割礼・信仰によって義と認められたことの証印 October 22, 2025

「割礼・信仰によって義と認められたことの証印」October 22, 2025

また神はアブラハムに仰せられた。「あなたは、わたしの契約を守らなければならない。あなたも、あなたの後の子孫も、代々にわたって。次のことが、わたしとあなたがたとの間で、またあなたの後の子孫との間で、あなたがたが守るべきわたしの契約である。あなたがたの中の男子はみな、割礼を受けなさい。あなたがたは自分の包皮の肉を切り捨てなさい。それが、わたしとあなたがたとの間の契約のしるしとなる。 あなたがたの中の男子はみな、代々にわたり、生まれて八日目に割礼を受けなければならない。家で生まれたしもべも、異国人から金で買い取られた、あなたの子孫ではない者もそうである。あなたの家で生まれたしもべも、金で買い取った者も、必ず割礼を受けなければならない。わたしの契約は、永遠の契約として、あなたがたの肉に記されなければならない。包皮の肉を切り捨てられていない無割礼の男、そのような者は、自分の民から断ち切られなければならない。わたしの契約を破ったからである。」 創世記17章9ー14節

神はアブラハムに、神との契約を守るしるしとして割礼を求められました。割礼とは、男子の包皮の肉を切り捨てることです。「男子はみな、代々にわたり、生まれて八日目に割礼を受けなければならない」と神は命じられました。新約聖書ローマ人への手紙4章には、「アブラハムは信仰によって義と認められたことの証印として割礼を受けた」と教えられています。新約時代に、割礼は洗礼にとって代わりました。

それでは、この幸いは、割礼のある者にだけ与えられるのでしょうか。それとも、割礼のない者にも与えられるのでしょうか。私たちは、「アブラハムには、その信仰が義と認められた」と言っていますが、どのようにして、その信仰が義と認められたのでしょうか。割礼を受けてからですか。割礼を受けていないときですか。割礼を受けてからではなく、割礼を受けていないときです。彼は、割礼を受けていないときに信仰によって義と認められたことの証印として、割礼というしるしを受けたのです。それは、彼が、割礼を受けないままで信じるすべての人の父となり、彼らも義と認められるためであり、また、単に割礼を受けているだけではなく、私たちの父アブラハムが割礼を受けていなかったときの信仰の足跡にしたがって歩む者たちにとって、割礼の父となるためでした。ローマ人への手紙4章9ー12節

アブラムからアブラハムへ October 21, 2025

「アブラムからアブラハムへ」October 21, 2025

さて、アブラムが九十九歳のとき、主はアブラムに現れ、こう言われた。「わたしは全能の神である。あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ。わたしは、わたしの契約を、わたしとあなたとの間に立てる。わたしは、あなたを大いに増やす。」アブラムはひれ伏した。神は彼にこう告げられた。「これが、あなたと結ぶわたしの契約である。あなたは多くの国民の父となる。あなたの名は、もはや、アブラムとは呼ばれない。あなたの名はアブラハムとなる。わたしがあなたを多くの国民の父とするからである。わたしは、あなたをますます子孫に富ませ、あなたをいくつもの国民とする。王たちが、あなたから出てくるだろう。わたしは、わたしの契約を、わたしとあなたとの間に、またあなたの後の子孫との間に、代々にわたる永遠の契約として立てる。わたしは、あなたの神、あなたの後の子孫の神となる。わたしは、あなたの寄留の地、カナンの全土を、あなたとあなたの後の子孫に永遠の所有として与える。わたしは彼らの神となる。」創世記17章1ー8節

アブラムが九十九歳のとき、主なる神が全能の神として現れ、アブラムに新しい名前を与えられます。それがアブラハムという名前です。アブラムからアブラハムへ。新しい名前には「ハ」が入ったので、入れ歯をした人とも言われます。

新しい名前アブラハムには、「多くの国民の父」という意味が込められています。全能の神が、アブラムをアブラハム、すなわち多くの国民の父とするという約束とともに与えられた新しい名前でした。そして全能の神が、以下のような永遠の契約を立ててくださいました。アブラハムの神が、アブラハムを全世界のすべての国民の信仰の父とするという契約です。

「わたしは、あなたを子孫に富ませ、いくつもの国民とする。王たちがあなたから出てくる。わたしは、わたしの契約を、わたしとあなたとの間に、またあなたの後の子孫との間に、代々にわたる永遠の契約として立てる。わたしは、あなたの神、あなたの後の子孫の神となる。わたしは、あなたの寄留の地、カナンの全土を、あなたとあなたの後の子孫に永遠の所有として与える。わたしは彼らの神となる。」

