私とバイク その2

私とバイク その2
私が初めて乗ったバイクは原付(原動機付自転車)だった。ホンダのDUOという50CCのスクーター。18歳の誕生日を前に車の教習所に通うためにまず原付の免許を取った。実技はなく、筆記試験だけで1日で取れた。しかしバイク屋さんに行って引き渡しの際に、あるアクシデントが起こった。
たかが50CCの原付だとなめていた私は、かなりガバッとアクセルを回してしまったのだ。その結果は、バイクが急発進することになった。私はバイクに引っ張られて後ろのめり状態になり、その結果、さらにアクセルが回ることになった。そしてバイク屋さんの横にあった電信柱にみごとに激突し、半ばウイリー状態で止まったのだった。
それでちょっと修理が必要な状態になり、少し待って実際に乗り始めることになった。
その後も、カーブで砂を見続けて転倒したりしつつ、海や山にツーリングにでかけたり、今では楽しい思い出である。
バイクは見ている方向に勝手に走って行く。だからカーブでは出口を見る目線が大事。そんな大事なことを体験しながら学んだ。
実は人生も見ている方向にしか生きられない。人生においても、目線が決定的に大事だ!