島々の国民のルーツ September 30, 2025

「島々の国民のルーツ」September 30, 2025

これはノアの息子、セム、 ハム、ヤフェテの歴史である。 大洪水の後、彼らに息子たちが生まれた。ヤフェテの子らはゴメル、マゴグ、マダイ、ヤワン、トバル、メシェク、ティラス。ゴメルの子らはアシュケナズ、リファテ、トガルマ。ヤワンの子らはエリシャ、タルシシュ、キティム、ドダニム。これらから島々の国民が分かれ出た。それぞれの地に、言語ごとに、その氏族にしたがって、国民となった。創世記10章1ー5節

大洪水以後、ノアの息子、セム、ハム、ヤフェテを通して、全世界のすべての民族が分かれ出ました。ポスト大洪水における全世界のすべての民族の歴史がここにあります。まずはヤフェテの子孫です。ヤフェテから、島々の国民が分かれ出たと記されています。

海と船が大好きな人々が船で大海原に漕ぎ出し、冒険の旅の途上で、色々な島々を発見し、そこに移り住んだのでしょう。ヤフェテの子孫は、今の黒海やカスピ海、そして地中海を航海し、トルコ、ギリシャ、ヨーロッパ南部に広がったようです。タルシシュは、やがて預言者ヨナが主の御顔を避けて目指した今のスペイン地方、ジブラルタル海峡の付近です。

齢を重ねる恵み September 29, 2025

「齢を重ねるエイジングの恵み」September 29, 2025

箱舟から出て来たノアの息子たちは、セム、ハム、ヤフェテであった。ハムはカナンの父である。この三人がノアの息子たちで、彼らから全世界の民が分かれ出た。さて、ノアは農夫となり、ぶどう畑を作り始めた。彼はぶどう酒を飲んで酔い、自分の天幕の中で裸になった。カナンの父ハムは、父の裸を見て、外にいた二人の兄弟に告げた。それで、セムとヤフェテは上着を取って、自分たち二人の肩に掛け、うしろ向きに歩いて行って、父の裸をおおった。彼らは顔を背け、父の裸は見なかった。ノアは酔いからさめ、末の息子が自分にしたことを知った。彼は言った。「カナンはのろわれよ。兄たちの、しもべのしもべとなるように。」また言った。「ほむべきかな、セムの神、主。カナンは彼らのしもべとなるように。神がヤフェテを広げ、彼がセムの天幕に住むようになれ。カナンは彼らのしもべとなるように。」ノアは大洪水の後、三百五十年生きた。ノアの全生涯は九百五十年であった。こうして彼は死んだ。 創世記9章18ー29節

齢を重ねること・エイジングは、様々な弱さや破れ口が生じるので、恵みとして受け止められることはほとんどないでしょう。けれども聖書は、齢を重ねる恵み、エイジングの恵みを語ります。

大洪水の後、ノアは農夫となり、ぶどう畑を作り始めました。収穫の時を迎えたノアは、ぶどう酒を飲んで酔っ払い、自分の天幕の中で裸になって寝て、子どもたちに醜態をさらします。セムとヤフェテは父の破れ口をおおいましたが、カナンの父ハムはそうしませんでした。

齢を重ねる恵み、それは、弱さや破れ口がおおわれる恵みです。新約聖書コリント人への手紙第二の12章9節に書かれている通りです。

しかし主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである」と言われました。ですから私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。

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新しく生まれなければならない

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杉戸キリスト教会墓地地図

虹の契約 September 28, 2025

「虹の契約」September 28, 2025

神は、ノアと、彼とともにいる息子たちに仰せられた。「見よ、わたしは、わたしの契約をあなたがたとの間に立てる。そして、あなたがたの後の子孫との間に。また、あなたがたとともにいるすべての生き物との間に。鳥、家畜、それに、あなたがたとともにいるすべての地の獣、箱舟から出て来たすべてのものから、地のすべての生き物に至るまで。わたしは、わたしの契約をあなたがたとの間に立てる。すべての肉なるものが、再び、大洪水の大水によって断ち切られることはない。大洪水が再び起こって地を滅ぼすようなことはない。」さらに神は仰せられた。「わたしとあなたがたとの間に、また、あなたがたとともにいるすべての生き物との間に、代々にわたり永遠にわたしが与えるその契約のしるしは、これである。わたしは雲の中に、わたしの虹を立てる。それが、わたしと地との間の契約のしるしである。わたしが地の上に雲を起こすとき、虹が雲の中に現れる。そのとき、わたしは、わたしとあなたがたとの間、すべての肉なる生き物との間の、わたしの契約を思い起こす。大水は、再び、すべての肉なるものを滅ぼす大洪水となることはない。虹が雲の中にあるとき、わたしはそれを見て、神と、すべての生き物、地上のすべての肉なるものとの間の永遠の契約を思い起こそう。」神はノアに仰せられた。「これが、わたしと、地上のすべての肉なるものとの間に、わたしが立てた契約のしるしである。」 創世記9章8ー17節

地球規模の大災害の後、神はノアとノアの息子たちの間に慰めの契約を立ててくださいました。「大水は、再びすべての肉なるものを滅ぼす大洪水となることはない」という契約です。その契約のしるしが虹でした。

