「神こそ至高のさばき主」July 12, 2025

「神こそ至高のさばき主」July 12, 2025

詩篇75篇は、指揮者のために。
「滅ぼすな」の調べで。アサフの賛歌。
神こそ至高のさばき主。
だから正直者が馬鹿を見ることはない。

私たちはあなたに感謝します。
神よ 私たちは感謝します。
あなたの御名は近くにあり
あなたの奇しいみわざが 語り告げられています。

「わたしが 定めの時を決め
わたし自ら 公正にさばく。
地とそこに住むすべての者が揺らぐとき
わたしが 地の柱を堅く立てる。 セラ
わたしは 誇る者には
『誇るな』と言い
悪者どもには
『角を上げるな。
おまえたちの角を高く上げるな。
横柄な態度で語るな』と言う。」

高く上げることは 東からでもなく
西からでもなく 荒野からでもない。
まことに 神こそさばき主。
ある者を低くし ある者を高く上げられる。
主の御手には杯があり
混ぜ合わされた泡立つぶどう酒が満ちている。
主がこれを注ぎ出されると
実に すべて地の悪者どもは
それを飲み かすまで飲み干す。

しかし私は とこしえまでもみわざを告げます。
ヤコブの神に ほめ歌を歌います。
私は悪者どもの角を ことごとく切り捨てます。
正しい者の角は 高く上げられます。

「神よ なぜ いつまでも拒み」July 11, 2025

「神よ なぜ いつまでも拒み」July 11, 2025

詩篇74篇は、アサフのマスキール。

神よ なぜ いつまでも拒み
御怒りをあなたの牧場の羊に燃やされるのですか。
どうか思い起こしてください。
昔あなたが買い取られ
ゆずりの民として贖われた あなたの会衆を。
あなたの住まいであるシオンの山を。
あなたの足を 永遠の廃墟に踏み入れてください。
敵は聖所であらゆる害を加えています。
あなたに敵対する者どもは
あなたの聖なる所でほえたけり
自分たちのしるしを そこに掲げています。
あたかも 木の茂みの中で
斧を高く振り上げる者のようです。
今や彼らは 手斧と槌で
聖所の彫り物をことごとく打ち砕き
あなたの聖所に火を放ち
あなたの御名の住まいを その地まで汚しました。
彼らは心の中で
「彼らを ことごとく征服しよう」と言い
国中の神の聖所をみな 焼き払いました。
もう私たちのしるしは見られません。
もはや預言者もいません。
いつまでそうなのかを知っている者も
私たちの間にはいません。
神よ いつまで はむかう者はそしるのですか。
敵は 永久に 御名を侮るのですか。
なぜ あなたは御手を 右の御手を
引いておられるのですか。
その手を懐から出して
彼らを滅ぼし尽くしてください。
神は 昔から私の王
この地において 救いのみわざを行う方。
あなたは 御力をもって海を打ち破り
その水の上の 竜の頭を砕かれました。
あなたは レビヤタンの頭を踏みにじり
砂漠に住むものたちの餌食とされました。
あなたは 泉と谷を切り開き
流れの絶えない川を涸らされました。
昼はあなたのもの 夜もあなたのもの。
あなたは月と太陽を備えられました。
あなたは 地のすべての境を定め
夏と冬を造られました。
主よ どうか 心に留めてください。
敵がそしり 愚かな民が御名を侮っていることを。
あなたの山鳩のいのちを
獣に引き渡さないでください。
あなたの悩む者たちのいのちを
永久に忘れないでください。
どうか 契約に目を留めてください。
地の暗い所は 暴虐の巣ですから。
虐げられる者が
辱めを受けて帰されることがなく
苦しむ者 貧しい者が
御名をほめたたえますように。
神よ 立ち上がり
ご自分の言い分を立ててください。
愚か者が休みなくあなたをそしっていることを
心に留めてください。
忘れないでください。
あなたに敵対する者の声を
あなたに向かい立つ者どもが
絶えずあげる叫びを。

「あなたの前で 獣のようでした」July 10, 2025

2025-07-10

「あなたの前で 獣のようでした」July 10, 2025

詩篇73篇は、赤裸々なアサフの賛歌。

まことに 神はいつくしみ深い。
イスラエルに 心の清らかな人たちに。
けれどもこの私は 足がつまずきそうで
私の歩みは滑りかけた。

それは 私が悪しき者が栄えるのを見て
誇り高ぶる者をねたんだからだ。
実に 彼らの死には苦痛がなく
彼らのからだは肥えている。
人が苦労するときに 彼らはそうではなく
ほかの人のように 打たれることもない。

