ノアの箱舟によるすべての種の保存 September 22, 2025

「ノアの箱舟によるすべての種の保存」September 22, 2025

わたしは、今、いのちの息のあるすべての肉なるものを天の下から滅ぼし去るために、地上に大水を、大洪水をもたらそうとしている。地上のすべてのものは死に絶える。しかし、わたしはあなたと契約を結ぶ。あなたは、息子たち、妻、それに息子たちの妻とともに箱舟に入りなさい。また、すべての生き物、すべての肉なるものの中から、それぞれ二匹ずつを箱舟に連れて入り、あなたとともに生き残るようにしなさい。それらは雄と雌でなければならない。鳥は種類ごとに、動物も種類ごとに、また地面を這うすべてのものも種類ごとに、それぞれ二匹ずつが生き残れるよう、あなたのところに来なければならない。あなたは、食べられるあらゆるものから採って、自分のところに集め、あなたとそれらの動物のための食物としなさい。」ノアは、すべて神が命じられたとおりにし、そのように行った。創世記6章17ー22節

大洪水を生き残るためには、神がデザインされたタンカーのような3階建ての箱舟を造って入る必要がありました。人はノアと妻、3人の息子とその妻たちで計8名。すべての生き物(鳥、動物、地を這うすべてのもの)の中から、それぞれ種類ごとに二匹ずつ、雄と雌が入りました。食料も積み込まれました。ノアは、すべて神が命じられたとおり準備しました。

もし箱舟がなければ、地上のすべての種は絶滅していました。しかし造り主は、ノアの箱舟によって、すべての種が生き残るようにしてくださいました。ノアの箱舟のように、天国には人間だけでなく、すべての鳥や動物や生き物が仲良く招かれていることでしょう。

なぜ神はノアを選ばれたのか September 21, 2025

「なぜ神はノアを選ばれたのか」September 21, 2025

これはノアの歴史である。ノアは正しい人で、彼の世代の中にあって全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。ノアは三人の息子、セム、ハム、ヤフェテを生んだ。地は神の前に堕落し、地は暴虐で満ちていた。神が地をご覧になると、見よ、それは堕落していた。すべての肉なるものが、地上で自分の道を乱していたからである。神はノアに仰せられた。「すべての肉なるものの終わりが、わたしの前に来ようとしている。地は、彼らのゆえに、暴虐で満ちているからだ。見よ、わたしは彼らを地とともに滅ぼし去る。あなたは自分のために、ゴフェルの木で箱舟を造りなさい。箱舟に部屋を作り、内と外にタールを塗りなさい。それを次のようにして造りなさい。箱舟の長さは三百キュビト。幅は五十キュビト。高さは三十キュビト。箱舟に天窓を作り、上部から一キュビト以内に天窓を仕上げなさい。また、箱舟の戸口をその側面に設け、箱舟を一階と二階と三階に分けなさい。創世記6章9ー16節

ここで「なぜ神はノアを選ばれたのか」を考えましょう。ノアが正しい人だったから選ばれたのでしょうか?全き人だったからでしょうか?神とともに歩んだからでしょうか?そのように聖書が語っているように受け取れます。

しかし、聖書が語る神の選びは、恵みの選び、無条件の選びです。

「すなわち神は、世界の基が据えられる前から、この方にあって私たちを選び、御前に聖なる、傷のない者にしようとされたのです。神は、みこころの良しとするところにしたがって、私たちをイエス・キリストによってご自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定めておられました。(新約聖書エペソ人への手紙1章4−5節)」

世界の基が据えられる前からの選び。あらゆるものに先行する選び。聖書が語る神の選びは、恵みの選び、無条件の選びです。

神がノアを、生まれる前から無条件に選ばれていたので、ノアは神とともに歩む信仰へと導かれたのです。そして先行する恵みによって、ノアは不信仰や悪から守られ、正しく歩むことができたのです。大洪水の後、ノアはぶどう酒に酔い潰れ、裸で醜態をさらすことになります。ノアは、完璧には程遠い人でした。

