を行う者どもと一緒に
私を引いて行かないでください。
彼らは隣人と平和を語りながら
その心には悪があるのです。
彼らの行いとその悪にしたがって
彼らに報いてください。
その手のわざにしたがって彼らに報い
その仕打ちに報復してください。
彼らは 主のなさることも
御手のわざをも悟らないので
主は彼らを打ち壊し 建て直すことはされません。

ほむべきかな 主。
主は私の願いの声を聞かれた。
主は私の力 私の盾。
私の心は主に拠り頼み 私は助けられた。
私の心は喜び躍り
私は歌をもって主に感謝しよう。
主は彼らの力。
主は 主に油注がれた者の救いの砦。

どうか御民を救ってください。
あなたのゆずりの民を祝福してください。
どうか彼らの羊飼いとなって
いつまでも彼らを携え導いてください。

「私のいのちの日の限り」May 25, 2025

「私のいのちの日の限り」May 25, 2025

詩篇27篇は、ダビデによるふり返りと展望。
あなたもぜひ、立ち止まり、ふり返りの時を持ってほしい。
あなたの人生の展望を得るために。
一度しかない人生を無駄にしないために。

主は私の光 私の救い。だれを私は恐れよう。
主は私のいのちの砦。だれを私は怖がろう。
私の肉を食らおうと
悪を行う者が私に襲いかかったとき
崩れ落ちたのは
私に逆らう者 私の敵であった。
たとえ 私に対して陣営が張られても
私の心は恐れない。
たとえ 私に対して戦いが起こっても
それにも私は動じない。

一つのことを私は主に願った。
それを私は求めている。
私のいのちの日の限り 主の家に住むことを。
主の麗しさに目を注ぎ
その宮で思いを巡らすために。
それは 主が
苦しみの日に私を隠れ場に隠し
その幕屋のひそかな所に私をかくまい
岩の上に私を上げてくださるからだ。
今 私の頭は
私を取り囲む敵の上に高く上げられる。
私は 主の幕屋で喜びのいけにえをささげ
主に歌い ほめ歌を歌おう。

聞いてください 主よ。私が呼ぶこの声を。
私をあわれみ 私に答えてください。
あなたに代わって 私の心は言います。
「わたしの顔を慕い求めよ」と。
主よ あなたの御顔を私は慕い求めます。
どうか 御顔を私に隠さないでください。
あなたのしもべを
怒って 押しのけないでください。
あなたは私の助けです。
見放さないでください。見捨てないでください。
私の救いの神よ。
私の父 私の母が私を見捨てるときは
主が私を取り上げてくださいます。

主よ あなたの道を私に教えてください。
私を待ち伏せている者どもがいますから
私を平らな道に導いてください。
私を敵の意のままにさせないでください。
偽りの証人どもが私に向かい立ち
暴言を吐いているのです。
もしも 私が
生ける者の地で主のいつくしみを見ると
信じていなかったなら──。

待ち望め 主を。
雄々しくあれ。心を強くせよ。
待ち望め 主を。

「私の心の深みまで精錬してください」May 24, 2025

「私の心の深みまで精錬してください」May 24, 2025

詩篇26篇は、ダビデによる。
特筆すべきは、「私の心の深みまで精錬してください」という祈り。
心の深みまで、純度を高めてくださいという祈り。
精錬とは、純度を極限まで高めるために、
金属や半導体などをドロドロに溶かしてゆっくり固めるプロセス。
液体から固体になる際、不純物が取り除かれる物理現象を利用する。
心の深みが聖められる時、喜びと感謝、祈りと賛美が湧き上がってくる。

主よ 私を弁護してください。
私は誠実に歩み
よろめくことなく 主に信頼しています。
主よ 私を調べ 試みてください。
私の心の深みまで精錬してください。

あなたの恵みは 私の目の前にあり
あなたの真理のうちを 私は歩み続けました。
私は不信実な人とともに座らず
偽善者とともに行きません。
悪を行う者の集まりを憎み
悪しき者とともに座りません。
手を洗い 自らの潔白を示します。
主よ 私はあなたの祭壇の周りを歩きます。
感謝の声を響き渡らせて 語り告げます。
あなたの奇しいみわざのすべてを。
主よ 私は愛します。
あなたの住まいのある所
あなたの栄光のとどまる所を。

どうか私のたましいを 罪人どもとともに
私のいのちを 人の血を流す者どもとともに
取り去らないでください。
彼らの手には悪事があり
その右の手は賄賂で満ちているのです。
しかし私は 誠実に歩みます。
私を贖い出してください。あわれんでください。
私の足は平らな所に立っています。
数々の集いで 私は主をほめたたえます。

