礼拝メッセージ「焼けない建物」

礼拝メッセージ「焼けない建物」(クリックで聴けます)
聖書箇所:1コリント3章10−17節

10与えられた神の恵みによって、私は賢い建築家のように、土台を据えました。
そして、ほかの人がその上に家を建てています。
しかし、どのように建てるかについてはそれぞれが注意しなければなりません。
11 というのは、だれも、すでに据えられている土台のほかに、ほかの物を据えることはできないからです。
その土台とはイエス・キリストです。
12 もし、だれかがこの土台の上に、金、銀、宝石、木、草、わらなどで建てるなら、
13 各人の働きは明瞭になります。その日がそれを明らかにするのです。
というのは、その日は火とともに現れ、この火がその力で各人の働きの真価をためすからです。
14 もしだれかの建てた建物が残れば、
  その人は報いを受けます。
15 もしだれかの建てた建物が焼ければ、その人は損害を受けますが、
自分自身は、火の中をくぐるようにして助かります。
16 あなたがたは神の神殿であり、神の御霊があなたがたに宿っておられることを知らないのですか。
17 もし、だれかが神の神殿をこわすなら、神がその人を滅ぼされます。
神の神殿は聖なるものだからです。あなたがたがその神殿です。
1コリント3章10−17節

礼拝メッセージ「神の賜物と召命」ローマ29

礼拝メッセージ「神の賜物と召命」ローマ29(クリックで聴けます)
聖書箇所:ローマ人への手紙11章25ー36節

28 彼らは、福音によれば、あなたがたのゆえに、神に敵対している者ですが、選びによれば、父祖たちのゆえに、愛されている者なのです。29 神の賜物と召命とは変わることがありません。30 ちょうどあなたがたが、かつては神に不従順であったが、今は、彼らの不従順のゆえに、あわれみを受けているのと同様に、31 彼らも、今は不従順になっていますが、それは、あなたがたの受けたあわれみによって、今や、彼ら自身もあわれみを受けるためなのです。32 なぜなら、神は、すべての人をあわれもうとして、すべての人を不従順のうちに閉じ込められたからです。33 ああ、神の知恵と知識との富は、何と底知れず深いことでしょう。そのさばきは、何と知り尽くしがたく、その道は、何と測り知りがたいことでしょう。34 なぜなら、だれが主のみこころを知ったのですか。また、だれが主のご計画にあずかったのですか。35 また、だれが、まず主に与えて報いを受けるのですか。36 というのは、すべてのことが、神から発し、神によって成り、神に至るからです。どうか、この神に、栄光がとこしえにありますように。アーメン。ローマ人への手紙11章28−36節

牧師の召命を矮小化しようとする圧力に対する解毒剤


1999年の4月9日に購入した良書を改めて紹介します。
牧会者の神学
Working the Angles
The Shape of Pastoral Integrity
E・H・ピーターソン 著
越川弘英 訳
日本基督教団出版局

本書は、牧師の本来的な働きとは「聞くこと」であり、また「神が聖書において、祈りにおいて、そして隣人たちにおいて語る時、人々がその御言葉を聞きとる援助をすること」であると定義することによって、牧師の召命を教会運営という宗教的事業経営のごときものに矮小化しようとする強い圧力に対する解毒剤を提供する。(裏表紙のことばより)

この本は、「牧会とは何か?」、 「牧師の最優先すべき働きとは何か?」といった問いを投げかけている。
それらの問いを通して、 牧師のアイデンティティが再確認される。
この本の原題は「角度を調節する」である。
著者は牧会における大切な3つの行為として 「祈ること」、「聖書を読むこと」、そして「霊的導き」を挙げる。
それら3つを三角形の「角」と考え、 牧会の働きを三角形のモデルで提示している。
そのモデルによると、牧会とは、「祈り」「聖書」「霊的導き」という三つの角度を調節することによって、三角形、すなわち牧会のかたちを形成することである。
その際、三角形の3つの辺を、目に見える牧師の働きと考えている。
目に見える牧師の働きとは、説教、教育、事務的働きである。
三つの角度は目に見えてこないが、実は非常に大切な土台である。