地球を揺り動かす出エジプト August 20, 2025

「地球を揺り動かす出エジプト」August 20, 2025

詩篇114篇は、
地球を揺り動かす出エジプトを賛美する。
絶望の地から約束された希望の地への脱出を。

イスラエルがエジプトから
ヤコブの家が ことばの異なる民のうちから
出て来たとき
ユダは神の聖所となり
イスラエルは神の領地となった。

海は見て逃げ去り
ヨルダン川は引き返した。
山々は雄羊のように
丘は子羊のように跳ね回った。
どうしたことか。海よ おまえが逃げ去るとは。
ヨルダン川よ おまえが引き返すとは。
山々よ なぜおまえは雄羊のように跳ねるのか。
丘よ なぜ子羊のように跳ねるのか。

地よ 主の御前におののけ。
ヤコブの神の御前に。
神は 岩を水の潤う沢に変えられた。
硬い岩を 水のあふれる泉に。

「そのすべての奇しいみわざを語れ」August 11, 2025

「そのすべての奇しいみわざを語れ」August 11, 2025

詩篇105篇は、特に記念誌であり証し集。

主に感謝し 御名を呼び求めよ。
そのみわざを諸国の民の間に知らせよ。
主に歌え。主にほめ歌を歌え。
そのすべての奇しいみわざを語れ。
主の聖なる御名を誇りとせよ。
主を慕い求める者たちの心よ 喜べ。
主とその御力を尋ね求めよ。
絶えず御顔を慕い求めよ。
主が行われた奇しいみわざを思い起こせ。
その奇跡と御口のさばきを。
主のしもべ アブラハムの裔よ。
主に選ばれた者 ヤコブの子らよ。

この方こそ 私たちの神 主。
そのさばきは全地にわたる。
主はご自分の契約を とこしえに覚えておられる。
命じられたみことばを 千代までも。
それはアブラハムと結んだ契約
イサクへの誓い。
主はそれを ヤコブへの定めとして立てられた。
イスラエルへの 永遠の契約として。
そのとき主は言われた。
「わたしはあなたにカナンの地を与える。
あなたがたへのゆずりの地として。」

そのころ 彼らの数は少なく
実にわずかで そこでは寄留者であった。
彼らは 国から国へ
一つの王国からほかの民のところへと渡り歩いた。
しかし主は だれにも彼らを虐げさせず
彼らのために王たちを戒められた。
「わたしの油注がれた者たちに触れるな。
わたしの預言者たちに危害を加えるな。」

こうして主は飢饉を地の上に招き
パンの蓄えをことごとくなくされた。
主は一人の人を彼らに先駆けて送られた。
ヨセフが奴隷に売られたのだ。
ヨセフの足は 苦しみのかせをはめられ
その首は 鉄のかせに入れられた。
彼のことばがそのとおりになるときまで
主のことばは彼を錬った。
王は使いを送って ヨセフを解放した。
諸国の民の支配者はそうして 彼を自由にした。
主人である王は ヨセフに自分の家を任せ
自分の全財産を治める者とした。
それは ヨセフが意のままに王の高官を縛り
王の長老たちに知恵を与えるためであった。
イスラエルもエジプトにやって来て
ヤコブはハムの地に寄留することになった。

主はご自分の民を大いに増やし
彼らの敵よりも強くされた。
主は人々の心を変えて ご自分の民を憎ませ
ご自分のしもべたちを 悪賢く扱うようにされた。
主は そのしもべモーセと
ご自分が選んだアロンを遣わされた。
彼らは人々の間で 主の数々のしるしを行い
ハムの地で もろもろの奇跡を行った。
主は闇を送って 暗くされた。
人々は主のことばに逆らわなかった。
主が彼らの水を血に変えられたので
その魚は死んだ。
彼らの地には蛙が群がった。
王族たちの奥の間にまでも。
主が命じられると あぶの群れが来て
ぶよが国中いたるところに湧いて出た。
主は雨に代えて雹を彼らに降らせ
燃える火を彼らの地に下された。
主は彼らのぶどうの木と いちじくの木を打ち
彼らの国の木々を砕かれた。
主が命じられると いなごが来た。
若いいなごが しかも無数に。
それが彼らの国の緑を食い尽くし
彼らの大地の実りを食い尽くした。
主は彼らの国の長子をことごとく打たれた。
彼らのすべての力の初穂を。
主は銀と金を持たせて 御民を導き出された。
主の諸部族の中で よろける者は一人もなかった。
エジプトは彼らが出て行ったとき喜んだ。
エジプトに彼らへの恐れが下ったからだ。

