「主の御顔を避けて」September 10, 2025
こうして、ふたりの目は開かれ、自分たちが裸であることを知った。そこで彼らは、いちじくの葉をつづり合わせて、自分たちのために腰の覆いを作った。そよ風の吹くころ、彼らは、神である主が園を歩き回られる音を聞いた。それで人とその妻は、神である主の御顔を避けて、園の木の間に身を隠した。神である主は、人に呼びかけ、彼に言われた。「あなたはどこにいるのか。」彼は言った。「私は、あなたの足音を園の中で聞いたので、自分が裸であるのを恐れて、身を隠しています。」主は言われた。「あなたが裸であることを、だれがあなたに告げたのか。あなたは、食べてはならない、とわたしが命じた木から食べたのか。」人は言った。「私のそばにいるようにとあなたが与えてくださったこの女が、あの木から取って私にくれたので、私は食べたのです。」神である主は女に言われた。「あなたは何ということをしたのか。」女は言った。「蛇が私を惑わしたのです。それで私は食べました。」創世記3章7ー13節
狡猾な悪魔の誘惑に負けたふたりは、食べてはならないと神が命じた善悪の知識の木から食べました。目が開かれたふたりは、自分たちが裸であることを知り、腰の覆いを作ります。そして人とその妻は、神である主の御顔を避けて、身を隠します。
神に呼びかけられ、問いかけられると、人は反射的に言い訳します。「私のそばにいるようにとあなたが与えてくださったこの女が、あの木から取って私にくれたので、私は食べたのです。」妻に責任転嫁しているように聞こえます。
しかし、「私のそばにいるようにとあなたが与えてくださったこの女が!」と語っています。人は神である主に、すべての責任をなすりつけ、自己正当化を試みました。女も「蛇が私を惑わしたのです。それで私は食べました。」と言い張ります。ふたりの姿は、本当の姿を映し出す鏡・The Bibleに映った私たちの姿です。