それゆえ 高慢が彼らの首飾りとなり
暴虐の衣が彼らをおおっている。
彼らの目は脂肪でふくらみ
心の思い描くものがあふれ出る。
彼らは嘲り 悪意をもって語り
高い所から虐げを言う。
彼らは口を天に据え
その舌は地を行き巡る。
それゆえ この民はここに帰り
豊かな水は彼らに汲み尽くされる。
そして 彼らは言う。
「どうして神が知るだろうか。
いと高き方に知識があるだろうか。」
見よ これが悪しき者。
彼らはいつまでも安らかで 富を増している。

ただ空しく 私は自分の心を清め
手を洗って 自分を汚れなしとした。
私は 休みなく打たれ
朝ごとに懲らしめを受けた。
もしも私が
「このままを語ろう」と言っていたなら
きっと私は
あなたの子らの世代を 裏切っていたことだろう。
私は このことを理解しようとしたが
それは 私の目には苦役であった。
ついに私は 神の聖所に入って
彼らの最期を悟った。

まことに あなたは彼らを滑りやすい所に置き
彼らを滅びに突き落とされます。
ああ 彼らは瞬く間に滅ぼされ
突然の恐怖で 滅ぼし尽くされます。
目覚めの夢のように
主よ あなたが目を覚ますとき
彼らの姿を蔑まれます。

私の心が苦みに満ち
私の内なる思いが突き刺されたとき
私は愚かで考えもなく
あなたの前で 獣のようでした。

しかし 私は絶えずあなたとともにいました。
あなたは私の右の手を
しっかりとつかんでくださいました。
あなたは 私を諭して導き
後には栄光のうちに受け入れてくださいます。
あなたのほかに
天では 私にだれがいるでしょう。
地では 私はだれをも望みません。
この身も心も尽き果てるでしょう。
しかし 神は私の心の岩
とこしえに 私が受ける割り当ての地。
見よ あなたから遠く離れている者は滅びます。
あなたに背き 不実を行う者を
あなたはみな滅ぼされます。
しかし 私にとって
神のみそばにいることが 幸せです。
私は 神である主を私の避け所とし
あなたのすべてのみわざを語り告げます。

「年老いたときも 私を見放さないでください」July 8, 2025

「年老いたときも 私を見放さないでください」July 8, 2025

詩篇71篇は、高齢者のための詩篇。
「年老いたときも 私を見放さないでください。」と詩人は祈る。

主よ 私はあなたに身を避けています。
私が決して恥を見ないようにしてください。
あなたの義によって私を救い 助け出してください。
あなたの耳を私に傾け 私をお救いください。
私の避け所の岩となってください。
いつでもそこに入れるように。
あなたは私の救いを定められました。
あなたは私の巌 私の砦なのです。
わが神よ 私を悪者の手から助け出してください。
不正を行う者や残虐な者の手から。

神である主よ
あなたは私の望み
若い日からの拠り所。
私は生まれたときから あなたに抱かれています。
あなたは私を母の胎から取り上げた方。
私はいつもあなたを賛美しています。
私は多くの人にとって奇跡と思われました。
あなたが私の力強い避け所だからです。
私の口にはあなたへの賛美が
あなたの栄えが絶えず満ちています。
年老いたときも 私を見放さないでください。
私の力が衰え果てても 見捨てないでください。

私の敵は 私のことを相談し
私のいのちを狙う者がともに企みます。
彼らは言っています。
「神は彼を見捨てたのだ。
追いかけて彼を捕らえよ。
救い出す者はいないから。」
神よ 私から遠く離れないでください。
わが神よ 急いで私を助けてください。
私をなじる者どもが
恥を見て 消え失せますように。
私を痛めつけようとする者どもが
恥辱と恥でおおわれますように。
しかし私は 絶えずあなたを待ち望み
いよいよ切に あなたを賛美します。
私の口は絶えず語り告げます。
あなたの義と救いとを。
そのすべてを私は知っておりませんが。

神である主よ 私はあなたの力とともに行きます。
あなたの ただあなたの義だけを心に留めて。
神よ あなたは私の若いころから
私を教えてくださいました。
私は今なお
あなたの奇しいみわざを告げ知らせています。
年老いて 白髪頭になったとしても
神よ 私を捨てないでください。
私はなおも告げ知らせます。あなたの力を世に。
あなたの大能のみわざを 後に来るすべての者に。
神よ あなたの義は天にまで届きます。
あなたは大いなることをなさいました。
神よ だれが あなたのようでしょう。
あなたは私を多くの苦難とわざわいとに
あわせられましたが
私を再び生き返らせ
地の深みから 再び引き上げてくださいます。
あなたが私の偉大さを増し
振り向いて私を慰めてくださいますように。

