草食系男子から植物男子へのシフトという危機

少し前まで「草食系男子」と「肉食系女子」という表現がなされていましたが、最近は「植物男子」とか「植物系男子」という新語が用いられるほど事態は深刻化しているようです。以下の2冊はその原因と考えられる「環境ホルモン」に関する本です。放射能も未来を脅かすものですが、環境ホルモン汚染もレベル7ぐらいまで来ているかもしれません。

その1:メス化する自然 環境ホルモン汚染の恐怖
    デボラ・キャドバリー著、集英社(1998年)

この本はそのタイトルにあるように、環境ホルモンによって汚染され、地球規模でメス化している自然の危機を訴えている。

環境ホルモンとは、環境中に存在していて女性ホルモン(エストロゲン)と同じ働きをする合成化学物質のことである。環境ホルモンの正式な名称は「内分泌かく乱物質」であり、生物のホルモンシステムをかく乱する。

人間はもちろん、あらゆる生物は、胎児期に環境ホルモンにさらされると、生殖健康(Reproductive Health)に致命的なダメージを受ける。

メスに性転換していく魚、メス同士で巣を作るカモメ、生殖不能になったオスのワニやヒョウ、人間の精子数の激減や子宮内膜症の増加、新生児の性器異常などが世界各国から報告されている・・・。

合成エストロゲンのDESやピル、工業用科学物質のビスフェノールA、殺虫剤のDDTやDDE、PCBやダイオキシン類などなど。本書が書かれた時点で、70種類をこえる化学物質が環境ホルモンとして挙げられている。

科学技術や現代医学に対する警鐘を鳴らしている本書は、進化論の立場ではあるが必見である。

その2:奪われし未来 増補改訂版
シーア・コルボーン、ダイアン・ダマノスキ、
ジョン・ピーターソン・マイヤーズ共著、翔泳社(2001年)

「環境ホルモン」すべてはこの1冊から始まった。子どもの減少や精神異常による人類の退化、化学物質による地球汚染の恐ろしさを具体的に予言した本書は、20世紀の名著と言える。ー柳澤桂子

1926年、R・カーソンは「沈黙の春」のなかで「私たちは母の胎内に宿ったそのその時から化学物質の呪縛のもとにある」と言っている。本書はまさにその呪縛を実証したのだ。ー上遠恵子

平均男性の精子数が50年で半減していたなど、衝撃的事実が推理小説の筆致で語られる。21世紀への最大の警告の書。ー大内照之

礼拝メッセージ「ほふられた小羊」

礼拝メッセージ「ほふられた小羊」(クリックで聴けます)

聖書箇所:ヨハネの黙示録5章1ー14節

彼らは大声で言った。「ほふられた小羊は、力と、富と、知恵と、勢いと、誉れと、栄光と、賛美を受けるにふさわしい方です。」また私は、天と地と、地の下と、海の上のあらゆる造られたもの、およびその中にある生き物がこう言うのを聞いた。「御座にすわる方と、小羊とに、賛美と誉れと栄光と力が永遠にあるように。」黙示録5章12-13節

被造物としての万物がひれ伏して礼拝し、賛美をささげている「ほふられた小羊」とは、十字架の上であなたの罪のためにほふられ、あなたの救いのためによみがえられたイエス・キリストです。

聖なる神の霊(聖霊)によって、ヨハネは天における神の御座とその回りの現実を見ました。御座に座っておられる方の右の手には、7つの封印で封じられた巻き物がありました。

巻き物を開く者がいないのでヨハネが激しく泣いていると、長老のひとりが言いました。「泣いてはいけない。見なさい。ユダ族から出た獅子、ダビデの根が勝利を得たので、その巻き物を開いて、7つの封印を解くことができます。」しかしヨハネが見たのは、獅子ではなく「ほふられたと見える小羊」でした。

「あなたは、巻き物を受け取って、その封印を解くのにふさわしい方です。あなたは、ほふられて、その血により、あらゆる部族、国語、民族、国民の中から、神のために人々を贖い、私たちの神のために、この人々を王国とし、祭司とされました。彼らは地上を治めるのです。」

