福音、その最もたいせつなこと

福音、その最もたいせつなこと
万年筆聖句書道

杉戸キリスト教会礼拝メッセージ2016

マタイ福音書講解の続き
20160103新年聖餐礼拝メッセージ「預言者ヨナのしるし」(クリックで聴けます)
20160110礼拝メッセージ「キリストの母と兄弟たち」(クリックで聴けます)
20160117礼拝メッセージ「実を結ぶ人の秘訣」(クリックで聴けます)
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杉戸キリスト教会礼拝メッセージ2014はこちら

2016年書き初め

本年もどうぞよろしくお願い致します。
2016年書き初め
主の祈り

万年筆聖句書道 BIBLE WRITING WITH FOUNTAIN PEN

本の中の本(バイブル)と呼ばれる聖書。
書き記された神の言葉である聖書。
印刷機が発明された時、最初に印刷され、今なお多くの言語に翻訳されつつある聖書。
その聖句を万年筆で書き写す。
なぜ万年筆か?
1、万年筆は筆と墨よりも敷居が低い。
2、筆圧があまり必要でないため、書きやすく疲れにくい。
3、数年しか使えないデジタル用品と違って数十年は使え、フォントでは表現できない手書きの暖かさがある。
4、万年筆という名が『草は枯れ、花はしぼむ。だが私たちの神のことばは永遠に立つ。』という聖句の響きと共鳴する。英語名”Fountain Pen”は溢れ出す泉。
草は枯れ、花はしぼむ。だが、私たちの神のことばは永遠に立つ。
Psalm103:1-5
万年筆聖句書道
Edelstein INK COLLECTION
https://flic.kr/s/aHskq7M4kt
箴言3章5〜8節
Like trees planted along a riverbank
キリスト讃歌
エペソ人への手紙3章14ー19節
ローマ人への手紙8章38-39節
Pelikan
Pen and Ink
創世記1章
創世記12章1-5節
神の痛み Pain of God
詩篇1篇
詩篇二十三篇
Psalm40
詩篇103
詩篇121
詩篇139上
伝道者の書3章1〜8節
イザヤ7:14
イザヤ9:1−7
背負い続けてくださる神
イザヤ書48章17-19節
エレミヤ章31章15ー17節
ヨナ書2章
ミカ書5章2節
休みたいあなたへのメッセージ
ヨハネ福音書1章
John1
コリント人への手紙第一 愛の道

クリスマス 万年筆を 走らせて

クリスマス 万年筆を 走らせて

アドベントの讃歌

マリヤの讃歌
ザカリヤの讃歌

待伏せをする神

モーリヤック著『イエスの生涯』新潮文庫より
それから、数週間後に、イエスが、弟子達の群から離れて、天にのぼり、光の中にその姿がとけてしまった時も、それは二度と帰らぬ旅立ちというべきものではなかった。すでに、主は、エルサレムからダマスコへ行く道の曲り角で待ち伏せをし、サウロを、彼の最愛の迫害者をねらっている。この時以降、すべての人間の運命の中に、この待伏せをする神がい給うであろう。

「アブラハムの神」

「アブラハムの神」
野町真理(のまちしんり) 杉戸キリスト教会牧師、関東宣教区長

★1「アブラハムの神」

しかし、主はアブラムの妻サライのことで、パロと、その家をひどい災害で痛めつけた。創世記12:17

聖書は聖人君子やエリートばかりが登場する偉人伝だと、多くの人が誤解しています。それが聖書を読みたがらない理由の一つでしょう。しかしそうではありません。信仰の父と呼ばれるアブラハム(元の名はアブラム)でさえ、聖人君子やエリートではなく、私たちと同じ普通の人でした。アブラムは旅の途上で深刻なききんに遭った時、主なる神ではなくエジプトに身を避けました。その時アブラムは、美人の妻のために自分が殺されるかもしれないという恐れに囚われ、妻を妹だと偽りました。アブラムは、自分が助かるためには、妻を犠牲にしてもかまわないと考えて行動したのです。その結果、アブラムの妻サライは、エジプト王パロの妻として召し入れられます。あなたが女性なら、アブラムの夫になりたいと思いますか?もし上記のみことばのような、主なる神による助け船がなければ、アブラハム夫妻を通して全世界のすべての国民を祝福するという神の壮大な計画は頓挫していたのです。天を見上げて、アブラハムの神、アーメンなる神の、力強い真実を覚え、神に賛美をささげましょう。