主は 雲を広げて仕切りの幕とし
夜には火を与えて照らされた。
民が願い求めると 主はうずらをもたらし
また 天からのパンで彼らを満ち足らせた。
主が岩を開かれると 水がほとばしり
川となって砂漠を流れた。
これらのことは 主がそのしもべアブラハムへの
聖なることばを 覚えておられたからである。
主は御民を喜びのうちに導き出された。
その選ばれた民を 喜びの叫びのうちに。
主は彼らに国々の地を与えられた。
国々の民の労苦の実を 彼らが受け継ぐために。
これは 彼らが主のおきてを守り
そのみおしえを保つためである。
ハレルヤ。

ボッチャしよ

「主よ あなたのみわざはなんと多いことでしょう」August 10, 2025

「主よ あなたのみわざはなんと多いことでしょう」August 10, 2025

詩篇104篇は、主のみわざの博物館。
宇宙、天体、天文、地球、地理、気象、
地質、海洋、河川、山陵、火山、地震、
生命、微生物、巨大生物、生物、動物、
植物、昆虫、鳥類、魚類、家畜、人間、
食物、農業、酒造、死生、心理、霊性、
社会、理科、物理、化学、境界、航行。

わがたましいよ 主をほめたたえよ。
わが神 主よ あなたはまことに大いなる方。
あなたは威厳と威光を身にまとっておられます。
あなたは光を衣のようにまとい
天を幕のように張られます。
水の中にご自分の高殿の梁を置き
密雲をご自分の車とし
風の翼に乗って進み行かれます。
風をご自分の使いとし
燃える火をご自分の召使いとされます。

あなたは地をその基の上に据えられました。
地は とこしえまでも揺るぎません。
あなたは 大水で
衣のように地をおおわれました。
水は 山々の上にとどまりました。
水は あなたに叱られて逃げ
あなたの雷の声で急ぎ去りました。
山を上り 谷を下りました。
あなたがそれらの基とされた場所へと。
あなたは境を定められました。
水がそれを越えないように
再び地をおおわないように。

主は泉の水を谷に送り
山々の間を流れさせ
野のすべての獣に飲まされます。
野ろばも渇きを癒やします。
その傍らには空の鳥が住み
枝の間でさえずります。

主は その高殿から山々に水を注がれます。
みわざの結ぶ実によって 地は満ち足りています。
主は 家畜のために草を
また 人が労して得る作物を生えさせます。
地から食物を生じさせてくださいます。
ぶどう酒は人の心を喜ばせ
パンは人の心を支えます。
油よりも顔をつややかにするために。
主の木々は満ち足りています。
主が植えられたレバノンの杉の木も。
そこに 鳥は巣をかけ
こうのとりは もみの木を宿とします。
高い山は野やぎのため
岩は岩だぬきの隠れ場。

主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈むところを知っています。
あなたが闇をもたらされると 夜になり
あらゆる森の獣が這い回ります。
若い獅子は 餌食を求めて吼えたけり
神に自分の食物を求めます。
日が昇ると 彼らは退いて
自分のねぐらで横になります。
人は 自分の仕事に出て行き
夕暮れまでその働きにつきます。

主よ あなたのみわざはなんと多いことでしょう。
あなたは知恵をもってそれらをみな造られました。
地は あなたのもので満ちています。
そこには 大きく広い海があり
這うものや生き物は数えきれません。
小さなものも大きなものも。
そこを船が行き交い
あなたが造られたレビヤタンも そこで戯れます。
彼らはみな あなたを待ち望んでいます。
あなたが時にかなって 食物をお与えになるのを。
あなたがお与えになると 彼らは集め
あなたが御手を開かれると
彼らは良いもので満ち足ります。
あなたが御顔を隠されると 彼らはおじ惑い
彼らの息を取り去られると 彼らは息絶えて
自分のちりに帰ります。
あなたが御霊を送られると 彼らは創造されます。
あなたは地の面を新しくされます。
主の栄光が とこしえにありますように。
主がご自分のみわざを喜ばれますように。
主が地に目を注がれると 地は震え
山々に触れられると それは煙を上げます。

