聖書箇所:使徒の働き21章1-16節
するとパウロは、「あなたがたは、泣いたり、私の心をくじいたりして、いったい何をしているのですか。私は、主イエスの御名のためなら、エルサレムで縛られることばかりでなく、死ぬことさえも覚悟しています。使徒21章13節
使徒パウロはミレトでの告別説教を終えた後、船に乗り込み、エルサレムに向かって旅立ちました。
旅の途中、各地に立ち寄る度に、御霊に示された弟子たちや預言者が、パウロにエルサレムに上らないようにと忠告しました。
最後には旅の同伴者であったルカたちも、土地の人たちと共に、エルサレムには上らないようにとパウロに頼みました。
その時パウロがルカたちに語った言葉が、上記のみことばです。
パウロは主イエスの御名のためなら、エルサレムで縛られることばかりでなく、死ぬことさえも覚悟していたのでした。
パウロの姿は、なわめと苦しみが待つエルサレムに上っていかれた主イエスの姿と重なってきます。
主イエスは、私たちを救うために天から地上に降りて来られ、最後の晩餐(聖餐)を経て十字架の死に至るエルサレムに、死を覚悟して上っていかれたのでした。