あなたはどこから来て、どこへ行くのか October 20, 2025

「あなたはどこから来て、どこへ行くのか」October 20, 2025

主の使いは、荒野にある泉のほとり、シュルへの道にある泉のほとりで、彼女を見つけた。そして言った。「サライの女奴隷ハガル。あなたはどこから来て、どこへ行くのか。」すると彼女は言った。「私の女主人サライのもとから逃げているのです。」主の使いは彼女に言った。「あなたの女主人のもとに帰りなさい。そして、彼女のもとで身を低くしなさい。」また、主の使いは彼女に言った。「わたしはあなたの子孫を増し加える。それは、数えきれないほど多くなる。」さらに、主の使いは彼女に言った。「見よ。あなたは身ごもって男の子を産もうとしている。その子をイシュマエルと名づけなさい。主が、あなたの苦しみを聞き入れられたから。彼は、野生のろばのような人となり、その手は、すべての人に逆らい、すべての人の手も、彼に逆らう。彼は、すべての兄弟に敵対して住む。」そこで、彼女は自分に語りかけた主の名を「あなたはエル・ロイ」と呼んだ。彼女は、「私を見てくださる方のうしろ姿を見て、なおも私がここにいるとは」と言ったのである。それゆえ、その井戸はベエル・ラハイ・ロイと呼ばれた。それは、カデシュとベレデの間にある。ハガルはアブラムに男の子を産んだ。アブラムは、ハガルが産んだその男の子をイシュマエルと名づけた。ハガルがアブラムにイシュマエルを産んだとき、アブラムは八十六歳であった。創世記16章7ー16節

主の使いは、荒野にある泉のほとり、シュルへの道にある泉のほとりで、サライの女奴隷ハガルを見つけて問いかけました。「サライの女奴隷ハガル。あなたはどこから来て、どこへ行くのか。」

ハガルは正直に答えます。「私の女主人サライのもとから逃げているのです。」主の使いは語ります。「あなたの女主人のもとに帰り、彼女のもとで身を低くせよ。」「わたしはあなたの子孫を増し加え、数えきれないほど多くなる。」「あなたは身ごもって男の子を産む。イシュマエルと名づけよ。主が、あなたの苦しみを聞き入れられたから。彼は、野生のろばのような人となり、その手はすべての人に逆らう。」

ハガルは自分に語りかけた主の名を「あなたはエル・ロイ」と呼びました。彼女は、「私を見てくださる方のうしろ姿を見て、なおも私がここにいるとは」と言ったのです。「あなたはどこから来て、どこへ行くのか。」この問いはあなたにも語られています。

あなたの隣人になる神 礼拝・WORSHIPのご案内

あなたの隣人になる神

杉戸キリスト教会では、毎週日曜日、朝10時過ぎから賛美と祈りを始めます。10時30分から11時45分ぐらいまで、朝の礼拝(ワーシップ)の時を持っています。夕礼拝は20時から21時です。どなたでもお集いください。あなたの上に、JESUSの愛が豊かに満ちあふれますように。

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人間的な小細工がもたらしたもの October 19, 2025

「人間的な小細工がもたらしたもの」October 19, 2025

アブラムの妻サライは、アブラムに子を産んでいなかった。彼女にはエジプト人の女奴隷がいて、その名をハガルといった。サライはアブラムに言った。「ご覧ください。主は私が子を産めないようにしておられます。どうぞ、私の女奴隷のところにお入りください。おそらく、彼女によって、私は子を得られるでしょう。」アブラムはサライの言うことを聞き入れた。アブラムの妻サライは、アブラムがカナンの地に住んでから十年後に、彼女の女奴隷であるエジプト人ハガルを連れて来て、夫アブラムに妻として与えた。彼はハガルのところに入り、彼女は身ごもった。彼女は、自分が身ごもったのを知って、自分の女主人を軽く見るようになった。サライはアブラムに言った。「私に対するこの横暴なふるまいは、あなたの上に降りかかればよいのです。この私が自分の女奴隷をあなたの懐に与えたのに、彼女は自分が身ごもったのを知って、私を軽く見るようになりました。主が、私とあなたの間をおさばきになりますように。」アブラムはサライに言った。「見なさい。あなたの女奴隷は、あなたの手の中にある。あなたの好きなようにしなさい。」それで、サライが彼女を苦しめたので、彼女はサライのもとから逃げ去った。創世記16章1ー6節