私はいのちの限り 主に歌い
生きるかぎり 私の神をほめ歌います。
私の心の思いが みこころにかないますように。
私は 主を喜びます。
罪人らが地から絶え果て
悪しき者どもが もはやいなくなりますように。
わがたましいよ 主をほめたたえよ。
ハレルヤ。

「あなたは生きていてよい!」August 6, 2025

「あなたは生きていてよい!」August 6, 2025

詩篇100篇は、感謝の賛歌。
人間は猿から進化したのではない。
造り主なる神が、あなたを人間として、
愛するために造られた。
そして、「あなたは生きていてよい!」
と造り主が今もあなたに語っておられる。
そこにあふれる感謝の源がある。

全地よ 主に向かって喜びの声をあげよ。
喜びをもって主に仕えよ。
喜び歌いつつ御前に来たれ。
知れ。主こそ神。
主が 私たちを造られた。
私たちは主のもの 主の民 その牧場の羊。
感謝しつつ 主の門に
賛美しつつ その大庭に入れ。
主に感謝し 御名をほめたたえよ。
主はいつくしみ深く
その恵みはとこしえまで
その真実は代々に至る。

「次世代への信仰継承のための詩篇」July 15, 2025

「次世代への信仰継承のための詩篇」July 15, 2025

詩篇78篇は、アサフのマスキール。
次世代への信仰継承のための詩篇。

私の民よ 私の教えを耳に入れ
私の口のことばに耳を傾けよ。
私は口を開いて たとえ話を
昔からの謎を語ろう。
それは 私たちが聞いて 知っていること。
私たちの先祖が語ってくれたこと。
それを私たちは 息子たちに隠さず
後の時代に語り告げよう。
主の誉れを
主が行われた 力ある奇しいみわざを。
主は ヤコブのうちにさとしを置き
イスラエルのうちにみおしえを定め
私たちの先祖に命じて
その子らに教えるようにされた。
後の世代の者 生まれてくる子らがこれを知り
さらに彼らが その子らにまた語り告げるため
彼らが神に信頼し
神のみわざを忘れず
その命令を守るために。
先祖たちのように
強情で逆らう世代
心定まらない世代
霊が神に忠実でない世代とならないために。

エフライムの人々は 弓を射る者であったが
戦いの日には退却した。
彼らは 神の契約を守らず
神のおしえに従って歩むことを拒み
神の数々のみわざを忘れてしまった。
神が見せてくださった多くの不思議を。
神は奇しいみわざを 彼らの先祖の前で
エジプトの地 ツォアンの野で行われた。
海を分けて 彼らを通らせ
堰のように水を立てられた。
昼は雲で彼らを導かれた。
夜は 夜通し炎の光で。
荒野で 神は岩を割り
大いなる深淵の水を 豊かに飲ませてくださった。
あふれる流れを 岩からほとばしらせ
水を 豊かな川のように流れさせてくださった。

けれども 彼らはなおも神に罪を犯し
砂漠で いと高き方に逆らった。
彼らは心のうちで神を試み
欲に任せて食べ物を求めた。
そのとき彼らは神に逆らって言った。
「荒野で食事を備えることが 神にできるのか。
確かに 神が岩を打たれると
水が湧き出て
流れがあふれた。
だが神は パンも与えることができるのか。
民のために 肉を用意できるのか。」
それゆえ主は これを聞いて激しく怒られた。
火はヤコブに向かって燃え
怒りはイスラエルに向かって燃え上がった。
これは 彼らが神を信じず
御救いに信頼しなかったからである。