「私は あなたを一日中待ち望みます」May 23, 2025

「私は あなたを一日中待ち望みます」May 23, 2025

詩篇25篇は、ダビデによる。
一日中主なる神を待ち望む中、
ヘブル語アルファベットを順に用いて祈りの言葉を紡ぐ。

主よ あなたを わがたましいは仰ぎ求めます。
わが神 あなたに 私は信頼いたします。
どうか私が恥を見ないように
敵が私に勝ち誇らないようにしてください。
まことに あなたを待ち望む者がだれも恥を見ず
ゆえなく裏切る者が 恥を見ますように。

主よ あなたの道を私に知らせ
あなたの進む道を私に教えてください。
あなたの真理に私を導き 教えてください。
あなたこそ 私の救いの神
私は あなたを一日中待ち望みます。

主よ 思い起こしてください。
あなたのあわれみと恵みを。
それらは とこしえからのものです。
私の若いころの罪や背きを
思い起こさないでください。
あなたの恵みによって 私を覚えていてください。
主よ あなたのいつくしみのゆえに。

主は いつくしみ深く正しくあられます。
それゆえ 罪人に道をお教えになります。
主は貧しい者を正義に歩ませ
貧しい者にご自分の道をお教えになります。
主の道はみな恵みとまことです。
主の契約とさとしを守る者には。
主よ あなたの御名のゆえに
私の咎をお赦しください。それは大きいのです。

主を恐れる人は だれか。
主はその人に選ぶべき道をお教えになる。
その人のたましいは 幸せの中に宿り
その子孫は地を受け継ぐ。
主は ご自分を恐れる者と親しく交わり
その契約を彼らにお知らせになる。
私の目はいつも主に向かう。
主が私の足を罠から引き出してくださるから。

私に御顔を向け 私をあわれんでください。
私はひとり 苦しんでいます。
私の心の苦しみが大きくなりました。
どうか この苦悩から私を引き出してください。
私の悩みと労苦を見て
私のすべての罪を赦してください。
ご覧ください。私の敵がどんなに多いかを。
彼らは不当な憎しみで 私を憎んでいます。
私のたましいを守り 私を救い出してください。
私が恥を見ないようにしてください。
私はあなたに身を避けます。
誠実で直ぐな心で 私が保たれますように。
私はあなたを待ち望んでいますから。
神よ イスラエルを
そのすべての苦難から贖い出してください。

「栄光の王JESUSが入って来られる永遠の門について」May 22, 2025

2025-05-22

「栄光の王JESUSが入って来られる永遠の門について」May 22, 2025

詩篇24篇は、ダビデによる賛歌。
以下の3つのことが高らかに歌われる。
万物のオーナーについて、
主の山に登り得る人について、
栄光の王JESUSが入って来られる永遠の門について。

万物のオーナーとはJESUSのこと。

主の山に登り得るのは、
JESUSを心の真ん中に信じ受け入れることによって、
すべてが新しくされた人。

栄光の王JESUSがあなたの心に入って来られるために、
JESUSを信頼して心の戸を開いてほしい。
そうすれば、あなたの心の扉が、永遠の門に変えられる。

地とそこに満ちているもの
世界とその中に住んでいるもの
それは主のもの。
主が 海に地の基を据え
川の上に それを堅く立てられたからだ。

だれが 主の山に登り得るのか。
だれが 聖なる御前に立てるのか。
手がきよく 心の澄んだ人
そのたましいをむなしいものに向けず
偽りの誓いをしない人。
その人は 主から祝福を受け
自分の救いの神から義を受ける。
これこそヤコブの一族。
神を求める者たち
あなたの御顔を慕い求める人々である。セラ

門よ おまえたちの頭を上げよ。
永遠の戸よ 上がれ。
栄光の王が入って来られる。
栄光の王とは だれか。
強く 力ある主。
戦いに力ある主。
門よ おまえたちの頭を上げよ。
永遠の戸よ 上がれ。
栄光の王が入って来られる。
栄光の王 それはだれか。
万軍の主 この方こそ栄光の王。セラ

「自ら羊飼いをしながら与えられた霊的洞察」May 21, 2025

「自ら羊飼いをしながら与えられた霊的洞察」May 21, 2025

詩篇23篇は、ダビデの賛歌。
自ら羊飼いをしながら与えられた霊的洞察が、
簡潔に明瞭に歌われている。
その中心で、「あなたが ともにおられますから。」
という福音が高らかに歌われる。

