手術が終わって翌日の午後から、理学療法士によるリハビリが始まった。
筋肉は使わないとあっという間に固くなり、そして驚くほど弱くなってしまうという事実に愕然とする。まず左手の腕力と握力が弱くなっている。さらに1日以上ベッドに寝たままだったので脚力も。
1日目は車椅子でリハビリ室まで移動、2日目からは歩いてリハビリ室まで移動となる。メモ用紙に自主リハビリ用の項目を書いていただき、自分でもリハビリに励む。
手術して約1ヶ月は、左腕を90度から100度以上に上げてはいけないという制約があった。それ以上に上げると、鎖骨が回転し始めるので、骨折部にかなりのストレスがかかるというのだ。人体の驚くべきメカニズムに驚く。
そしてリハビリは痛みとの格闘であり、特に骨折治療は非常な忍耐を必要とするプロセスだということがわかってきた。
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私とバイク その7
手術の翌日、木曜日の朝。やっと点滴、導尿カテーテル、血中酸素濃度センサーがなくなった。とても気分が悪く、朝食は少ししか食べれなかった。本当は一週間ぐらい入院すべきとのことだが、日曜の礼拝奉仕のために土曜日に退院予定。でもこんな状態で土曜日に退院できるのか少し不安になった。けれども、昼には気分も良くなり、昼食は残さず食べることができた。
肩に入ったメスの後は、糸ではなくホッチキスのようなもので止められている。金属のプレートと無数のネジによって折れた骨がくっつきやすいように固定された。レントゲンを見ると、まるで剣山のような状態。
家族、教会の兄弟姉妹、宣教区、地域牧師会、フェイスブックの友人たちの祈りに心から感謝。