寺田祐一牧師を天に送って
霞ヶ関キリスト教会の池田勇人牧師に続いて、吉川福音教会の寺田祐一牧師。日本同盟基督教団の関東宣教区において、現役の牧師が天に召されるのはこれで2人目。関東フィールドにおいて親しくさせていただいていた同労者がまた天に行かれたことで、心の空白、喪失感を覚えざるを得ない。
寺田祐一牧師は一級建築士として活躍されていたが、信仰熱心な韓国系アメリカ人と国際結婚なさることによって、キリスト教の牧師へと召された。長い間踏ん切りがつかず、神学校に入学することをためらっていた寺田師。「牧師になるために神学校に行かないならアメリカに帰る」と言う言葉を残し、夫人を乗せた翼はアメリカに向かった。
引き止めることができず、空港から一人ドライブしていた帰り道、彼女がいるはずのない助手席に主イエスがおられることに気づかされ、寺田師は涙ながらにすべてを主イエスに明け渡す祈りをされた。その時寺田師は、設計事務所を辞めて神学校に入学する決心をしたのだ。「今度こそ神学校に入学するからアメリカから帰って来て欲しい。」口先だけでなく心からの決心であることが夫人に伝わり、夫人は日本に帰って来られた。そして神学校在学中から全力で吉川福音教会を開拓なさり、これまで教会を形成されてきた。
日本人と韓国人の違いから突然勃発する大げんか。寺田牧師の家庭には、まさに今日深刻化している日韓問題が存在した。しかしそのような家庭生活を通して、日本人でありつつ夫人を愛するが故に半分韓国人になった寺田牧師だからこそ言える言葉が紡ぎ出された。
「日本人は韓国に謝罪しなければならない。韓国人は日本を赦さなければならない。」
「日本と韓国が和解し協力していくことが日本宣教の希望であり、突破口である。」
日本同盟基督教団においても、今日韓国人の牧師が多く与えられている。日本人と韓国人による宣教協力。そのようなことを日本の牧師が考えてもいなかった何十年も前に、寺田師は一冊の本を執筆して上記のような言葉を発信している。ますます韓国からの宣教師や牧師に頼らざるを得ない日本のキリスト教会の現状において、寺田牧師の言葉は、預言者的響きを持って、日韓両国に真摯に受け止められることを待っている。
http://www.flickr.com/photos/nomachishinri/sets/72157635562676211/
カテゴリー: 目的志向の旅 PURPOSE DRIVEN JOURNEY
A sunset Fuji after the typhoon with PENTAX
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礼拝メッセージ「スチュワードシップ」
礼拝メッセージ「スチュワードシップ」(クリックで聴けます)
聖書箇所:1コリント4章1−5節
1 こういうわけで、私たちを、キリストのしもべ、
また神の奥義の管理者だと考えなさい。
2 この場合、管理者には、
忠実であることが要求されます。
3 しかし、私にとっては、あなたがたによる判定、
あるいは、およそ人間による判決を受けることは、
非常に小さなことです。
事実、私は自分で自分をさばくことさえしません。
4 私にはやましいことは少しもありませんが、だからと
いって、それで無罪とされるのではありません。
私をさばく方は主です。
5 ですから、あなたがたは、主が来られるまでは、
何についても、先走ったさばきをしてはいけません。
主は、やみの中に隠れた事も明るみに出し、心の中の
はかりごとも明らかにされます。
そのとき、神から各人に対する称賛が届くのです。
1コリント4章1−5節
礼拝メッセージ「成長させてくださる神」
礼拝メッセージ「成長させてくださる神」(クリックで聴けます)
聖書箇所:1コリント3章1−9節
6 私が植えて、アポロが水を注ぎました。
しかし、成長させたのは神です。
7 それで、たいせつなのは、植える者でも水を注ぐ者
でもありません。成長させてくださる神なのです。
8 植える者と水を注ぐ者は、一つですが、
それぞれ自分自身の働きに従って自分自身の報酬を
受けるのです。
9 私たちは神の協力者であり、あなたがたは神の畑、
神の建物です。
1コリント3章6−9節