神は 上の雲に命じて
天の戸を開き
彼らの上に 食べ物としてマナを降らせ
天の穀物を彼らに与えられた。
それで人々は御使いのパンを食べた。
神は満ちたりるほど食物を送られた。
神は 東風を天に起こし
御力をもって南風を吹かせられた。
彼らの上に 肉をちりのように
翼のある鳥を海の砂のように降らせ
それを 宿営の中
住まいの周りに落とされた。
彼らは食べ 十分に満ち足りた。
こうして 彼らが欲望を満たすままにされた。
彼らがその欲望を手放さず
まだ食べ物が口にあるうちに
神の怒りが 彼らに向かって燃え上がり
彼らのうちの最も頑丈な者たちを殺し
イスラエルの若い男たちを打ちのめした。

これらすべてにもかかわらず
彼らはなおも罪を犯し
神の奇しいみわざを信じなかった。
それで神は 彼らの日を一息のうちに
彼らの齢を 突然の恐怖のうちに終わらせられた。
神が彼らを殺されると 彼らは神を尋ね求め
立ち返り 神を切に求めた。
彼らは思い出した。
神が自分たちの岩であり
いと高き神が自分たちを贖う方であることを。
しかし彼らは その口で神に媚び
舌で神に偽りを言った。
彼らの心は神に堅く立たず
神の契約に忠実でなかった。
しかし 神はあわれみ深く
彼らの咎を赦して 滅ぼされなかった。
怒りを何度も抑えて
憤りのすべてをかき立てられることはなかった。
神は心に留めておられた。
彼らが肉にすぎないことを。
吹けば戻らない風であることを。

幾たび彼らは 荒野で神に逆らい
荒れ地で神を悲しませたことか。
彼らは繰り返し神を試み
イスラエルの聖なる方の心を痛めた。
彼らは 神の力も
神が敵から贖い出してくださった日も
思い起こさなかった。
神がエジプトでしるしを
ツォアンの野で奇跡を行われたことを。

神が大河を血に変えられたので
その流れは飲めなくなった。
神は彼らに あぶの群れを送り
蛙を送って 彼らを食い尽くされた。
また 彼らの作物を若いいなごに
彼らの勤労の実をいなごに与えられた。
神は 雹で彼らのぶどうの木を
稲妻で いちじく桑の木を滅ぼされた。
彼らの家畜を雹に
家畜の群れを 疫病に渡された。
神は 彼らの上に燃える怒りを送られた。
激しい怒りと憤りと苦しみを。
わざわいをもたらす御使いたちを。
神は 御怒りに道を備え
彼ら自身に死を免れさせず
彼らのいのちを疫病に渡された。
神はエジプトで すべての長子を打ち殺された。
ハムの天幕で 彼らの力の初穂を。

神は ご自分の民を羊の群れのように連れ出し
家畜の群れのように 荒野の中を連れて行かれた。
神が安らかに導かれたので 彼らは恐れなかった。
しかし彼らの敵は 海がおおい隠した。
こうして神は 彼らをご自分の聖なる国に
右の御手で造ったこの山に 連れて来られた。
また 彼らの前から異邦の民を追い出し
その地を相続の地として彼らに分け与え
イスラエル諸族を それぞれの天幕に住まわせた。

けれども 彼らはいと高き神を試み
神に逆らい
そのさとしを守らなかった。
彼らは元に戻り 先祖たちのように裏切り
たるんだ弓の矢のように それて行った。
また 高き所を築いて神の怒りを引き起こし
刻んだ像で 神のねたみを起こさせた。
神は 聞いて激しく怒り
イスラエルを激しく退けられた。
シロの御住まい
人々の間に張った その幕屋を見放して
御力を捕らえられるに任せ
御栄えを敵の手に渡された。
神は ご自分の民を剣に引き渡し
ゆずりの民に対して 激しく怒られた。
火は若い男たちを食い尽くし
若い女たちは婚礼の歌を歌わなかった。
祭司たちは剣に倒れ
やもめたちは泣くこともできなかった。

そのとき主は 眠りから目を覚まされた。
ぶどう酒の酔いから覚めた勇士のように。
主はその敵を打って退け
彼らに永遠のそしりを与えられた。
主は ヨセフの天幕を捨て
エフライム族を選ばず
ユダの部族を選ばれた。
主が愛されたシオンの山を。
主はその聖所を 高い天のように建てられた。
ご自分が永遠に基を据えた地のように。
主は しもべダビデを選び
羊の囲いから召し出された。
乳を飲ませる雌羊の番から 彼を連れて来て
御民ヤコブを ご自分のゆずりの民イスラエルを
牧するようにされた。
彼は 全き心で彼らを牧し
英知の手で彼らを導いた。