未曾有の大洪水を生き延びたノアたちは、雨が降る度に恐ろしい記憶がフラッシュバックし、また大洪水になるのではという不安と恐れで、何度もパニックになったことでしょう。けれども、雨が降っている最中に太陽の光がスッと差し込んで来ると、雲の中に七色に輝く美しい虹が現れるのです。雨の中で虹を見る度に、ノアたちは虹の契約を思い出し、神からの慰めと平安が心を満たしたことでしょう。

大洪水以降の食物 September 27, 2025

「大洪水以降の食物」September 27, 2025

神はノアとその息子たちを祝福して、彼らに仰せられた。「生めよ。増えよ。地に満ちよ。あなたがたへの恐れとおののきが、地のすべての獣、空のすべての鳥、地面を動くすべてのもの、海のすべての魚に起こる。あなたがたの手に、これらは委ねられたのだ。生きて動いているものはみな、あなたがたの食物となる。緑の草と同じように、そのすべてのものを、今、あなたがたに与える。ただし肉は、そのいのちである血のあるままで食べてはならない。わたしは、あなたがたのいのちのためには、あなたがたの血の価を要求する。いかなる獣にも、それを要求する。また人にも、兄弟である者にも、人のいのちを要求する。人の血を流す者は、人によって血を流される。神は人を神のかたちとして造ったからである。あなたがたは生めよ。増えよ。地に群がり、地に増えよ。」創世記9章1ー7節

大洪水の前に、食物として与えられていたのは植物でした。小麦、大麦、とうもろこし、サトウキビ、米、蕎麦、大豆、小豆、レンズ豆、枝豆、落花生、ニンニク、生姜、胡麻、オリーブ、ジャガイモ、たまねぎ、こんにゃく、サツマイモ、山芋、蓮根、ごぼう、大根、カブ、人参、カボチャ、キャベツ、レタス、白菜、小松菜、トマト、ナス、胡瓜、スイカ、メロン、瓜、ゴーヤ、ブロッコリー、セロリ、パセリ、ネギ、もやし、春菊、ほうれん草、ぶどう、いちじく、ナツメ、アーモンド、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、バナナ、パイナップル、キウイ、ドリアン、ドラゴンフルーツ、イチゴ、ブルーベリー、バニラ、蜜柑、檸檬、林檎、梨、桃、栗、柿、梅、あんず、銀杏、くるみ、さくらんぼ、椎茸、松茸などがあります。菜食だけでも十分主食になり得ます。

しかし、大洪水以後、植物の収穫を待っていたら餓死してしまう危機的状況が生じ、生きて動いているものはみな、あなたがたの食物となる、と肉が食物として与えられました。聖書は、極端な菜食主義でもなく、極端な肉食主義でもない立場を教えています。

ポスト大洪水・大洪水以後 September 26, 2025

「ポスト大洪水・大洪水以後」September 26, 2025

六百一年目の第一の月の一日に、水は地の上から干上がった。ノアが箱舟の覆いを取り払って眺めると、見よ、地の面は乾いていた。第二の月の二十七日には、地はすっかり乾いた。神はノアに告げられた。「あなたは、妻と、息子たちと、息子たちの妻たちとともに箱舟から出なさい。すべての肉なるもののうち、あなたとともにいる生き物すべて、鳥、家畜、地の上を這うすべてのものが、あなたとともに出るようにしなさい。それらが地に群がり、地の上で生み、そして増えるようにしなさい。」そこでノアは、息子たち、彼の妻、息子たちの妻たちとともに外に出た。すべての獣、すべての這うもの、すべての鳥、すべて地の上を動くものも、種類ごとに箱舟から出て来た。ノアは主のために祭壇を築き、すべてのきよい家畜から、また、すべてのきよい鳥からいくつかを取って、祭壇の上で全焼のささげ物を献げた。主は、その芳ばしい香りをかがれた。そして、心の中で主はこう言われた。「わたしは、決して再び人のゆえに、大地にのろいをもたらしはしない。人の心が思い図ることは、幼いときから悪であるからだ。わたしは、再び、わたしがしたように、生き物すべてを打ち滅ぼすことは決してしない。この地が続くかぎり、種蒔きと刈り入れ、寒さと暑さ、夏と冬、昼と夜がやむことはない。」創世記8章13−22節

ノアの箱舟は、一年近く続いた大洪水を無事に生き残りました。生き残って箱舟から出て来た人類は、ノアと、妻と、3人の息子たち(セム、ハム、ヤペテ)と息子たちの妻たち、計8名でした。彼らがポスト大洪水における人類の祖先となりました。鳥、家畜、地の上を這うすべてのものも箱舟から出て、新たな時代を生きていきます。

生き残ることができたノアが、ポスト大洪水に最初にしたこと。それは主なる神を礼拝することでした。ノアは主のために祭壇を築き、祭壇の上で全焼のささげ物を献げ、主なる神を礼拝しました。主はノアが献げた礼拝を喜んでくださり、再び生き物すべてを打ち滅ぼすことは決してしないと誓われました。

学び会と有志祈り会のご案内

木曜午後3時から学び会をします。今は旧約聖書創世記を学んでいます。

午後4時30分からは有志の祈り会です。とりなしの祈りをしています。祈りの勇士募集中です。

2025-09-25