なぜ神はノアの方舟と大洪水を起こされたのか September 20, 2025

「なぜ神はノアの方舟と大洪水を起こされたのか」September 20, 2025

さて、人が大地の面に増え始め、娘たちが彼らに生まれたとき、神の子らは、人の娘たちが美しいのを見て、それぞれ自分が選んだ者を妻とした。そこで、主は言われた。「わたしの霊は、人のうちに永久にとどまることはない。人は肉にすぎないからだ。だから、人の齢は百二十年にしよう。」

神の子らが人の娘たちのところに入り、彼らに子ができたそのころ、またその後も、ネフィリムが地にいた。彼らは昔からの勇士であり、名のある者たちであった。主は、地上に人の悪が増大し、その心に図ることがみな、いつも悪に傾くのをご覧になった。それで主は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。

そして主は言われた。「わたしが創造した人を地の面から消し去ろう。人をはじめ、家畜や這うもの、空の鳥に至るまで。わたしは、これらを造ったことを悔やむ。」しかし、ノアは主の心にかなっていた。 創世記6章1ー8節

なぜ神はノアの方舟と大洪水を起こされたのか、その経緯がここに記されています。まず、神の子ら(セツの子孫)が、人の娘たち(カインの子孫)が美しいのを見て、それぞれ自分が選んだ者を妻としました。自由奔放な恋愛と軽率な結婚が、連鎖的不幸を次世代にもたらすため、主は人の齢を一気に120年まで制限されました。

彼らに子ができたそのころ、またその後も、ネフィリム(堕落して自分を誇る屈強な筋肉男)が地にいました。彼らによるDV・家庭内暴力、不倫、近親相姦、略奪、堕胎、虐待、離婚、家庭崩壊、復讐。主は、地上に人の悪が増大し、その心に図ることがみな、いつも悪に傾くのをご覧になり、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められたのです。しかし、ノアは主の心にかなっていました。

この子は、私たちを慰めてくれるだろう September 19, 2025

「この子は、私たちを慰めてくれるだろう」September 19, 2025

メトシェラは百八十七年生きて、レメクを生んだ。メトシェラはレメクを生んでから七百八十二年生き、息子たち、娘たちを生んだ。メトシェラの全生涯は九百六十九年であった。こうして彼は死んだ。

レメクは百八十二年生きて、一人の男の子を生んだ。彼はその子をノアと名づけて言った。「この子は、主がのろわれたこの地での、私たちの働きと手の労苦から、私たちを慰めてくれるだろう。」レメクはノアを生んでから五百九十五年生きて、息子たち、娘たちを生んだ。レメクの全生涯は七百七十七年であった。こうして彼は死んだ。ノアは五百歳になった。そしてノアはセム、ハム、ヤフェテを生んだ。創世記5章25ー32節

いよいよ方舟で有名なノアの登場です。父親のレメクが、生まれた男の子をノアと名づけました。「慰められる」という意味です。「この子は、主がのろわれたこの地での、私たちの働きと手の労苦から、私たちを慰めてくれるだろう。」レメクの切なる願いが、ノアという名前に込められています。

現代の私たちは、ますます慰めを必要としています。しょんぼりしている人、うつむいている人、ため息をついている人、寂しそうな人、自分を愛せない人、途方に暮れている人、泣いている人、疲れた人、弱り果てて倒れている人、病んでいる人、押しつぶされそうな人、心が折れそうな人が、数えきれないほどたくさんいるからです。

慰めの子ノアの子孫として来られた、慰めに満ちた救い主・JESUSは言われます。

「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」マタイの福音書11章28節

また、群衆を見て深くあわれまれた。彼らが羊飼いのいない羊の群れのように、弱り果てて倒れていたからである。そこでイエスは弟子たちに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫の主に、ご自分の収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。」マタイの福音書9章36−38節

大収穫の主JESUSよ!収穫は多いが働き手が圧倒的に少ないです!ご自分の収穫のために、働き手をたくさん送ってください!