教会創立記念礼拝メッセージ「万物の創造主」

教会創立記念礼拝メッセージ「万物の創造主」(クリックで聴けます)

聖書箇所:ヨハネの黙示録4章1ー11節

「主よ。われらの神よ。あなたは、栄光と誉れと力とを受けるにふさわしい方です。あなたは万物を創造し、あなたのみこころゆえに、万物は存在し、また創造されたのですから。」黙示録4章11節

手に入れた形あるものも、やがて失い、やがて過ぎ去り、やがて消え去る。そんなこの世の無常さを、いやというほど感じていたとしても、上を向いて、天を見上げるなら、雲のむこう側には、変わらない希望の光がいつも輝いています。

黙示録4章は、今も天におられる、万物の創造主なる神の御座とその回りの現実を映写しています。

野獣の代表として獅子(ライオン)、家畜の代表として雄牛、鳥の代表として鷲、そして創造の冠としての人間。

万物を代表する4つの生き物が絶え間なく賛美をささげ、24人の長老たちがひれ伏しつつ拝んでいたのは、虹が取り巻く御座についておられ、永遠に生きておられ、宝石のように光を放っておられる万物の創造主でした。

聖書が語る救いとは、存在の成就です。決して滅びることのない永遠の存在とされること。いつまでも残る者とされること。それが聖書の語る救いです。

万物の創造主は、そのような救いを創造の目的として私たちを造り、そのような救いに向かって万物を、そしてあなたを、今も導いておられます。

神のいつくしみときびしさ

杉戸キリスト教会週報をデジタル化して足跡を振り返ると、今も生きておられ、歴史を導いておられる神を覚えざるを得ません。

特に今年の3月11日に東日本大震災が起こるまでに、主日(日曜日)ごとの礼拝で語らせていただいた聖書箇所とメッセージの内容を覚える時、神のいつくしみと共に、神のきびしさを覚えざるを得ないのです。

なぜなら3月11日に至る前に、私は旧約聖書の創世記から順番に講解説教していて、ちょうどノアの箱舟のテキストにおいて、大洪水のことを語り終えた後、あの大震災と大津波、そして原発震災が起こったのですから。

愛する皆さん。防災のために、ぜひ聖書に書き記されている未来を想定内に入れた人生設計をしてください。聖書に書かれていることはすべて、時が来ると必ず出来事になる、その通りになる確かな神のみことばなのですから。

健康な教会とは 東海宣教会議フォーラム資料

健康な教会とは東海宣教会議フォーラム資料

何としてもの国外宣教 吉持章師

何としてもの国外宣教 吉持章師

礼拝メッセージ「人の思いと心を探る方」

礼拝メッセージ「人の思いと心を探る方」(クリックで聴けます)

聖書箇所:ヨハネの黙示録2章18−29節

こうして全教会は、わたしが人の思いと心を探る者であることを知るようになる。また、わたしは、あなたがたの行いに応じてひとりひとりに報いよう。黙示録2章23節

報いられる人生を生きる秘訣は、聖書が明らかにしている未来を想定して生きることにあります。そうすれば想定外ですべてが徒労に終わったり、醜態をさらすことは決してありません。聖書は決して、個々の働きに応じた報いを否定していません。

7つの燭台(メノラー)に例えられる7つの教会に宛てて書き記された手紙には、以下のような集中構造が見られます。テアテラ教会に宛てて書かれた上記のみことばが集中構造の核になっています。それぞれの教会において、勝利を得る者に以下のような報いが約束されています。

Aエペソ -楽園のいのちの木の実

Bスミルナ-第二の死からの救い

Cペルガモ-隠れたマナと白い石

Dテアテラ-統治権と明けの明星

C’サルデス-白い衣と命のリスト

B’フィラデルフィヤ-聖柱と新名

A’ラオデキヤ-神共なる座と食事

聖書が明らかにしている未来は、人の思いと心を探られる主イエス・キリストによって到来します。その時、個々の人生の総括評価が行われ、行いに応じて、ひとりひとりに主イエスが報いてくださるのです。これからあなたはどう生きられますか?

日本同盟基督教団105周年記念大会 横浜宣言

日本同盟基督教団105周年記念大会 横浜宣言