アルケミスト 夢を旅した少年

アルケミスト 夢を旅した少年

「おまえが何かを望む時には、宇宙全体が協力して、それを実現するために助けてくれるのだよ」p29

上記の言葉は、聖書の原則に沿って以下のようにするといい。「おまえが主なる神のみこころにかなった何かを望む時には、三位一体の神が協力して宇宙全体を動かし、それを実現するために助けてくれるのだよ!」
根拠となる聖書のみことばは、以下に記す1ヨハネの手紙5章14−15節。

何事でも神のみこころにかなう願いをするなら、神はその願いを聞いてくださるということ、これこそ神に対する私たちの確信です。私たちの願う事を神が聞いてくださると知れば、神に願ったその事は、すでにかなえられたと知るのです。

市川白弦著「仏教者の戦争責任」

仏教者の戦争責任

一九四五年の日本の壊滅的な敗戦のあと、もっとも根源的な自己批判を展開した日本の仏教徒、市川白弦が、侵略的軍国主義の正当化の支えとなった、仏教の伝統における十二の特徴をあげたとき、そのリストに仏教の基本的教義のほとんどすべてーたとえば、あらゆる現象は絶えざる流動のなかにあるとみなす、縁起ないし因果をめぐる仏教的教義とそれに関連した無我をめぐる教義、厳格なドグマの不在と人格<神>の不在、正義ではなく内面的平安を重視すること、等々ーを入れざるをえなかったのは、なんら不思議なことではない。 ・・・スラヴォイ・ジジェク著『操り人形と小人 キリスト教の倒錯的な核』青土社p49-50より

以下、市川白弦著「仏教者の戦争責任」春秋社1970年より引用

歴史的世界の悪を傍観して自己の清潔を守る宗教者の「徳」を、D・ボンヘッファーは宗教者の「敬虔なる怠慢」とよんでいる(森野善右衛門訳『現代キリスト教倫理』二六四頁)p4

西欧では宗教の名による戦争がしばしばおこなわれたが、仏教のばあいは決してそうではなかった、というたぐいのことばを、明治以後に生まれた仏教者、「破邪」「折伏」などの論理を「聖戦」に奉仕させたわれわれ仏教者は、つつしみたいと思う。中国を侵略した仏教は、もともと中国から学んだものであった。p20

45回目の誕生日に

45回目の誕生日に、カズオ・イシグロ氏の『日の名残り The Remains of the Day』(ブッカー賞受賞作)を読みながら、次のような気づきが与えられた。執事を主人公とする小説を、最初あまり読みたいとは思わなかった理由。それは、やはり自分が「執事」ではなく「主人」になりたいと願っていたからではないか。
日の名残り
読み進めていくうちに、次のような文章に出会った。

「お考えください。私はダーリントン卿にお仕えしたことで、この世界という車輪の中心に、夢想もしなかったほど近づくことができたのです。私は三十五年の歳月をダーリントン卿に捧げました。そしてその三十五年間、私こそ真の「名家に雇われて」いた執事だと申し上げてよかろうと存じます。これまでの執事人生を振り返るたびに、あの歳月にダーリントン卿のもとで成し遂げた諸々のことが、私に最も大きな満足感を与えてくれます。卿にお仕えできたことを私は誇りに思い、卿に対しては、私をお使いくださったことへの感謝しかありません。」カズオ・イシグロ著『日の名残り』p182より

この世界という車輪の中心で、最高の主人に仕えることが許された執事、それがキリスト者ではないだろうか。
私は、二十歳の時に主イエスにお出会いし、あれから二十五年間、主イエス・キリストとともに生きてきた。
上記の表現を拝借して、私は今の気持ちを次のように告白したい。
「お考えください。私は主イエスにお仕えしたことで、この世界という車輪の中心に、夢想もしなかったほど近づくことができているのです。私は二十五年の歳月を主イエスに捧げました。そしてその二十五年間、私こそ真の「名家に雇われて」いた執事だと申し上げてよかろうと存じます。これまでのキリスト者人生を振り返るたびに、あの歳月に主イエスのもとで成し遂げた諸々のことが、私に最も大きな満足感を与えてくれます。主にお仕えできたことを私は誇りに思い、主イエス様に対しては、私をお使いくださったことへの感謝しかありません。」
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墓掘り人の手記 by オズ・ギネスより

#墓掘り人の手記(by オズ・ギネス)より
##作戦4 教会をプライベート動物園化する
###所見:これはキリスト教会の福音宣教に対する最も効果的な迎撃方法だと思われる。
###作戦内容:教会(一人一人のキリスト者)を完全にパブリックから切り離し、孤立したプライベート空間に留まらせ、全世界の祝福の基としての使命を放棄させる。
###プライベートとバブリックの断絶化・断片化
教会と世界、キリスト者と社会、個人生活と公同生活の間にグランドキャニオンのような深い谷間を!
家族の縮小化 最小単位の核家族へ
家族の個人主義 社会貢献よりも個人の人生の充実を追い求める
家族の非生産化 熱望よりもただなんとなく過ごし、生産よりも消費志向
今最もモダンな人々は、リアルな自分でいれる孤島としてのプライベート空間を体験している?リアルな世界に生活していないリアルな自分?
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草食系男子から植物男子へのシフトという危機

