韓国富川東光教会の元老牧師から日本の若手牧師へのメッセージ
70歳で引退。
★使徒の働き6章4節に基づいて、
もっぱら祈りとみことばの奉仕。1日最低3時間。
★みことばを聞いて希望を持つことができるか?
「どう生きたらいいのですか?」という真剣な問いかけに対し、納得し適用できる説教の必要。そのために祈って聖書を読む、そして黙想する。
★開拓伝道。一人の魂の尊さ。神の約束の真実。星の数ほど。
★「講壇に走って行って説教したいほどの喜び」説教したくて走って講壇に向かった。
そのような喜びが牧師の内にあるのか?そこまで祈って黙想して備える必要。
★誰が教会をリバイブさせることができるか?
牧師は、祈りとみことばを通して、「祈る働き」と「みことばの働き」を通して、
特に説教を通して、教会をリバイブさせ、成長させることができる。
★すべては説教をより良くするために
説教をわかりやすく、そして面白くする必要
内容が良くても面白くないと聞かない。
面白くてなおかつ内容が良くないとだめ。
赤ちゃんが乳を慕い求めるように聞くことのできる説教
説教とユーモア
説教は面白くなければならない!
寝ている人がいるなら、それは牧師が寝かせている。
寝かせない説教を牧師がする必要がある。
童話を面白く子どもたちに語るように
生き返るように語らなければ、魂は死んでしまう。
★本を読むことが、牧師の大切な働きの一つ。
学んだすべての知識を用いるつもりで。
★誰をまねるかを決めて、まね説教をしなさい。
そこからあなたのスタイルが生まれてくる!
タグ: 働き
プロフェッショナル
牧師の召命を矮小化しようとする圧力に対する解毒剤
1999年の4月9日に購入した良書を改めて紹介します。
牧会者の神学
Working the Angles
The Shape of Pastoral Integrity
E・H・ピーターソン 著
越川弘英 訳
日本基督教団出版局
本書は、牧師の本来的な働きとは「聞くこと」であり、また「神が聖書において、祈りにおいて、そして隣人たちにおいて語る時、人々がその御言葉を聞きとる援助をすること」であると定義することによって、牧師の召命を教会運営という宗教的事業経営のごときものに矮小化しようとする強い圧力に対する解毒剤を提供する。(裏表紙のことばより)
この本は、「牧会とは何か?」、 「牧師の最優先すべき働きとは何か?」といった問いを投げかけている。
それらの問いを通して、 牧師のアイデンティティが再確認される。
この本の原題は「角度を調節する」である。
著者は牧会における大切な3つの行為として 「祈ること」、「聖書を読むこと」、そして「霊的導き」を挙げる。
それら3つを三角形の「角」と考え、 牧会の働きを三角形のモデルで提示している。
そのモデルによると、牧会とは、「祈り」「聖書」「霊的導き」という三つの角度を調節することによって、三角形、すなわち牧会のかたちを形成することである。
その際、三角形の3つの辺を、目に見える牧師の働きと考えている。
目に見える牧師の働きとは、説教、教育、事務的働きである。
三つの角度は目に見えてこないが、実は非常に大切な土台である。