「主よ あなたは人や獣を救ってくださいます」June 3, 2025

「主よ あなたは人や獣を救ってくださいます」June 3, 2025

詩篇36篇は、主のしもべダビデによる。
もし主なる神が、
人間の救いにしか関心がないのなら、
動物や獣が創造されることも、
ノアの方舟が動物園のようになることも、
「主よ あなたは人や獣を救ってくださいます」
という賛美の歌詞もなかったでしょう。

私の心の奥にまで
悪しき者の背きのことばが届く。
彼の目の前には
神に対する恐れがない。
彼は自分の判断で自分を偽り
自分の咎を見つけて それを憎む。
彼の口のことばは 不法と欺き。
思慮深くあろうともせず 善を行おうともしない。
彼は寝床で不法を謀り
良くない道に堅く立ち
悪を捨てようとしない。

主よ あなたの恵みは天にあり
あなたの真実は雲にまで及びます。
あなたの義は 高くそびえる山。
あなたのさばきは 大いなる淵。
主よ あなたは人や獣を救ってくださいます。
神よ あなたの恵みはなんと尊いことでしょう。
人の子らは 御翼の陰に身を避けます。
彼らは あなたの家の豊かさに満たされ
あなたは 楽しみの流れで潤してくださいます。
いのちの泉はあなたとともにあり
あなたの光のうちに 私たちは光を見るからです。

注いでください。
あなたの恵みを あなたを知る者に。
あなたの義を 心の直ぐな人たちに。
高ぶりの足が私に追いつかず
悪しき者の手が私を追いやることのないように。
そこでは 不法を行う者は倒れ
突き倒されて 立ち上がれません。

「なぜ楽器を用いて主を賛美することは素敵なのか」May 31, 2025

「なぜ楽器を用いて主を賛美することは素敵なのか」May 31, 2025

詩篇33篇は、楽器を用いて賛美することを勧める。
なぜ楽器を用いて主を賛美することは素敵なのかを語りながら。

正しい者たち 主を喜び歌え。
賛美は 直ぐな人たちにふさわしい。
竪琴に合わせて 主に感謝せよ。
十弦の琴に合わせて ほめ歌を歌え。
新しい歌を主に歌え。
喜びの叫びとともに 巧みに弦をかき鳴らせ。
まことに 主のことばは真っ直ぐで
そのみわざはことごとく真実である。
主は正義と公正を愛される。
主の恵みで地は満ちている。
主のことばによって 天は造られた。
天の万象もすべて 御口の息吹によって。
主は海の水をせき止めて集め
湧き出る水を倉に納められる。

全地よ 主を恐れよ。
すべて世界に住む者よ 主の御前におののけ。
主が仰せられると そのようになり
主が命じられると それは立つ。
主は 国々のはかりごとを破り
もろもろの民の計画をくじかれる。
主のはかられることは とこしえに立ち
みこころの計画は 代々に続く。

幸いなことよ
主を自らの神とする国は。
神がご自分のゆずりとして選ばれた民は。
主は 天から目を注ぎ
人の子らをすべてご覧になる。
御座が据えられた所から
地に住むすべての者に目を留められる。
主は 一人ひとりの心を形造り
わざのすべてを読み取る方。

王は 軍勢の大きさでは救われない。
勇者は 力の大きさでは救い出されない。
軍馬も勝利の頼みにはならず
軍勢の大きさも救いにはならない。
見よ 主の目は主を恐れる者に注がれる。
主の恵みを待ち望む者に。
彼らのたましいを死から救い出し

飢饉のときにも 彼らを生かし続けるために。
私たちのたましいは主を待ち望む。
主は私たちの助け 私たちの盾。
まことに 私たちの心は主を喜び
私たちは聖なる御名に拠り頼む。
主よ あなたの恵みが
私たちの上にありますように。
私たちがあなたを待ち望むときに。