少し前まで「草食系男子」と「肉食系女子」という表現がなされていましたが、最近は「植物男子」とか「植物系男子」という新語が用いられるほど事態は深刻化しているようです。以下の2冊はその原因と考えられる「環境ホルモン」に関する本です。放射能も未来を脅かすものですが、環境ホルモン汚染もレベル7ぐらいまで来ているかもしれません。

その1:メス化する自然 環境ホルモン汚染の恐怖
    デボラ・キャドバリー著、集英社(1998年)

この本はそのタイトルにあるように、環境ホルモンによって汚染され、地球規模でメス化している自然の危機を訴えている。

環境ホルモンとは、環境中に存在していて女性ホルモン(エストロゲン)と同じ働きをする合成化学物質のことである。環境ホルモンの正式な名称は「内分泌かく乱物質」であり、生物のホルモンシステムをかく乱する。

人間はもちろん、あらゆる生物は、胎児期に環境ホルモンにさらされると、生殖健康(Reproductive Health)に致命的なダメージを受ける。

メスに性転換していく魚、メス同士で巣を作るカモメ、生殖不能になったオスのワニやヒョウ、人間の精子数の激減や子宮内膜症の増加、新生児の性器異常などが世界各国から報告されている・・・。

合成エストロゲンのDESやピル、工業用科学物質のビスフェノールA、殺虫剤のDDTやDDE、PCBやダイオキシン類などなど。本書が書かれた時点で、70種類をこえる化学物質が環境ホルモンとして挙げられている。

科学技術や現代医学に対する警鐘を鳴らしている本書は、進化論の立場ではあるが必見である。

その2:奪われし未来 増補改訂版
シーア・コルボーン、ダイアン・ダマノスキ、
ジョン・ピーターソン・マイヤーズ共著、翔泳社(2001年)

「環境ホルモン」すべてはこの1冊から始まった。子どもの減少や精神異常による人類の退化、化学物質による地球汚染の恐ろしさを具体的に予言した本書は、20世紀の名著と言える。ー柳澤桂子

1926年、R・カーソンは「沈黙の春」のなかで「私たちは母の胎内に宿ったそのその時から化学物質の呪縛のもとにある」と言っている。本書はまさにその呪縛を実証したのだ。ー上遠恵子

平均男性の精子数が50年で半減していたなど、衝撃的事実が推理小説の筆致で語られる。21世紀への最大の警告の書。ー大内照之

スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則

アップルのスティーブ・ジョブズがティム・クックさんに素晴らしい形でバトンタッチしたことを覚えて、本屋で立ち読みして買って来ました!ぜひお勧めの本です!

礼拝メッセージ「実はあなたは死んでいる」

礼拝メッセージ「実はあなたは死んでいる」(クリックで聴けます)

聖書箇所:ヨハネの黙示録3章1−6節

「わたしは、あなたの行いを知っている。あなたは、生きているとされているが、実は死んでいる。目をさましなさい。そして死にかけているほかの人たちを力づけなさい。わたしは、あなたの行いが、わたしの神の御前に全うされたとは見ていない。黙示録3章1-2節

「あなたは、生きているとされているが、実は死んでいる」という主イエスのみことばを心に留めながら、ルカ福音書15章に登場する、あの放蕩息子のお兄さんのことを、思い浮かべてみましょう。

人間的に見れば、お兄さんは家出するわけでもなく、父親に逆らうわけでもなく、毎日黙々と働く立派な息子さんでした。けれども、神の瞳に映ったお兄さんは、まさに「生きているとされているが、実は死んでいる」人でした。

死んでいなくて本当に生きているお兄さんならば、主イエスのように、父に向かって次のように言ったことでしょう。

「お父さん、弟は本当に愚かでした。今ではちゃんとした生活もままならない状態でしょう。でも、僕はあの子を探し出して、家に連れて帰ります。そのために、たぶん、僕の財産も使い果たしてしまうかもしれません。それでもいい。この家族に僕の弟を連れ戻しに行ってきます。」
(ティモシー・ケラー著『「放蕩」する神』より)

Footprints足跡

Footprints足跡

Footprints

One night I dreamed a dream.
I was walking along the beach with my Lord.
Across the dark sky flashed scenes from my life.
For each scene, I noticed two sets of footprints in the sand,
one belonging to me
and one to my Lord.

When the last scene of my life shot before me
I looked back at the footprints in the sand.
There was only one set of footprints.
I realized that this was at the lowest
and saddest times of my life.
This always bothered me
and I questioned the Lord
about my dilemma.

“Lord, you told me when I decided to follow You,
You would walk and talk with me all the way.
But I’m aware that during the most troublesome
times of my life there is only one set of footprints.
I just don’t understand why, when I needed You most,
You leave me.”

He whispered, “My precious child,
I love you and will never leave you
never, ever, during your trials and testings.
When you saw only one set of footprints
it was then that I carried you.”

by Margaret Fishback Powers