豊橋技術科学大学の研究室で教えられたこと

豊橋技術科学大学の研究室で教えられたこと その1

「トラブルがあったら、装置を止めて徹底的に原因を調査しなさい。原因がわからないうちは絶対に装置を動かしてはならない。そんなことをしたら、同じ事故が同じ原因で再び起こるから。原因を突き止め、問題に対処してから、装置は動かしなさい。」

工学、技術、科学、テクノロジーとかサイエンスといった分野では、実験によって真理をあぶり出し、実験によって研究を進める。実験によって再現性が得られるデータを出す。再現性とは、誰が実験を行っても同じ条件のもとに実験を再現でき、同じデータを得る事ができることを意味する。実に再現性によって、技術や科学は成り立っている。エンジニア(技術者)の卵として、訓練のために高価な実験装置のメンテナンス(維持・管理)を任される際、上記の言葉は耳にタコができるほど教えられた。
原子力発電所の再稼働においても、信頼と安全の回復のために、まさに上記の教えが妥協なく適用されなければならないと私は考える。安全や信頼も再現性の上に成り立つのだから。

A total eclipse of the moon with PENTAX K-5

A total eclipse of the moon with PENTAX K-5

月食は、太陽と地球と月が直線上に並び、地球の陰の中に月が入る時に起こります。規則正しく動く地球と月の軌道を計算することによって、日食が起こる日時などが正確に計算できることに、私はとても感動します。そこに神の栄光を覚えるからです。

文系と理系の交差点、リベラルアーツとテクノロジーの交差点、人間性と科学技術の交差点は、本当に素晴らしい立ち位置です。

高知高専(電気工学科)と豊橋技術科学大学(電気・電子工学課程)での理工系の学びと、東海聖書神学塾での神学の学び。

両方の学びの機会を与えてくださった神と両親と先生方、諸先輩方、そしてクラスメートに心から感謝します!