神が彼を取られたので、彼はいなくなった September 18, 2025

「神が彼を取られたので、彼はいなくなった」September 18, 2025

2025-09-18

ケナンは七十年生きて、マハラルエルを生んだ。ケナンはマハラルエルを生んでから八百四十年生き、息子たち、娘たちを生んだ。ケナンの全生涯は九百十年であった。こうして彼は死んだ。

マハラルエルは六十五年生きて、ヤレデを生んだ。マハラルエルはヤレデを生んでから八百三十年生き、息子たち、娘たちを生んだ。マハラルエルの全生涯は八百九十五年であった。こうして彼は死んだ。

ヤレデは百六十二年生きて、エノクを生んだ。ヤレデはエノクを生んでから八百年生き、息子たち、娘たちを生んだ。ヤレデの全生涯は九百六十二年であった。こうして彼は死んだ。

エノクは六十五年生きて、メトシェラを生んだ。エノクはメトシェラを生んでから三百年、神とともに歩み、息子たち、娘たちを生んだ。エノクの全生涯は三百六十五年であった。エノクは神とともに歩んだ。神が彼を取られたので、彼はいなくなった。創世記5章12ー24節

「こうして彼は死んだ。」という言葉が続く中、その言葉が使われないエンディングを迎えた人が登場します。エノクです。「エノクの全生涯は三百六十五年であった。エノクは神とともに歩んだ。神が彼を取られたので、彼はいなくなった。」

エノクが65歳の時、最初の子どもメトシェラが生まれます。メトシェラを神から授かり、父とされた時、エノクは神と出会ったようです。その時からエノクは神とともに歩み、その歩みが300年続き、そして天に召されました。

人生を変える神・JESUSとの出会いがあなたにも与えられ、あなたも神とともに歩み、天を見上げて地上を旅されますように。

アダム・人の歴史の記録 September 17, 2025

「アダム・人の歴史の記録」September 17, 2025

これはアダムの歴史の記録である。神は、人を創造したとき、神の似姿として人を造り、男と女に彼らを創造された。彼らが創造された日に、神は彼らを祝福して、彼らの名を「人」と呼ばれた。アダムは百三十年生きて、彼の似姿として、彼のかたちに男の子を生んだ。彼はその子をセツと名づけた。セツを生んでからのアダムの生涯は八百年で、彼は息子たち、娘たちを生んだ。アダムが生きた全生涯は九百三十年であった。こうして彼は死んだ。創世記5章1ー5節

アダムという言葉は、「人」という意味であり、同時に「最初の男性の名前」です。神によって造られた最初の男性・アダムが生きた全生涯は九百三十年であった。こうして彼は死んだ。と記録されています。今の平均寿命から考えると、「嘘だろ!」と言いたくなるでしょう。

けれども、人が本来、永遠の神の似姿として、永遠に生きるために造られたのなら、930歳も嘘ではないでしょう。新約聖書のローマ人への手紙6章23節は、 「罪の報酬は死です。しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」と語っています。イエス・キリストを信じる時、あなたも永遠のいのちを受け取ることができます。

絶望の中からの信仰継承 September 16, 2025

「絶望の中からの信仰継承」September 16, 2025

アダムは再び妻を知った。彼女は男の子を産み、その子をセツと名づけた。カインがアベルを殺したので、彼女は「神が、アベルの代わりに別の子孫を私に授けてくださいました」と言った。セツにもまた、男の子が生まれた。セツは彼の名をエノシュと呼んだ。そのころ、人々は主の名を呼ぶことを始めた。創世記4章25−26節

絶望の中にいたアダムとエバ夫妻に、再びスポットライトが当たります。長男のカインが次男のアベルを殺し、カインも両親の元から遠く離れ去り、家の中は二人だけになっていました。次世代への信仰継承を考えるなら、本当に絶望的な状況でした。

けれども、どんな時にも希望はあります。希望を失望に終わらせない神が、アベルの代わりに三男のセツを、アダムとエバ夫妻に授けてくださったのです。そしてセツにもまた、男の子が生まれ、かわいい孫の名はエノシュと呼ばれました。

そのころ、人々は主の名を呼ぶことを始めた、と聖書は語ります。神は、人間の閉塞感という名の絶望を突き破って、信仰を次世代へと継承してくださるのです。