私もまた 琴であなたをほめたたえます。
わが神よ あなたの真実を。
私は 竪琴に合わせてあなたにほめ歌を歌います。
イスラエルの聖なる方よ。
私があなたにほめ歌を歌うとき
私の唇は高らかに歌います。
あなたが贖い出された私のたましいも。
私の舌も絶えず
あなたの義を告げます。
私のわざわいを求める者どもが
恥を見て 屈辱を受けるからです。

「主よ 急いで私を助けに来てください」July 7, 2025

「主よ 急いで私を助けに来てください」July 7, 2025

詩篇70篇は、指揮者のために。
ダビデによる。記念のために。

神よ 私を救い出してください。
主よ 急いで私を助けに来てください。
私のいのちを求める者たちが
恥を見 辱められますように。
私のわざわいを喜ぶ者たちが
退き 卑しめられますように。
「あはは」とあざ笑う者たちが
恥をかいて 立ち去りますように。

あなたを慕い求める人たちがみな
あなたにあって楽しみ 喜びますように。
あなたの救いを愛する人たちが
「神は大いなる方」と いつも言いますように。
私は苦しむ者 貧しい者です。
神よ 私のところに急いでください。
あなたは私の助け 私を救い出す方。
主よ 遅れないでください。

「迫害の中からの叫び」July 6, 2025

「迫害の中からの叫び」July 6, 2025

詩篇69篇は、指揮者のために。
「ゆりの花」の調べにのせて。ダビデによる。

神よ 私をお救いください。
水が喉にまで入って来ました。
私は深い泥沼に沈み
足がかりもありません。
私は大水の底に陥り
奔流が私を押し流しています。
私は叫んで疲れ果て
喉は渇き
目も衰え果てました。
私の神を待ちわびて。
ゆえなく私を憎む者は
私の髪の毛よりも多く
私を滅ぼそうとする者
私の敵 偽り者は強いのです。
私は 奪わなかった物さえ
返さなければならないのですか。

神よ あなたは私の愚かさをご存じです。
私の数々の罪過は あなたに隠されていません。
万軍の神 主よ あなたを待ち望む者たちが
私のために恥を見ないようにしてください。
イスラエルの神よ あなたを慕い求める者たちが
私のために卑しめられないようにしてください。
あなたのことで 私はそしりを受け
恥辱が私の顔をおおっているのです。
私は自分の兄弟から のけ者にされ
母の子らには よそ者となりました。
それは あなたの家を思う熱心が
私を食い尽くし
あなたを嘲る者たちの嘲りが
私に降りかかったからです。
私が断食し わが身を泣き悲しむと
それが私への嘲りのもととなりました。
私が粗布を自分の衣とすると
私は彼らの物笑いの種となりました。
門に座る者たちは私のうわさ話をし
私は酔いどれの歌になりました。

しかし私は 主よ あなたに祈ります。
神よ みこころの時に
あなたの豊かな恵みにより
御救いのまことをもって 私に答えてください。
私を泥沼から救い出し
沈まないようにしてください。
私を憎む者どもから 大水の底から
救い出してください。
奔流が私を押し流さず
深い淵が私を吞み込まず
穴が私の上で口を閉じないようにしてください。

主よ 私に答えてください。
いつくしみ深い あなたの恵みのゆえに。
あなたのあわれみの豊かさにしたがって
私に御顔を向けてください。
あなたのしもべに御顔を隠さないでください。
私は苦しんでいます。早く私に答えてください。
私のたましいに近づき これを贖ってください。
そうして 私の敵から私を贖い出してください。

あなたはよくご存じです。
私への嘲りと 恥と恥辱とを。
私に敵する者はみな あなたの御前にいます。
嘲りが私の心を打ち砕き
私はひどく病んでいます。
私が同情を求めても
それはなく
慰める者たちを求めても
見つけられません。
彼らは私の食べ物の代わりに 毒を与え
私が渇いたときには酢を飲ませました。

彼らの前の食卓は罠となり
栄えるときに 落とし穴となりますように。
彼らの目が暗くなり 見えなくなりますように。
その腰がいつもよろけますように。
あなたの憤りを 彼らの上に注いでください。
燃える怒りを 彼らに追いつかせてください。
彼らの宿営が荒れ果て
その天幕から住む者が絶えますように。
彼らは あなたが打たれた者を迫害し
あなたに刺し貫かれた者の痛みを言いふらします。
どうか 彼らの咎に咎を加え
彼らをあなたの義のうちに入れないでください。
彼らがいのちの書から消し去られますように。
正しい者と並べて
彼らが書き記されることがありませんように。

私は苦しんで 痛みの中にいます。
神よ 御救いが私を高く上げますように。
歌をもって 私は神の御名をほめたたえ
感謝をもって 私は神をあがめます。
それは 雄牛にまさって主に喜ばれます。
角が生え ひづめが割れた若い牛にまさって。
心の貧しい者たちよ 見て喜べ。
神を求める者たちよ あなたがたの心を生かせ。
主は 貧しい者に耳を傾け
捕らわれたご自分の民を蔑まれない。