★★2「祭壇を築く歩み」

そこは彼が最初に築いた祭壇の場所である。その所でアブラムは、主の御名によって祈った。創世記13:4

私たちの対応によって、「危機」は「危険」にも「機会」にもなり得ます。「試み」は、「つまずきの石」にも「踏み台」にもなり得るのです。アブラムは「危機」の時、主なる神に身を避けることをせず、エジプトに身を避けました。それは、「祭壇を築いて神に祈る日常」から離れていたアブラムが犯した、致命的誤りでした。その結果アブラムは恐れに囚われ、旅の仲間である家族親族を「危険」へと導いてしまったのでした。もしもアブラムが「危機」の時、主なる神に身を避けていたなら、つまり、ネゲブの地でも祭壇を築き、主なる神を信頼し、天を見上げ、主の指示を仰いでいたら、どうだったでしょうか。旅の仲間と一緒に神の栄光を見る「機会」が与えられたことでしょう。「祭壇を築いて神に祈る日常」こそ、キリスト者の生命線であり、「危機」を「機会」とするための最大の備えです。静まって聖書のみことばに耳を傾けること、天を見上げて祈り叫ぶこと、人生の主導権を神に明け渡すこと、自分自身を神にゆだねて祭壇に献げることが私たちの日常となるように、主イエスの御名によって祈り求めましょう。

★★★3「新しい勇気と風格」

彼はアブラムを祝福して言った。「祝福を受けよ。アブラム。天と地を造られた方、いと高き神より。あなたの手に、あなたの敵を渡されたいと高き神に、誉れあれ。」アブラムはすべての物の十分の一を彼に与えた。創世記14:19-20

教会は、地上を旅する神の民である以上、蚊帳の外で生きることはできません。悪が現実に存在する地上を旅する限り、艱難や戦争に巻き込まれます。ソドムに住んでいた自分の親類、おいのロトたちが略奪されたという知らせを聞いた時、新しい勇気を授かったアブラムは、しもべたちを召集して悪に立ち向かいます。そしてアブラムは見事戦いに勝利し、ロトたちを救出したのでした。その時、シャレムの王であり、いと高き神の祭司、メルキゼデクがアブラムに現れ、上記のような言葉をもってアブラムを祝福しました。アブラムは、神の恵みに応答して、感謝とともにすべての物の十分の一をメルキゼデクに献げました。ソドムの王は高慢な態度をもってアブラムを迎えましたが、アブラムは風格高き態度をもってソドムの王に応じました。新しい勇気と風格を与えてくださるアブラハムの神に、賛美と感謝を心から献げましょう。

★★★★4「星空散歩」

そして、彼を外に連れ出して仰せられた。「さあ、天を見上げなさい。星を数えることができるなら、それを数えなさい。」さらに仰せられた。「あなたの子孫はこのようになる。」彼は主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。創世記15:5-6

私たちを養育するために、主なる神がお用いになる事の一つ。それは、「時間をかけて約束を出来事に至らせる」ということです。待つという長い時の中、恐れるアブラムを主なる神がご覧になった時、主は幻のうちにアブラムに臨み、力強いみことばをもってアブラムを励まされました。その時アブラムは、率直に不安や不信の思いを主に打ち明けました。星空の下をアブラムと共に散歩しながら、主は「見上げること」をアブラムに促します。見上げた先からアブラムの目に飛び込んできたもの。それは星屑でした。天の川をはじめとする数え切れない星たちが、天には静かに瞬いていたのでした。その壮大なビジョンの中、上記のような約束のことばが語られ、アブラムは主を信じ、主はそれを彼の義と認められたのでした。信仰義認。信仰によって義と認められるという教えは、16世紀に宗教改革者たちが再発見した真理が、ここに明記されています。

★★★★★5「ご覧になる神」

そこで、彼女は自分に語りかけられた主の名を「あなたはエル・ロイ。」と呼んだ。それは、「ご覧になる方のうしろを私が見て、なおもここにいるとは。」と彼女が言ったからである。創世記16:13

アブラム夫婦は、神の約束を信じて旅を続けます。しかし困難な状況の中、再び神を信じきれない弱さが表に出てきます。しかし愛の眼差しをもって、すべてをご覧になる神が、いつでも共におられます。信仰生活における問題は、神の約束を信じきれない弱さです。約束が与えられているがなかなか答えられない。祈っても困難な状況が生じてくる。いくら神でもこの状況で約束が現実のものになるとはとても信じられない。信仰の父アブラムにも、何度もそういう時がありました。かつてアブラムは、不信仰から自分の命だけを守ろうとして大失敗を犯しました。この度は、不信仰から人間的な小細工によって神の約束を成就させようと試みたのです。危機的な状況の中、神の約束を信じきれないアブラムの弱さが、再び家族を一触即発の危険へと導きます。アブラムを多くの国民の父として選んだ主なる神は、そのような時に、力強い御手をもって介入し、問題を解決してくださる方です。主は祝福を与え、問題を解決してくださいます。アブラム夫婦が不信仰でも、主はいつも真実と忍耐をもって、一人一人の家族を細やかに導かれるのです。

★★★★★★6「全能の神」

わたしは全能の神である。あなたはわたしの前を歩み、全き者であれ。わたしは、わたしの契約を、わたしとあなたとの間に立てる。わたしは、あなたをおびただしくふやそう。創世記17:1-2