主は私の羊飼い。
私は乏しいことがありません。
主は私を緑の牧場に伏させ
いこいのみぎわに伴われます。
主は私のたましいを生き返らせ
御名のゆえに 私を義の道に導かれます。
たとえ 死の陰の谷を歩むとしても
私はわざわいを恐れません。
あなたが ともにおられますから。
あなたのむちとあなたの杖
それが私の慰めです。
私の敵をよそに あなたは私の前に食卓を整え
頭に香油を注いでくださいます。
私の杯は あふれています。
まことに 私のいのちの日の限り
いつくしみと恵みが 私を追って来るでしょう。
私はいつまでも 主の家に住まいます。

「主に選ばれた者は、JESUSのように苦難を受ける」May 20, 2025

「主に選ばれた者は、JESUSのように苦難を受ける」May 20, 2025

詩篇22篇は、「暁の雌鹿」の調べで歌われたダビデの賛歌。
主に選ばれた者は、JESUSのように苦難を受ける。
主に選ばれたダビデは、JESUSのように苦難を受け、
やがてJESUSの十字架の死に至る苦難において、
成就する預言を書き記した。

わが神 わが神
どうして私をお見捨てになったのですか。

私を救わず 遠く離れておられるのですか。
私のうめきのことばにもかかわらず。
わが神 昼に私はあなたを呼びます。
しかし あなたは答えてくださいません。
夜にも私は黙っていられません。
けれども あなたは聖なる方
御座に着いておられる方 イスラエルの賛美です。
あなたに 私たちの先祖は信頼しました。
彼らは信頼し あなたは彼らを助け出されました。
あなたに叫び 彼らは助け出されました。
あなたに信頼し 彼らは恥を見ませんでした。

しかし 私は虫けらです。人間ではありません。
人のそしりの的 民の蔑みの的です。
私を見る者はみな 私を嘲ります。
口をとがらせ 頭を振ります。
「主に身を任せよ。助け出してもらえばよい。
主に救い出してもらえ。
彼のお気に入りなのだから。」

まことに あなたは私を母の胎から取り出した方。
母の乳房に拠り頼ませた方。
生まれる前から 私はあなたにゆだねられました。
母の胎内にいたときから あなたは私の神です。
どうか 私から遠く離れないでください。
苦しみが近くにあり
助ける者がいないのです。
多くの雄牛が私を取り囲み
バシャンの猛者どもが私を囲みました。
彼らは私に向かって 口を開けています。
かみ裂く 吼えたける獅子のように。
水のように 私は注ぎ出され
骨はみな外れました。
心は ろうのように
私のうちで溶けました。
私の力は 土器のかけらのように乾ききり
舌は上あごに貼り付いています。
死のちりの上に あなたは私を置かれます。
犬どもが私を取り囲み
悪者どもの群れが私を取り巻いて
私の手足にかみついたからです。
私は 自分の骨をみな数えることができます。
彼らは目を凝らし 私を見ています。
彼らは私の衣服を分け合い
私の衣をくじ引きにします。

主よ あなたは離れないでください。
私の力よ 早く助けに来てください。
救い出してください。私のたましいを剣から。
私のただ一つのものを犬の手から。
救ってください。獅子の口から 野牛の角から。

あなたは 私に答えてくださいました。
私は あなたの御名を兄弟たちに語り告げ
会衆の中であなたを賛美します。

主を恐れる人々よ 主を賛美せよ。
ヤコブのすべての裔よ 主をあがめよ。
イスラエルのすべての裔よ 主の前におののけ。
主は 貧しい人の苦しみを蔑まず いとわず
御顔を彼から隠すことなく
助けを叫び求めたとき 聞いてくださった。

大いなる会衆の中での私の賛美は
あなたからのものです。
私は誓いを果たします。主を恐れる人々の前で。
どうか 貧しい人々が食べて満ち足り
主を求める人々が主を賛美しますように。
──あなたがたの心がいつまでも生きるように──
地の果てのすべての者が 思い起こし
主に帰って来ますように。
国々のあらゆる部族も
あなたの御前にひれ伏しますように。

王権は主のもの。
主は 国々を統べ治めておられます。
地の裕福な者はみな 食べてひれ伏し
ちりに下る者もみな 主の御前にひざまずきます。
自分のたましいを生かすことができない者も。
子孫たちは主に仕え
主のことが 世代を越えて語り告げられます。
彼らは来て 生まれてくる民に
主の義を告げ知らせます。
主が義を行われたからです。