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原発なくても電気は足りる
福島第一原発から漏れた放射能の広がり
広瀬隆:福島原発巨大事故 今何が必要か
福島第一原発3号機の爆発についての解説 4月26日
福島第一原子力発電の3号機の爆発が1号機の爆発と比較検討され、水素爆発ではなく即時臨界(核爆発)が起こっていたと考察されています。
3号機はプルサーマルが導入されていたことを考えると、納得がいきます。
プルサーマルは和製英語で、「プルトニウムplutonium」と「サーマルthermal」を合成して作られた用語。ウランとプルトニウムの混合酸化物(MOX:mixed oxide of uranium-plutonium)を燃料に加工して使うため、より取り扱いに慎重を要する。
お勧めの本「原子炉時限爆弾ー大地震におびえる日本列島」
原子力発電に賛成の方も反対の方も、ぜひお読みになってください。日本における原子力発電の是非を問うためには、必読の書です。
以下本文より。
科学的・論理的に考えれば、周期的に到来する東海大地震は間違いなく起こることであり、これを否定する人間は、電力会社にも一人もいない。その時に、浜岡原発が破壊され、取り返しのつかない末期的な大事故が起こる可能性は、ほぼ百パーセントと言ってよい。これは、時限爆弾の爆発を待っている、ということになる。私たちに分らないのは、その時限爆弾が、いつ爆発するようセットされているか、その時刻だけなのである。
隠された被爆労働〜日本の原発労働者1
私が原発に反対する理由その6:原発を停止するためなら喜んで節電しますが、実は原発を止めても電気は十分足りるから
私が原発に反対する理由その6:原発を停止するためなら喜んで節電しますが、実は原発を止めても電気は十分足りるから
火力発電と水力発電だけで、十分最大電力をまかなえます。安全でない原発がなくても、電気は大丈夫なはずです。
その根拠は、例えば以下のような電力会社の長期ビジョンにあります。電力会社が、オール電化キャンペーンや電気自動車キャンペーンによって需要を増やさなければならないほど、電気は十分足りているのです。
中部電が長期ビジョン、電力需要低下に危機感(日本経済新聞 2011/2/25より引用)
中部電力が初めて策定した長期の経営ビジョンは、地盤である中部地方で電力需要が将来減少に転じることへの危機感がにじむ内容となった。人口減少など構造変化に備え、家庭や工場での電化推進などで新たな需要を創出し、海外投資を大幅に上積みして収益源に育てる考えだ。…
構造的な需要減を食い止めるため、「ビジョン」では30年までに現在の販売電力量の15%分に相当する200億キロワット時の需要を創出する方針を明記。オール電化の推進や電気自動車の普及などに取り組む考えだ。
私が原発に反対する理由その5:原発、再処理工場、高速増殖炉等からの良質なウランやプルトニウムは核爆弾に利用される危険がある
私が原発に反対する理由その5:原発、再処理工場、高速増殖炉等からの良質なウランやプルトニウムは核爆弾に利用される危険がある
日本各地の原発、青森六ヶ所村の再処理工場、もんじゅなどの高速増殖炉などからは、良質なウランやプルトニウムを生み出すことが可能です。これらは原爆のような核爆弾に利用される危険が十分にあります。なぜなら日本の技術力は、核実験をしなくても確実に起爆できる核爆弾を造ることが可能なほどレベルが高いからです。
この国は、世界で唯一、原子爆弾の恐ろしさを体験を通して知っているはずです。本気で戦争反対、核廃絶、ノーモア広島、ノーモア長崎を考えるからこそ、私は原発に反対する側に立っています。