神の約束を信じることができず、人間的な小細工によって神の約束を実現させようとしたアブラム夫妻の赤裸々な姿が記録されています。アブラムの妻サライは、エジプト人の女奴隷ハガルを夫アブラムに妻として与えて、子どもを得ようとしたのです。

アブラムはハガルのところに入り、彼女は身ごもりました。ハガルは自分が身ごもったのを知って、自分の女主人サライを見下します。見下されたサライはアブラムに言います。「私に対するこの横暴なふるまいは、あなたの上に降りかかればよいのです。主が、私とあなたの間をおさばきになりますように。」

アブラムもまた、身勝手なことをサライに言います。「見なさい。あなたの女奴隷は、あなたの手の中にある。あなたの好きなようにしなさい。」それで、サライが彼女を苦しめたので、彼女はサライのもとから逃げ去りました。まさに人格尊厳委員会が必要とされるアブラム夫妻によるハラスメント案件です。

アモリ人の咎が、その時までに満ちることがないから October 18, 2025

「アモリ人の咎が、その時までに満ちることがないから」October 18, 2025

主はアブラムに言われた。「あなたは、このことをよく知っておきなさい。あなたの子孫は、自分たちのものでない地で寄留者となり、四百年の間、奴隷となって苦しめられる。しかし、彼らが奴隷として仕えるその国を、わたしはさばく。その後、彼らは多くの財産とともに、そこから出て来る。あなた自身は、平安のうちに先祖のもとに行く。あなたは幸せな晩年を過ごして葬られる。そして、四代目の者たちがここに帰って来る。それは、アモリ人の咎が、その時までに満ちることがないからである。」日が沈んで暗くなったとき、見よ、煙の立つかまどと、燃えているたいまつが、切り裂かれた物の間を通り過ぎた。その日、主はアブラムと契約を結んで言われた。「あなたの子孫に、わたしはこの地を与える。エジプトの川から、あの大河ユーフラテス川まで。ケニ人、ケナズ人、カデモニ人、ヒッタイト人、ペリジ人、レファイム人、アモリ人、カナン人、ギルガシ人、エブス人の地を。」創世記15章13ー21節

深い眠り中、大いなる暗闇の恐怖に襲われるアブラムに、主ははるか先の将来の展望を語られました。アブラムの子孫であるイスラエル民族が、エジプトの地で四百年の間奴隷となって苦しめられること。その後イスラエル民族は多くの財産とともにエジプトを出てくること。アブラムの幸せな晩年。

そして四代目の者たちが、この約束の地に帰って来ることが預言されています。約束の地の先住民であるアモリ人の咎が、その時までに満ちることがないからという意味深長な理由とともに。

何によって分かるでしょうか October 17, 2025

「何によって分かるでしょうか」October 17, 2025

主は彼に言われた。「わたしは、この地をあなたの所有としてあなたに与えるために、カルデア人のウルからあなたを導き出した主である。」アブラムは言った。「神、主よ。私がそれを所有することが、何によって分かるでしょうか。」すると主は彼に言われた。「わたしのところに、三歳の雌牛と、三歳の雌やぎと、三歳の雄羊と、山鳩と、鳩のひなを持って来なさい。」 彼はそれらすべてを持って来て、真っ二つに切り裂き、その半分を互いに向かい合わせにした。ただし、鳥は切り裂かなかった。猛禽がそれらの死体の上に降りて来た。アブラムはそれらを追い払った。日が沈みかけたころ、深い眠りがアブラムを襲った。そして、見よ、大いなる暗闇の恐怖が彼を襲った。創世記15章7ー12節

主はアブラムに改めて自己紹介されました。「わたしは、この地をあなたの所有としてあなたに与えるために、カルデア人のウルからあなたを導き出した主である。」この中に、「わたしは、この地をあなたの所有としてあなたに与えるために」という約束がありました。

アブラムは率直に主に問いかけます。「神、主よ。私がそれを所有することが、何によって分かるでしょうか。」すると主はアブラムに言われます。「わたしのところに、三歳の雌牛と、三歳の雌やぎと、三歳の雄羊と、山鳩と、鳩のひなを持って来なさい。」

アブラムはそれらすべてを持って来て、鳥以外を真っ二つに切り裂き、その半分を互いに向かい合わせにしました。猛禽が降りて来たのでアブラムはそれらを追い払います。やがて日が沈みかけたころ、深い眠りがアブラムを襲います。そして、大いなる暗闇の恐怖が彼を襲いました。