天地よ 主をほめたたえよ。
海とそこにうごめくすべてのものも。
まことに神は シオンを救い
ユダの町々を建て直される。
彼らはそこに住み そこを自分たちの所有とする。
主のしもべたちの子孫はその地を受け継ぎ
御名を愛する者たちはそこに住む。

「雲に乗って来られる方のために道を備えよ」July 5, 2025

「雲に乗って来られる方のために道を備えよ」July 5, 2025

詩篇68篇は、指揮者のために。
ダビデによる賛歌。再臨信仰は旧約時代からある。

神は立ち上がり その敵は散り失せる。
神を憎む者たちは御前から逃げ去る。
煙が追い払われるように 追い払ってください。
ろうが火の前で溶け去るように
悪しき者が 神の御前から滅び失せますように。

しかし正しい者たちは 小躍りして喜ぶ。
神の御前で喜び楽しむ。
神に向かって歌い 御名をほめ歌え。
雲に乗って来られる方のために道を備えよ。
その御名は主。その御前で喜び躍れ。

みなしごの父 やもめのためのさばき人は
聖なる住まいにおられる神。
神は孤独な者を家に住まわせ
捕らわれ人を歓喜の歌声とともに導き出される。
しかし頑迷な者は 焦げつく地に住む。

神よ あなたが御民に先立って出て行き
荒れ野を進み行かれたとき セラ
地は揺れ動き 天も雨を降らせました。
シナイにおられる神の御前で。
イスラエルの神である神の御前で。
神よ あなたは豊かな雨を注ぎ
疲れたあなたのゆずりの地を堅く立てられました。
あなたの群れはその地に住みました。
神よ あなたはいつくしみをもって
苦しむ者のために備えをされました。

主はみことばを与えてくださる。
良き知らせを告げる女たちは大きな群れ。
軍勢の王たちは逃げ また逃げる。
家に残った女たちは獲物を分け合う。
羊の囲いの中に横たわるとしても
あなたがたは 翼が銀でおおわれて
きらめく黄金で羽がおおわれた鳩のようだ。
全能者が王たちを その地で散らされたとき
ツァルモンには雪が降っていた。

神々しい山 バシャンの山よ。
峰を連ねた山 バシャンの山よ。
峰を連ねた山々よ。
なぜ おまえたちはねたみ見るのか。
神がその住まいとして望まれたあの山を。
まことに主は とこしえにそこに住まわれる。
神の戦車は 幾千万と数知れず。
主はその中におられる。シナイの神は聖所の中に。
あなたは 捕虜を引き連れて いと高き所に上り
人々に 頑迷な者どもにさえ
贈り物を与えられた。
神であられる主が そこに住まわれるために。

ほむべきかな 主。
日々 私たちの重荷を担われる方。
この神こそ 私たちの救い。 セラ
神は私たちの救いの神。
死を免れるのは 私の主 神による。
神は必ず 敵の頭を打ち砕かれる。
自分の罪過のうちを歩む者の 毛深い脳天を。
主は言われた。
「わたしは バシャンから彼らを連れ帰る。
海の深みからも連れ帰る。
あなたが彼らを打ち砕き 足を血に染め
あなたの犬たちの舌が敵の血をなめるために。」

神よ 人々はあなたの行列を見ました。
聖所で 私の王 私の神の行列を。
歌い手が前を進み 楽人が後に続く。
タンバリンを鳴らすおとめたちのただ中を。
「相集って 神をほめたたえよ。
イスラエルの泉から 主をほめたたえよ。」
そこには 彼らを導く末子のベニヤミンがいる。
その群れの中には ユダの君主たち
ゼブルンの君主たち ナフタリの君主たちもいる。

あなたの神は あなたの力を現れさせました。
神よ あなたが私たちに示された力を。
エルサレムにあるあなたの宮のゆえに
王たちは あなたに献上品を携えて来ます。
葦の中の獣を叱ってください。
国々の民の子牛を連れた雄牛の群れを。
彼らは銀の品々を踏みつけています。
戦いを喜ぶ 国々の民を散らしてください。
貢ぎ物はエジプトから到来し
クシュは神に向かって 急いで手を伸ばします。

地の王国よ 神に向かって歌え。
主にほめ歌を歌え。 セラ
いにしえから 天の天を御される方に。
聞け。神は御声を発せられる。力強い御声を。
力を神に帰せよ。
威光はイスラエルの上に
御力は雲の中にある。
神よ あなたは恐るべき方。
あなたはご自分の聖なる所におられます。
イスラエルの神こそ
力と勢いを御民にお与えになる方です。
ほむべきかな 神。