主なる神は、具体的な約束をもってアブラムの信仰を育まれます。創世記17章で、主なる神は全能の神(エル・シャダイ)として現れ、アブラムとその子孫との間に割礼による契約を結んでくださいます。全能の神は、アブラムにアブラハム(多くの国民の父)という名前を、妻のサライにサラ(王女)という新しい名前を与えられました。アブラハムは、イシュマエルをはじめ家族内のすべての男と共に割礼を受けて契約を成立させます。けれども、全能の神の御前にひれ伏しながら笑顔を見せるアブラハムの心中には、なお不信仰な冷笑とつぶやきがあったことを聖書は明記しています。『アブラハムはひれ伏し、そして笑ったが、心の中で言った。「百歳の者に子どもが生まれようか。サラにしても、九十歳の女が子を産むことができようか。」』これが旧約聖書が語っている等身大の信仰の父、アブラハムです。しかし私たちが見上げている同じ全能の神は、そのような私たちを信仰の成人へと育て上げることの出来る全能の神です。

杉戸キリスト教会礼拝メッセージ2014

コリント人への手紙第一講解
20140101新年礼拝メッセージ「男性と女性」(クリックで聴けます)
20140105聖餐礼拝メッセージ「神の教会」(クリックで聴けます)
20140112新成人祝福礼拝メッセージ「霊的ギフト」(クリックで聴けます)
20140119礼拝メッセージ「多くの部分」(クリックで聴けます)
20140126礼拝メッセージ「ひとつ」(クリックで聴けます)
20140202聖餐礼拝メッセージ「いつまでも残るもの」(クリックで聴けます)
20140209礼拝メッセージ「預言と異言」(クリックで聴けます)
20140216礼拝メッセージ「平和の神」(クリックで聴けます)
20140223礼拝メッセージ「適切に秩序をもって」(クリックで聴けます)
20140302聖餐礼拝メッセージ「最も大切なこと」(クリックで聴けます)
20140309礼拝メッセージ「一番哀れな者」(クリックで聴けます)
20140316礼拝メッセージ「万物をその足の下に」(クリックで聴けます)
20140323礼拝メッセージ「刹那に生きる理由」(クリックで聴けます)
20140330礼拝メッセージ「天上のかたち」(クリックで聴けます)
20140406聖餐礼拝メッセージ「いつも主のわざに励め」(クリックで聴けます)
20140413礼拝メッセージ「いっさいのことを愛をもって」(クリックで聴けます)
コリント人への手紙第二講解
20140420復活祭召天者記念礼拝メッセージ「すべての慰めの神」(クリックで聴けます)
20140427礼拝メッセージ「確認の印と保証」(クリックで聴けます)
20140504聖餐礼拝メッセージ「サタンの策略」(クリックで聴けます)
20140511母の日歓迎礼拝メッセージ「キリストのかおり」(クリックで聴けます)
20140518礼拝メッセージ「キリストの手紙」(クリックで聴けます)
20140525礼拝メッセージ「御霊なる主の働き」(クリックで聴けます)
20140601聖餐礼拝メッセージ「重い永遠の栄光」(クリックで聴けます)
20140608聖霊降臨日・国外宣教デー礼拝メッセージ「保証としての御霊」(クリックで聴けます)
20140615父の日歓迎礼拝メッセージ「報いを受ける」(クリックで聴けます)
20140622礼拝メッセージ「すべてが新しく」(クリックで聴けます)
20140629礼拝メッセージ「キリストの使節」(クリックで聴けます)
20140706聖餐礼拝メッセージ「恵みの時」(クリックで聴けます)
20140713バイブルキャンプデー礼拝メッセージ「生ける神の宮」(クリックで聴けます)
20140720礼拝メッセージ「気落ちした者を慰めてくださる神」(クリックで聴けます)
20140727礼拝メッセージ「神のみこころに添った悲しみ」(クリックで聴けます)
20140803聖餐礼拝メッセージ「キリストの貧しさによって」(クリックで聴けます)
20140810歓迎礼拝 with 韓国短期宣教チーム「あなたの愛を示してほしい」(クリックで聴けます)
20140817礼拝メッセージ「絶大な神の恵みのゆえに」(クリックで聴けます)
20140907聖餐礼拝メッセージ「祈りの力」(クリックで聴けます)
20140914敬老の日歓迎礼拝メッセージ「自己推薦ではなく」(クリックで聴けます)
20140921礼拝メッセージ「変装」(クリックで聴けます)
20140928礼拝メッセージ「パウロの自慢話」(クリックで聴けます)
20141005聖餐礼拝メッセージ「弱さという贈り物」(クリックで聴けます)
20141012礼拝メッセージ「愛すれば愛するほど」(クリックで聴けます)
20141019礼拝メッセージ「相手に失望しない秘訣」(クリックで聴けます)
20141026講壇交換礼拝メッセージ「閉塞感を突き破るもの」(クリックで聴けます)
20141102聖餐礼拝メッセージ「恵みと愛と交わり」(クリックで聴けます)
エペソ人への手紙から結婚に関するメッセージ
20141109礼拝メッセージ「妻たちへのメッセージ」(クリックで聴けます)
20141116礼拝メッセージ「夫たちへのメッセージ」(クリックで聴けます)