音楽を奏でることの意味や音楽が果たす役割について

浜田省吾のツアー「ON THE ROAD 2011 “The Last Weekend”」は、史上希に見るツアーだった。それは、2011年に起きた人類史に残る悲劇的な出来事に起因していたことは言うまでもない。こんな時に音楽なんかやっていて良いのか、という空気も経験したことのないものだったし、そうだったからこそ、音楽を奏でることの意味や音楽が果たす役割、コンサート、あるいはツアーという形が、観客やスタッフも含めたチームワークの産物であることも再確認させられた。  田家秀樹著「僕と彼女と週末に」あとがきより

人間が音楽を奏でることの意味や音楽が果たす役割。それは次の言葉に要約されているかもしれない。

いつか子ども達に この時代を伝えたい
どんなふうに人が 希望(ゆめ)をつないできたか
One day I want to tell the children about this era,
How hope was passed on through mankind.
by Shogo Hamada

「ON THE ROAD 2011 “The Last Weekend”」ツアーDVDの最後に、”Dedicated to J.”と書かれていることも興味深い。




Joyful, joyful, we adore Thee


愚かにも過去を水に流し、再び戦争へと強引に舵を切り続けるこの国の為政者を覚えて祈りつつギターを弾きました。
Joyful, joyful, we adore Thee。
ベートーベンの第九で有名なメロディを用いた賛美です。
聖歌85番に「みかみのあいをば」という題で以下のような日本語の歌詞があります。
みかみのあいをば うとうわれらの
むねはひらきたる はなのごとくに
みかおのひかりに まよいのきりも
うたがいのくもも きえてあとなし
みつかいせいとら うたえみいつを
つきほしたいよう たたえよかみを
ゆきふるたかねも はなさくたにも
はやしものはらも さばくもうみも
みかみはつみある  ものをもあいし
みこなるイエスをば つかわしませり
ゆるしのみめぐみ  きよむるちから
ふでにもこえにも  のべつくしえず
みかみはわれらの  ちちおやなれば
みこなるイエスをば あにうえとよばん
よびとよしたしみ  たがいにたすけ
みむねのなる日を  しのびまてかし

For the day of ROCK



I believe in the Kingdom Come
Then all the colors will bleed into one
Bleed into one
But yes I’m still running
僕は信じてる。神の国が必ず来るってことを。
その時、すべての色は一つとされるんだ。一つのカラーに。
だからこそ僕は、今も走り続けてるんだ。
You broke the bonds
And you loosed the chains
Carried the cross
Of my shame
Oh my shame
You know I believe it
あなたは束縛から解放してくださった。
あなたが鎖を断ち切ってくださったんだ。
十字架を背負われることによって。
僕の恥を背負い、
僕の恥のために十字架にかかってくださったことによって。
わかるだろ。僕はキリストの十字架を信じているんだ。